昆虫

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'''昆虫'''/''Insect''は、[[クリーチャー・タイプ]]の1つ。[[蜘蛛|クモ]]、[[蠍|サソリ]]、[[ヒル]]など個別のクリーチャー・タイプを持つものを除いた俗に言う「ムシ」全般の[[クリーチャー]]がこのクリーチャー・タイプを持つ。また、昆虫の特徴を持った一部の知的種族([[ナントゥーコ/Nantuko]]や[[クロール/Kraul]])も属する。本来の意味での昆虫に含まれないもの(ムカデなど)も少なくない。
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'''昆虫'''/''Insect''は、[[クリーチャー・タイプ]]の1つ。現実世界での「昆虫」を含む節足動物に似ている[[クリーチャー]]がこのクリーチャー・タイプを持つ。また、[[ナントゥーコ/Nantuko]]や[[クロール/Kraul]]のように知的種族も含む。
  
 
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初出は[[アイスエイジ・ブロック]]。この頃は[[蟻]]、[[殺人蜂/Killer Bees|蜂]]、[[カマキリ]]、[[沼地の蚊/Swamp Mosquito|蚊]]、[[翠玉トンボ/Emerald Dragonfly|トンボ]]、[[大群]]、[[大イモムシ/Giant Caterpillar|イモムシ]]など多様なタイプが存在していたが、[[テンペスト・ブロック]]の頃から蜘蛛以外は昆虫に纏められるようになっていった。[[再録]]などの機会で旧いカードは昆虫に改訂されていき、[[クリーチャー・タイプ #ローウィン時の大再編|クリーチャー・タイプ大再編]]で完全に統合された。[[オデッセイ・ブロック]]と[[オンスロート・ブロック]]ではナントゥーコとして数を増やした。その後も注目される事は少ないが着実に数を増やしている。
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初出は[[アイスエイジ・ブロック]]。この頃は[[蟻]]、[[殺人蜂/Killer Bees|蜂]]、[[カマキリ]]、[[沼地の蚊/Swamp Mosquito|蚊]]、[[翠玉トンボ/Emerald Dragonfly|トンボ]]、[[大群]]、[[大イモムシ/Giant Caterpillar|イモムシ]]など多様なタイプが存在していたが、[[テンペスト・ブロック]]の頃からムシっぽいものはほとんど昆虫に纏められるようになっていった。[[再録]]などの機会で旧いカードは昆虫に改訂されていき、[[クリーチャー・タイプ #ローウィン時の大再編|クリーチャー・タイプ大再編]]で完全に統合された。[[オデッセイ・ブロック]]と[[オンスロート・ブロック]]ではナントゥーコとして数を増やした。[[ラヴニカ・ブロック]]および[[ラヴニカへの回帰ブロック]]では[[ゴルガリ団/The Golgari|ゴルガリ]]や[[グルール一族/The Gruul Clans|グルール]]に多い。他にも多くの[[次元/Plane]]に生息しており、地味ながら着実に数を増やしている。
  
全色に存在するが、[[緑]]に圧倒的に多く、次いで[[黒]]、[[赤]]の順に多い。[[無色]][[アーティファクト・クリーチャー]]にも存在する。
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全色に存在するが、[[緑]]に圧倒的に多く、次いで[[黒]]、[[赤]]の順に多い。[[無色]]、無色の[[アーティファクト・クリーチャー]]にも存在する。雑多な種が入り混じったタイプであり、[[小型クリーチャー|小型]]から[[大型クリーチャー|大型]]までとにかく幅広く、共通の特徴と呼べるものは少ない。[[飛行]]を持つものや、昆虫・[[トークン]]を生むものが比較的目立つ。
  
雑多な種が入り混じったタイプなので、共通して持つ能力は少ない。[[飛行]]を持つものや、昆虫・[[トークン]]を生むものが比較的目立つ。
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[[タイプ的カード]]は、[[ネズミ]]・[[蜘蛛]]・[[リス]]と兼用の[[群がりの庭/Swarmyard]]と、[[邪魔者]]・[[コウモリ]]・[[蛇]]・[[蜘蛛]]と兼用の[[厄介な害獣、ブレックス/Blex, Vexing Pest]]がある。純粋に昆虫専用のものとしては[[飢餓の潮流、グリスト/Grist, the Hunger Tide]]や[[這い回る大群王、ザスク/Zask, Skittering Swarmlord]]が存在する。
  
[[部族カード]]は、[[ネズミ]][[蜘蛛]][[リス]]と兼用で[[群がりの庭/Swarmyard]]が存在する。
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昆虫・トークンを[[生成]]するカードは多く、その性能も種類が豊富である(→[[トークン一覧]])。オンスロート・ブロックや[[ミラディン・ブロック]]では、共通して緑の1/1のトークンである(後に[[オラクル]]が変更されて昆虫となった[[針金バエの巣/Wirefly Hive]]を除く)。[[ミラディンの傷跡ブロック]]では、緑の1/1で[[感染]]を持ったトークンが出る。
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*[[蜂の巣/The Hive|ワスプ/Wasp]]、[[大イモムシ/Giant Caterpillar|蝶/Butterfly]]、[[スズメバチ砲/Hornet Cannon|スズメバチ/Hornet]]、[[針金バエの巣/Wirefly Hive|針金バエ/Wirefly]]と固有の[[名前]]を持つトークンを出すカードがある。これらは旧い[[テキスト]]では独自のクリーチャー・タイプだった名残である。
  
昆虫・トークンを出すカードは多く、その性能も種類が豊富である(→[[トークン一覧]])。オンスロート・ブロックや[[ミラディン・ブロック]]では、共通して緑の1/1のトークンである(後に[[オラクル]]が変更されて昆虫となった[[針金バエの巣/Wirefly Hive]]を除く)。[[ミラディンの傷跡ブロック]]では、緑の1/1で[[感染]]を持ったトークンが出る。
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[[伝説の]]昆虫は[[ダスクモーン:戦慄の館]]現在、13枚存在する([http://whisper.wisdom-guild.net/search.php?supertype%5B%5D=legendary&subtype%5B%5D=Insect 「伝説の(Legendary)・昆虫(Insect)」でWHISPER検索]]<ref group="注釈">Whisperデータベース未登録により、検索結果には[[Amzu, Swarm's Hunger]]が表示されません。</ref>)が、[[戦場]]以外で伝説の昆虫クリーチャーになる[[飢餓の潮流、グリスト/Grist, the Hunger Tide]]も存在する。
*[[蜂の巣/The Hive|ワスプ/Wasp]]、[[大イモムシ/Giant Caterpillar|蝶/Butterfly]]、[[スズメバチ砲/Hornet Cannon|スズメバチ/Hornet]][[針金バエの巣/Wirefly Hive|針金バエ/Wirefly]]と固有の[[名前]]を持つトークンを出すカードがある。これらは旧いテキストでは独自のクリーチャー・タイプだった名残である。
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[[伝説の]]昆虫は[[統率者2015]]現在、[[ジラ・エリアン/Xira Arien]]、[[ナントゥーコの最長老スリス/Thriss, Nantuko Primus]]、[[クロールの死の僧侶、マジレク/Mazirek, Kraul Death Priest]]の3体。
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*昆虫に変化する・変化させるカードは、[[ナントゥーコの僧院/Nantuko Monastery]][[ゴルガリの魔鍵/Golgari Keyrune]][[ダークスティールの突然変異/Darksteel Mutation]]、[[猛り狂う成長/Rampaging Growth]]、[[不穏な火道/Restless Vents]]がある。
 
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*英語の "insect" は広義には昆虫に限らない虫全般を指すため、[[食百足/Vorapede|ムカデ]]、[[頑丈なダンゴムシ/Durable Coilbug|ダンゴムシ]]等の生物学的には昆虫に含まれないものも含まれる。
*昆虫に変化する・変化させるカードは、[[ナントゥーコの僧院/Nantuko Monastery]]、[[ゴルガリの魔鍵/Golgari Keyrune]]、[[ダークスティールの突然変異/Darksteel Mutation]]がある。
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**[[蜘蛛]]、[[]]、[[ヒル]]など、昆虫に統合されずに個別のクリーチャー・タイプを持つものもいる。
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*[[蟲]]とは別のクリーチャー・タイプである。
 
*[[トーナメント]]で活躍した昆虫は[[ワイアウッドの共生虫/Wirewood Symbiote]]、[[巨大ヒヨケムシ/Giant Solifuge]]、[[秘密を掘り下げる者/Delver of Secrets|昆虫の逸脱者/Insectile Aberration]]などが有名。
 
*[[トーナメント]]で活躍した昆虫は[[ワイアウッドの共生虫/Wirewood Symbiote]]、[[巨大ヒヨケムシ/Giant Solifuge]]、[[秘密を掘り下げる者/Delver of Secrets|昆虫の逸脱者/Insectile Aberration]]などが有名。
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*「野生生物」というフレイバー面では緑がもっともふさわしいが、一部の特徴(特にハチの[[飛行]])がシステム面では緑の[[色の役割]]に反するというジレンマを抱えたタイプでもある。
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**[[Mark Rosewater]]はハチが[[Wikipedia:ja:社会性昆虫|社会性昆虫]]である点などから、有毒でないなら[[白]]で扱うべきだと考えているようだ<ref>[https://magic.wizards.com/en/news/making-magic/card-duty-part-1-2014-07-07 Card Duty, Part 1]/[https://mtg-jp.com/reading/mm/0010805/ カードの義務 その1](Making Magic [[2014年]]7月7日 Mark Rosewater著)</ref>。
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*背景設定上、昆虫である[[プレインズウォーカー/Planeswalker]]として、[[グリスト/Grist]]が存在する。
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==脚注==
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===注釈===
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<references group="注釈"/>
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===出典===
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<references/>
  
 
==参考==
 
==参考==
 
*{{WHISPER検索/サブタイプ|Insect|昆虫(Insect)}}
 
*{{WHISPER検索/サブタイプ|Insect|昆虫(Insect)}}
*{{WHISPER検索/カードテキスト|Insect|昆虫(Insect)}}
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*{{WHISPER検索/カードテキスト|{Insect}|昆虫(Insect)}}
 
*[[クリーチャー・タイプ解説]]
 
*[[クリーチャー・タイプ解説]]
 
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[[Category:クリーチャー・タイプ|こんちゆう]]
 
[[Category:クリーチャー・タイプ|こんちゆう]]

2024年9月26日 (木) 11:39時点における最新版

昆虫/Insectは、クリーチャー・タイプの1つ。現実世界での「昆虫」を含む節足動物に似ているクリーチャーがこのクリーチャー・タイプを持つ。また、ナントゥーコ/Nantukoクロール/Kraulのように知的種族も含む。


Endless Cockroaches / 無数のゴキブリ (1)(黒)(黒)
クリーチャー — 昆虫(Insect)

無数のゴキブリが死亡したとき、それをオーナーの手札に戻す。

1/1


Xantid Swarm / ザンティッドの大群 (緑)
クリーチャー — 昆虫(Insect)

飛行
ザンティッドの大群が攻撃するたび、防御プレイヤーはこのターン呪文を唱えられない。

0/1


Mazirek, Kraul Death Priest / クロールの死の僧侶、マジレク (3)(黒)(緑)
伝説のクリーチャー — 昆虫(Insect) シャーマン(Shaman)

飛行
プレイヤーが他のパーマネントを1つ生け贄に捧げるたび、あなたがコントロールする各クリーチャーの上にそれぞれ+1/+1カウンターを1個置く。

2/2

初出はアイスエイジ・ブロック。この頃はカマキリトンボ大群イモムシなど多様なタイプが存在していたが、テンペスト・ブロックの頃からムシっぽいものはほとんど昆虫に纏められるようになっていった。再録などの機会で旧いカードは昆虫に改訂されていき、クリーチャー・タイプ大再編で完全に統合された。オデッセイ・ブロックオンスロート・ブロックではナントゥーコとして数を増やした。ラヴニカ・ブロックおよびラヴニカへの回帰ブロックではゴルガリグルールに多い。他にも多くの次元/Planeに生息しており、地味ながら着実に数を増やしている。

全色に存在するが、に圧倒的に多く、次いでの順に多い。無色、無色のアーティファクト・クリーチャーにも存在する。雑多な種が入り混じったタイプであり、小型から大型までとにかく幅広く、共通の特徴と呼べるものは少ない。飛行を持つものや、昆虫・トークンを生むものが比較的目立つ。

タイプ的カードは、ネズミ蜘蛛リスと兼用の群がりの庭/Swarmyardと、邪魔者コウモリ蜘蛛と兼用の厄介な害獣、ブレックス/Blex, Vexing Pestがある。純粋に昆虫専用のものとしては飢餓の潮流、グリスト/Grist, the Hunger Tide這い回る大群王、ザスク/Zask, Skittering Swarmlordが存在する。

昆虫・トークンを生成するカードは多く、その性能も種類が豊富である(→トークン一覧)。オンスロート・ブロックやミラディン・ブロックでは、共通して緑の1/1のトークンである(後にオラクルが変更されて昆虫となった針金バエの巣/Wirefly Hiveを除く)。ミラディンの傷跡ブロックでは、緑の1/1で感染を持ったトークンが出る。

伝説の昆虫はダスクモーン:戦慄の館現在、13枚存在する(「伝説の(Legendary)・昆虫(Insect)」でWHISPER検索][注釈 1])が、戦場以外で伝説の昆虫クリーチャーになる飢餓の潮流、グリスト/Grist, the Hunger Tideも存在する。

[編集] 脚注

[編集] 注釈

  1. Whisperデータベース未登録により、検索結果にはAmzu, Swarm's Hungerが表示されません。

[編集] 出典

  1. Card Duty, Part 1/カードの義務 その1(Making Magic 2014年7月7日 Mark Rosewater著)

[編集] 参考

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