時間の熟達/Temporal Mastery

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[[青]]の[[奇跡]]は[[Time Walk]]。[[マナ・コスト]]がかなり[[重い|重く]]、[[時間のねじれ/Time Warp]]よりも2[[マナ]]も重い。[[生撃ち]]はそうそうできるものではなく、奇跡で使うことを前提に採用することになるだろう。
 
[[青]]の[[奇跡]]は[[Time Walk]]。[[マナ・コスト]]がかなり[[重い|重く]]、[[時間のねじれ/Time Warp]]よりも2[[マナ]]も重い。[[生撃ち]]はそうそうできるものではなく、奇跡で使うことを前提に採用することになるだろう。
  
奇跡で使えばTime Walkそのものであり、その強さは言わずもがな。序盤に使ったとしても、追加[[ターン]]で「[[ドロー・ステップ]]+[[メイン・フェイズ]]に[[土地]]を[[プレイ]]」ぐらいはできるので、[[探検/Explore]]のように[[展開]]を加速する役に立つ。潤沢な[[マナ]]や十分な数の[[クリーチャー]]がそろった中盤以降なら、得られる[[アドバンテージ]]は計り知れない。[[プレインズウォーカー (カード・タイプ)|プレインズウォーカー]]を[[コントロール (ルール用語)|コントロール]]しているなら[[忠誠度能力]]を使う回数を増やせるため更なる効果が期待できる。
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奇跡で使えばTime Walkそのものであり、その強さは言わずもがな。序盤に使ったとしても、[[追加のターン|追加ターン]]で「[[ドロー・ステップ]]+[[メイン・フェイズ]]に[[土地]]を[[プレイ]]」ぐらいはできるので、[[探検/Explore]]のように[[展開]]を加速する役に立つ。潤沢な[[マナ]]や十分な数の[[クリーチャー]]がそろった中盤以降なら、得られる[[アドバンテージ]]も大きくなる。[[プレインズウォーカー]]を[[コントロール]]しているなら[[忠誠度能力]]を使う回数を増やせるため、更なる効果が期待できる。
  
奇跡を満たせるかどうかが問題なので、[[]]お得意の[[ライブラリー操作]]と組み合わせたい。[[追放]]がついているため使いまわす[[コンボ]]こそできないものの、1回使うだけでも十分に強力である。
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ただし逆に言えば、そのように十分に[[戦場]]の状況を整えておかなければ真価を発揮できないため、[[展開]]を進めつつ最適のタイミングで奇跡を満たせるようお膳立てしてやる必要がある、手間がかかるカードである。「偶然[[トップデッキ]]したときに適当に使えばよい」というスタンスで採用することもできるが、そういう使い方ならば単独で一定の[[効果]]を発揮する他の奇跡のほうが有用なことが多い。
  
[[スタンダード]]では有力なライブラリー操作カードが[[思案/Ponder]]程度しかなく、[[基本セット2012]]の退場でそれすら失ってしまったため安定性に欠ける。下手な[[呪文]]とコンボを狙っても、マナや[[カード・アドバンテージ]]の面でさほど得しないので、運任せで[[トップデッキ]]に賭けた方が総合的に効率がよく、安定する場合が多い。[[対戦相手]]のターンにも奇跡を狙えるように[[インスタント・タイミング]]で使える[[引く|ドロー]]手段を、手札に来てしまった場合にディスアドバンテージにならないように手札交換カードを、それぞれ用意することでより使いやすくなるだろう(奇跡呪文全般に言える事だが)。
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[[スタンダード]]当時は有力な[[ライブラリー操作]]カードに恵まれず、かつ高速[[環境]]についていけなかったため、使われなかった。[[レガシー]]などでは[[精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor]]などのライブラリー操作手段が利用できるため[[コントロールデッキ|ヘビーコントロール]]に採用されることがあるが、同じ奇跡で使う前提であればより直接的な[[コントロール (俗語)|コントロール]]が可能な[[終末/Terminus]][[フィニッシャー]]となる[[天使への願い/Entreat the Angels]]などが優先されるため、このカードを投入する[[スロット]]が残っていないことが多い([[青白奇跡コントロール#レガシー|青白奇跡コントロール]])。[[追加のターン|追加ターン]][[呪文]]としての性能は十分以上に高いため、[[エターナルブルー#モダン|エターナルブルー]]や[[統率者戦]]などではよく使われる。
  
[[カードプール]]が広くなるほど有力な相方は多くなるのだが、安定性を欠いてまでこのカードを投入するよりも相手の脅威を直接排除するカードや直接勝ちに繋がるカードへアクセスした方が有用になってくる。さらに、「追加ターンを得るために[[テンポ]]ロスしてしまい、普通より展開が遅れた」という本末転倒な結果になってしまう事も少なくないため、採用される事は少ない。しかも[[]]を使えるのであれば「[[終末/Terminus|相手の脅威を直接排除するカード]]」も「[[天使への願い/Entreat the Angels|直接勝ちに繋がるカード]]」も同じ奇跡カードとして存在するので、[[レガシー]][[青白奇跡コントロール#レガシー|青白奇跡コントロール]]ではそれらのみが採用されるのが現状である。
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一方[[リミテッド]]ではどんなタイミングで使っても十分な[[アドバンテージ]]が期待できるため便利な[[カード]]。序盤に[[探検/Explore]]のように[[展開]]を加速できるだけでもありがたいし、クリーチャーが並んだ終盤は[[連続突撃/Relentless Assault]]として[[エンドカード]]にもなる。生撃ちも([[構築]]に比べれば)現実的にはなるが、[[アヴァシンの帰還]]のリミテッドは高速[[環境]]であるため意識して時間稼ぎをしないと届かない重さであることは変わりなく、やはり奇跡での利用が前提となるだろう。
  
*[[公式ハンドブック/イニストラードブロック#アヴァシンの帰還公式ハンドブック|公式ハンドブック]]において[[真木孝一郎]]は「思案が入ってるデッキにはどれにも入るんじゃないか」と予測していたが、当時採用されたのは[[ブロック構築]][[青白奇跡コントロール#イニストラード・ブロック構築|青白奇跡コントロール]]およびその派生デッキ程度であった(しかもライブラリー操作なしのトップデッキ期待)。[[ミラディンの傷跡ブロック]]+[[イニストラード・ブロック]]のスタンダードは[[Delver-Blade]]を筆頭とする超高速[[ビートダウン (デッキ)|ビートダウン]]が支配的な[[環境]]だった故に[[コントロール (デッキ)|コントロールデッキ]]が活躍できず、その後のイニストラード・ブロック+[[ラヴニカへの回帰ブロック]]ではライブラリーを操作出来ない環境なのが向かい風だった。せめて[[占術]]がある[[基本セット2011]][[テーロス・ブロック]]環境と共存していたら…とは思わせる。
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*効果に自身の[[追放]]が含まれており、使いまわす[[コンボ]]ができないようになっている。
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**[[Timetwister]]の亜種では以前からよくある措置であるが、Time Walkの亜種ではこれが初。
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*[[公式ハンドブック/イニストラードブロック#アヴァシンの帰還公式ハンドブック|公式ハンドブック]]において[[真木孝一郎]]は「[[思案/Ponder]]が入ってるデッキにはどれにも入るんじゃないか」と予測していたが、当時採用されたのは思案の使えない[[イニストラード・ブロック構築]]での[[青白奇跡コントロール#イニストラード・ブロック構築|青白奇跡コントロール]]およびその派生デッキ程度であった。一般プレイヤーからも[[トップレア]]候補と目され事前の評価は非常に高かったが、実際に運用されるようになって大きく評価を落としたカードである。
  
 
==関連カード==
 
==関連カード==
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==参考==
 
==参考==
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*[[ターン・フェイズ・ステップを追加するカード]]
 
*[[カード個別評価:アヴァシンの帰還]] - [[神話レア]]
 
*[[カード個別評価:アヴァシンの帰還]] - [[神話レア]]
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*[[カード個別評価:モダンマスターズ2017]] - [[神話レア]]

2024年1月22日 (月) 22:21時点における最新版


Temporal Mastery / 時間の熟達 (5)(青)(青)
ソーサリー

このターンの後に追加の1ターンを行う。時間の熟達を追放する。
奇跡(1)(青)(あなたがこのカードを引いたとき、これがこのターンに最初に引いたカードだった場合、あなたはこれの奇跡コストを支払うことでこれを唱えてもよい。)


奇跡Time Walkマナ・コストがかなり重く時間のねじれ/Time Warpよりも2マナも重い。生撃ちはそうそうできるものではなく、奇跡で使うことを前提に採用することになるだろう。

奇跡で使えばTime Walkそのものであり、その強さは言わずもがな。序盤に使ったとしても、追加ターンで「ドロー・ステップメイン・フェイズ土地プレイ」ぐらいはできるので、探検/Exploreのように展開を加速する役に立つ。潤沢なマナや十分な数のクリーチャーがそろった中盤以降なら、得られるアドバンテージも大きくなる。プレインズウォーカーコントロールしているなら忠誠度能力を使う回数を増やせるため、更なる効果が期待できる。

ただし逆に言えば、そのように十分に戦場の状況を整えておかなければ真価を発揮できないため、展開を進めつつ最適のタイミングで奇跡を満たせるようお膳立てしてやる必要がある、手間がかかるカードである。「偶然トップデッキしたときに適当に使えばよい」というスタンスで採用することもできるが、そういう使い方ならば単独で一定の効果を発揮する他の奇跡のほうが有用なことが多い。

スタンダード当時は有力なライブラリー操作カードに恵まれず、かつ高速環境についていけなかったため、使われなかった。レガシーなどでは精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptorなどのライブラリー操作手段が利用できるためヘビーコントロールに採用されることがあるが、同じ奇跡で使う前提であればより直接的なコントロールが可能な終末/Terminusフィニッシャーとなる天使への願い/Entreat the Angelsなどが優先されるため、このカードを投入するスロットが残っていないことが多い(青白奇跡コントロール)。追加ターン呪文としての性能は十分以上に高いため、エターナルブルー統率者戦などではよく使われる。

一方リミテッドではどんなタイミングで使っても十分なアドバンテージが期待できるため便利なカード。序盤に探検/Exploreのように展開を加速できるだけでもありがたいし、クリーチャーが並んだ終盤は連続突撃/Relentless Assaultとしてエンドカードにもなる。生撃ちも(構築に比べれば)現実的にはなるが、アヴァシンの帰還のリミテッドは高速環境であるため意識して時間稼ぎをしないと届かない重さであることは変わりなく、やはり奇跡での利用が前提となるだろう。

[編集] 関連カード

[編集] サイクル

アヴァシンの帰還の、奇跡を持つ神話レア呪文サイクルに1枚ずつ存在する。

[編集] 参考

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