ジェイス・ベレレン/Jace Beleren (ストーリー)
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===精神操作魔法の神童=== | ===精神操作魔法の神童=== | ||
− | + | ジェイスは生まれついての精神感応者であり、それは人生の非常に早い時期から顕れては周囲を困惑させた。様々な経験を経てその能力は高まり、読心術・透視・念動力・テレパシーなどの生来の魔法だけでなく、幻想術や召喚術なども使用するようになる。コミックや小説などでは[[雲のスプライト/Cloud Sprite]]や様々な種類の[[ドレイク]]や[[スフィンクス]]を召喚している。 | |
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− | + | 他者の記憶を呼び出すことによってその技能を使用することができる。癒し手の魔法の記憶を使って傷を回復したり、熟練した剣士の記憶を使って一時的に剣術の達人となった描写がある。 | |
− | + | ジェイスの真の能力は精神操作術であり、その力は他者の精神を臨むままの形に変えてしまうことも、時には完全に破壊することも可能である。ただし、彼自身はその能力をあまり好んでおらず、出来れば使いたくないと考えていた。 | |
===無限連合/Infinite Consortium=== | ===無限連合/Infinite Consortium=== | ||
ラヴニカにおけるジェイスの立場は[[ニコル・ボーラス/Nicol Bolas (ストーリー)#Infinite_Consortium|無限連合]]として知られる陰謀団の実質的な支配者である。 | ラヴニカにおけるジェイスの立場は[[ニコル・ボーラス/Nicol Bolas (ストーリー)#Infinite_Consortium|無限連合]]として知られる陰謀団の実質的な支配者である。 | ||
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===ローウィン/Lorwynの夢=== | ===ローウィン/Lorwynの夢=== | ||
− | ジェイスの好奇心を満たす探求の旅の一つに、[[大オーロラ/Great Aurora]]が来る前の[[ローウィン/Lorwyn]]の住人たちの夢の研究の可能性が示唆されている。そこで彼は[[炎族/Flamekin]]の巡礼者[[アシュリング/Ashling]] | + | ジェイスの好奇心を満たす探求の旅の一つに、[[大オーロラ/Great Aurora]]が来る前の[[ローウィン/Lorwyn]]の住人たちの夢の研究の可能性が示唆されている。そこで彼は[[炎族/Flamekin]]の巡礼者[[アシュリング/Ashling]]の精神と遭遇したが、彼女は彼を認識することはなかった。 |
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ジェイス・ベレレンは知られてない[[次元/Plane]]の小さな集落に生まれたが、生来の魔法は彼の幼少期にとってはあまり良い方向には働かなかった。父親からも遠ざけられたジェイスはその地域の魔道師に弟子入りし、そこで様々な魔法と知識を習得した。 | ジェイス・ベレレンは知られてない[[次元/Plane]]の小さな集落に生まれたが、生来の魔法は彼の幼少期にとってはあまり良い方向には働かなかった。父親からも遠ざけられたジェイスはその地域の魔道師に弟子入りし、そこで様々な魔法と知識を習得した。 | ||
− | 修練の日々の中、偶発的にジェイスのプレインズウォーカーの灯は燈り、多元宇宙と[[久遠の闇/Blind Eternities]] | + | 修練の日々の中、偶発的にジェイスのプレインズウォーカーの灯は燈り、多元宇宙と[[久遠の闇/Blind Eternities]]を見出すこととなる。 |
===Agents of Artifice(1)=== | ===Agents of Artifice(1)=== | ||
− | ラヴニカで暮らすようになったジェイスはその能力を使って富裕者の秘密を探っては恐喝する日々を送っていた。その能力の非凡さをジェイス自身以上に理解していた[[テゼレット/Tezzeret ]]は彼を自らの野望の為の手駒として利用するために、無限連合に勧誘し、優秀な工作員となるべく様々な訓練を施す。 | + | ラヴニカで暮らすようになったジェイスはその能力を使って富裕者の秘密を探っては恐喝する日々を送っていた。その能力の非凡さをジェイス自身以上に理解していた[[テゼレット/Tezzeret]]は彼を自らの野望の為の手駒として利用するために、無限連合に勧誘し、優秀な工作員となるべく様々な訓練を施す。 |
===炎に注ぐ油/Fuel for the Fire=== | ===炎に注ぐ油/Fuel for the Fire=== | ||
− | ジェイスは[[ケファライ/Kephalai]]の星の聖域/The Sanctum of the Starsの僧院長/The Prelateに、盗まれた巻物の奪還と紅蓮術を操る異端者/The | + | ジェイスは[[ケファライ/Kephalai]]の星の聖域/The Sanctum of the Starsの僧院長/The Prelateに、盗まれた巻物の奪還と紅蓮術を操る異端者/The Miscreantの記憶から巻物に関する知識を全て消すことを依頼される。ジェイスはその異端者の思念を追って次元渡りし、[[レガサ/Regatha]]の[[チャンドラ・ナラー/Chandra Nalaar]]と対峙することとなる。その任務は遂行されたが、チャンドラは既に大量の巻物の複製を作成していた。 |
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ジェイスは無限連合ラヴニカ支部で、かつてチャンドラから奪った巻物の解読に取り組んでいた。 | ジェイスは無限連合ラヴニカ支部で、かつてチャンドラから奪った巻物の解読に取り組んでいた。 | ||
− | [[リリアナ・ヴェス/Liliana Vess]]によって呪われた[[野生語りのガラク/Garruk Wildspeaker]]に襲撃されるものの、なんとか落ち着きを取り戻させてリリアナの居場所を伝える。ガラクはその礼としてか、その巻物が[[ゼンディカー/Zendikar]] | + | [[リリアナ・ヴェス/Liliana Vess]]によって呪われた[[野生語りのガラク/Garruk Wildspeaker]]に襲撃されるものの、なんとか落ち着きを取り戻させてリリアナの居場所を伝える。ガラクはその礼としてか、その巻物が[[ゼンディカー/Zendikar]]の地図であることを教えた。 |
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− | 巻物の謎を解くためにゼンディカーに赴いたジェイスは道中で[[遺跡の賢者、アノワン/Anowon, the Ruin Sage |アノワン/Anowon]]に襲われるがそれを倒し、地図が示す場所まで案内させる。[[ウギン/Ugin#ウギンの目|ウギンの目/Eye of Ugin]]でチャンドラと[[サルカン・ヴォル/Sarkhan Vol (ストーリー)|サルカン・ヴォル/Sarkhan Vol]] | + | 巻物の謎を解くためにゼンディカーに赴いたジェイスは道中で[[遺跡の賢者、アノワン/Anowon, the Ruin Sage|アノワン/Anowon]]に襲われるがそれを倒し、地図が示す場所まで案内させる。[[ウギン/Ugin#ウギンの目|ウギンの目/Eye of Ugin]]でチャンドラと[[サルカン・ヴォル/Sarkhan Vol (ストーリー)|サルカン・ヴォル/Sarkhan Vol]]の戦闘に出くわす。ウギンの目に三人のプレインズウォーカーが揃ったことにより、エルドラージ/Eldraziが覚醒することとなる。 |
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− | + | サルカンの生存を確認したジェイスはこの世界に何が起こっているのかの情報を得るために[[ハリマー/Halimar]]の海門の[[マーフォーク]]の賢者/Sageに連絡を取り、そこまでアノワンに案内させようとするが、既にウギンの目の影響を受けていたアノワンは聞く耳を持たなかった。海門の賢者からウギンの目やエルドラージのことを聞き、更に情報を集めるために一旦ラヴニカに帰還した。 | |
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*[http://www.wizards.com/magic/magazine/article.aspx?x=mtg/daily/stf/74 Consortium Report: "The Incident at the Eye."](公式サイト) | *[http://www.wizards.com/magic/magazine/article.aspx?x=mtg/daily/stf/74 Consortium Report: "The Incident at the Eye."](公式サイト) | ||
*[[Test of Metal]](小説) | *[[Test of Metal]](小説) | ||
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2011年1月30日 (日) 13:14時点における版
ジェイス・ベレレン/Jace Belerenはアラーラの断片およびにエルドラージ覚醒のキャラクター。カードとしてはローウィンのジェイス・ベレレン/Jace Belerenが初出。
目次 |
解説
ラヴニカ/Ravnica在住の精神魔道師(mind mage)。人間男性のプレインズウォーカー/Planeswalker。イラスト
陰気な性格だが青の魔道師らしく非常に強い好奇心と知識欲を持ち、時にそれはジェイス自身を危機に陥らせることとなる。
精神操作魔法の神童
ジェイスは生まれついての精神感応者であり、それは人生の非常に早い時期から顕れては周囲を困惑させた。様々な経験を経てその能力は高まり、読心術・透視・念動力・テレパシーなどの生来の魔法だけでなく、幻想術や召喚術なども使用するようになる。コミックや小説などでは雲のスプライト/Cloud Spriteや様々な種類のドレイクやスフィンクスを召喚している。
他者の記憶を呼び出すことによってその技能を使用することができる。癒し手の魔法の記憶を使って傷を回復したり、熟練した剣士の記憶を使って一時的に剣術の達人となった描写がある。
ジェイスの真の能力は精神操作術であり、その力は他者の精神を臨むままの形に変えてしまうことも、時には完全に破壊することも可能である。ただし、彼自身はその能力をあまり好んでおらず、出来れば使いたくないと考えていた。
無限連合/Infinite Consortium
ラヴニカにおけるジェイスの立場は無限連合として知られる陰謀団の実質的な支配者である。
多元宇宙/Multiverseに跨る大組織としての連合は一度はジェイスの手によって解体されたが、ラヴニカ支部に残された他の工作員や職員たちにジェイスがリーダーシップをとって彼らを纏めることを期待され、不本意ながらもその役割を担っている。[1]
ローウィン/Lorwynの夢
ジェイスの好奇心を満たす探求の旅の一つに、大オーロラ/Great Auroraが来る前のローウィン/Lorwynの住人たちの夢の研究の可能性が示唆されている。そこで彼は炎族/Flamekinの巡礼者アシュリング/Ashlingの精神と遭遇したが、彼女は彼を認識することはなかった。
ただし、これは実際に起こった出来事かどうかは定かではない。[2]
経歴
覚醒前
ジェイス・ベレレンは知られてない次元/Planeの小さな集落に生まれたが、生来の魔法は彼の幼少期にとってはあまり良い方向には働かなかった。父親からも遠ざけられたジェイスはその地域の魔道師に弟子入りし、そこで様々な魔法と知識を習得した。
修練の日々の中、偶発的にジェイスのプレインズウォーカーの灯は燈り、多元宇宙と久遠の闇/Blind Eternitiesを見出すこととなる。
Agents of Artifice(1)
ラヴニカで暮らすようになったジェイスはその能力を使って富裕者の秘密を探っては恐喝する日々を送っていた。その能力の非凡さをジェイス自身以上に理解していたテゼレット/Tezzeretは彼を自らの野望の為の手駒として利用するために、無限連合に勧誘し、優秀な工作員となるべく様々な訓練を施す。
炎に注ぐ油/Fuel for the Fire
ジェイスはケファライ/Kephalaiの星の聖域/The Sanctum of the Starsの僧院長/The Prelateに、盗まれた巻物の奪還と紅蓮術を操る異端者/The Miscreantの記憶から巻物に関する知識を全て消すことを依頼される。ジェイスはその異端者の思念を追って次元渡りし、レガサ/Regathaのチャンドラ・ナラー/Chandra Nalaarと対峙することとなる。その任務は遂行されたが、チャンドラは既に大量の巻物の複製を作成していた。
Agents of Artifice(2)
エスカレートしていくテゼレットの要求と狂気はジェイスを不安と恐怖に陥れ、とある任務の失敗をきっかけに無限連合からの脱走を決意する。当初は非常にテゼレットを恐れていたジェイスだが、彼の友人であるというだけで親友や旧友たちがテゼレットの配下によって殺されていくのを見て、ついにテゼレットに闘いを挑む。
最終的に、ジェイスはテゼレットのエーテリウム/Etheriumの腕を切り落とし、その精神をほぼ完全に破壊した。
ヴェールの呪い/The Veil's Curse
ジェイスは無限連合ラヴニカ支部で、かつてチャンドラから奪った巻物の解読に取り組んでいた。
リリアナ・ヴェス/Liliana Vessによって呪われた野生語りのガラク/Garruk Wildspeakerに襲撃されるものの、なんとか落ち着きを取り戻させてリリアナの居場所を伝える。ガラクはその礼としてか、その巻物がゼンディカー/Zendikarの地図であることを教えた。
Awakenings
巻物の謎を解くためにゼンディカーに赴いたジェイスは道中でアノワン/Anowonに襲われるがそれを倒し、地図が示す場所まで案内させる。ウギンの目/Eye of Uginでチャンドラとサルカン・ヴォル/Sarkhan Volの戦闘に出くわす。ウギンの目に三人のプレインズウォーカーが揃ったことにより、エルドラージ/Eldraziが覚醒することとなる。
Enter the Eldrazi
サルカンの生存を確認したジェイスはこの世界に何が起こっているのかの情報を得るためにハリマー/Halimarの海門のマーフォークの賢者/Sageに連絡を取り、そこまでアノワンに案内させようとするが、既にウギンの目の影響を受けていたアノワンは聞く耳を持たなかった。海門の賢者からウギンの目やエルドラージのことを聞き、更に情報を集めるために一旦ラヴニカに帰還した。
登場
登場カード
フレイバー・テキストに登場
- ジェイスvsチャンドラ
- 対抗呪文/Counterspell
- 基本セット2010
- 集団意識/Hive Mind、幻影の召使い/Illusionary Servant、精神の制御/Mind Control、幻影の戦士/Phantom Warrior
- ゼンディカー
- 召喚士の破滅/Summoner's Bane
- ワールドウェイク
- 自然の要求/Nature's Claim、選り抜きの記憶/Selective Memory
- エルドラージ覚醒
- 解明/Lay Bare
- 基本セット2011
- チャンドラの憤慨/Chandra's Outrage、精神の制御/Mind Control
イラストに登場
- ジェイスvsチャンドラ
- 対抗呪文/Counterspell、嘘か真か/Fact or Fiction
- ワールドウェイク
- 選り抜きの記憶/Selective Memory
- エルドラージ覚醒
- 解明/Lay Bare
- 基本セット2011
- ジェイスの消去/Jace's Erasure、ジェイスの創意/Jace's Ingenuity
- プレイヤー褒賞プログラムプロモ
- 否認/Negate
登場作品・登場記事
- Planeswalkers Minisite: Jace
- Planeswalkers Unmasked(公式サイト)
- 製品情報:ローウィン(タカラトミー)
- Following a Dream(掌編)
- Agents of Artifice(小説)
- 炎に注ぐ油/Fuel for the Fire 第二部、第三部(コミック)
- The Purifying Fire(小説)
- ヴェールの呪い/The Veil's Curse 第二部、第三部(コミック)
- Awakenings 第一部、第三部
- Enter the Eldrazi 第一部
- Consortium Report: "The Incident at the Eye."(公式サイト)
- Test of Metal(小説)
脚注
- ↑ http://community.wizards.com/go/thread/view/75842/18888462/Webcomic_Update!?post_id=322054914#322054914
- ↑ http://www.wizards.com/default.asp?x=mtgcom/daily/db26