生体性軟泥/Biogenic Ooze
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− | + | [[リミテッド]]では出せればほぼ勝ちのボム。マナが伸びやすい・[[除去]]が少ないというリミテッド環境と、単体で能力が完結しているため[[トップデッキ]]勝負に強い性能が噛み合っている。 | |
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− | ウーズの大ファンである[[Mark Rosewater]]は、[[ギルド門侵犯]]でウーズの[[ロード (俗称)|ロード]] | + | ウーズの大ファンである[[Mark Rosewater]]は、[[ギルド門侵犯]]でウーズの[[ロード (俗称)|ロード]]を作らなかったことを強く後悔していた<ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/making-magic/say-when-2014-12-08 Say When]/[https://mtg-jp.com/reading/mm/0011702/ 「いつ」の話]([[Making Magic]] [[2014年]]12月8日 [[Mark Rosewater]]著)</ref>。[[シミック連合/The Simic Combine]]の存在する[[カード・セット|セット]]以上に、それに相応しい場所はないからだ。時が経って[[ラヴニカの献身]]の[[展望デザイン・チーム|展望デザイン]]を務めるに当たり、Markはウーズのロードを作り、さらに[[セット・デザイン・チーム|セット・デザイン]]のリードの[[Sam Stoddard]]に、そのままのデザインでなくてもよいので、ウーズのロードをなくさないでほしいと頼んだ。最終的に展望デザインが作ったロードは印刷に至らなかったものの、Samは約束を守り、生体性軟泥を作った<ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/making-magic/city-talk-2019-01-14 City Talk]/[https://mtg-jp.com/reading/mm/0031666/ 街語り](Making Magic [[2019年]]1月14日 Mark Rosewater著)</ref>。 |
*開発時の仮名は「Ooze, the Boss」<ref>[http://markrosewater.tumblr.com/post/181891080948/what-was-the-playtest-name-for-biogenic-ooze What was the playtest name for Biogenic Ooze?...]([[Blogatog]] 2019年1月10日)</ref>。アメリカのドラマ「[[Wikipedia:en:Who's the Boss?|Who's the Boss?]]」に掛けたシャレだろう。 | *開発時の仮名は「Ooze, the Boss」<ref>[http://markrosewater.tumblr.com/post/181891080948/what-was-the-playtest-name-for-biogenic-ooze What was the playtest name for Biogenic Ooze?...]([[Blogatog]] 2019年1月10日)</ref>。アメリカのドラマ「[[Wikipedia:en:Who's the Boss?|Who's the Boss?]]」に掛けたシャレだろう。 |
2024年7月19日 (金) 08:33時点における最新版
クリーチャー — ウーズ(Ooze)
生体性軟泥が戦場に出たとき、緑の2/2のウーズ(Ooze)・クリーチャー・トークンを1体生成する。
あなたの終了ステップの開始時に、あなたがコントロールしている各ウーズの上に+1/+1カウンターをそれぞれ1個置く。
(1)(緑)(緑)(緑):緑の2/2のウーズ・クリーチャー・トークンを1体生成する。
ついに登場したウーズのタイプ的カード。ウーズ・トークンを生成する2種類の能力と、自軍のウーズを毎ターン強化する能力を持つ。
その能力はロードに近いが、そもそも絶対数が少ないウーズでデッキを組むのは難しい。単独で維持してアドバンテージを稼ぐタイプと言える。なお、登場時のスタンダードに存在するウーズはこれを含めても3種のみ。
やや重いことは否めないが、ターンの終了時には3/3が2体と相応のコスト・パフォーマンスを発揮する。次のターン以降も成長を続ける上、2枚目のこれを出せばもはやオーバーキル感も漂うほどの勢力となるだろう。起動型能力は、色拘束は厳しいもののマナ効率はかなりよい。マナ・クリーチャーや荒野の再生/Wilderness Reclamationから余ったマナを注ぎ込む先としては好適である。
フィニッシャーとなる素質は十分にあるのだが、回避能力も除去耐性もなく、やや悠長なカードであることには注意が必要。轟音のクラリオン/Deafening Clarionや燃え立つ門/Gates Ablazeといった全体火力に弱い。ランプ戦略から繰り出すフィニッシャーとしては殺戮の暴君/Carnage Tyrantやハイドロイド混成体/Hydroid Krasisという超強力なライバルの存在が逆風だが、継続的にマナを消費できる点が買われてこちらが採用されることもある。
リミテッドでは出せればほぼ勝ちのボム。マナが伸びやすい・除去が少ないというリミテッド環境と、単体で能力が完結しているためトップデッキ勝負に強い性能が噛み合っている。
[編集] 開発秘話
ウーズの大ファンであるMark Rosewaterは、ギルド門侵犯でウーズのロードを作らなかったことを強く後悔していた[1]。シミック連合/The Simic Combineの存在するセット以上に、それに相応しい場所はないからだ。時が経ってラヴニカの献身の展望デザインを務めるに当たり、Markはウーズのロードを作り、さらにセット・デザインのリードのSam Stoddardに、そのままのデザインでなくてもよいので、ウーズのロードをなくさないでほしいと頼んだ。最終的に展望デザインが作ったロードは印刷に至らなかったものの、Samは約束を守り、生体性軟泥を作った[2]。
- 開発時の仮名は「Ooze, the Boss」[3]。アメリカのドラマ「Who's the Boss?」に掛けたシャレだろう。
[編集] 関連カード
[編集] サイクル
- 恩寵の天使/Angel of Grace
- 眩惑する水底種/Mesmerizing Benthid
- 騒乱の落とし子/Spawn of Mayhem
- スカルガンのヘルカイト/Skarrgan Hellkite
- 生体性軟泥/Biogenic Ooze
[編集] 脚注
- ↑ Say When/「いつ」の話(Making Magic 2014年12月8日 Mark Rosewater著)
- ↑ City Talk/街語り(Making Magic 2019年1月14日 Mark Rosewater著)
- ↑ What was the playtest name for Biogenic Ooze?...(Blogatog 2019年1月10日)