黒檀の馬/Ebony Horse

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[[攻撃]]した[[あなた|自]][[クリーチャー]]限定で、[[アンタップ]]と[[濃霧/Fog]]効果を起こす[[アーティファクト]]。
 
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この[[カード]]の狙いどころは、そのクリーチャーがあたかも[[戦闘]]しなかったようにすること。[[対象]]となったクリーチャーは、[[戦闘ダメージ]]は与えも受けもせずアンタップ状態となるため、見かけ上は「[[攻撃]]しなかった」のと同じ状態になるわけである。
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この[[カード]]の狙いどころは、そのクリーチャーがあたかも[[戦闘]]しなかったようにすること。[[対象]]となったクリーチャーは、[[戦闘ダメージ]]は与えも受けもせずアンタップ状態となるため、見かけ上は「[[攻撃]]しなかった」のと同じ状態になるわけである。ただし「[[攻撃クリーチャー]]である」という事実は消せないので、注意が必要。例えば、[[レンジストライク]]などの「攻撃クリーチャーを対象とする」というようなカードの対象にはなってしまう。
  
ただし「戦闘に参加した([[攻撃クリーチャー]])」という事実は消せないので、注意が必要。例えば、他の「攻撃クリーチャーを対象とする」というようなカードの対象にはなってしまう。
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間接的に、拮抗した[[戦場]]で相手の[[ブロック (ルール用語)|ブロック]]を悩ませる効果がある。多めに突撃して、ブロックされたクリーチャーをこれで戻して生き残らせることができるということ。[[寄せ餌/Lure]]持ちクリーチャーとこれがあると、毎回他のクリーチャーの攻撃は通し放題になる。ブロックされた後に使うことができるので、[[バジリスク能力]]などとの組み合わせもひどい。
 
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間接的に、拮抗した戦場で相手のブロックをしづらくする効果がある。多めに突撃して、ブロックされたやつをこれで戻して生き残らせることができるということ。
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*[[寄せ餌/Lure]]持ちクリーチャーとこれがあると、攻撃は通し放題になる。
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*ブロックされた後に使うことができるので、[[バジリスク能力]]などとの組み合わせもひどい。
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*[[第5版]]では「収録する枠が足りない」という理由で収録されなかった(Taming the Flames([[Duelist]]誌17号の記事))。
 
*[[第5版]]では「収録する枠が足りない」という理由で収録されなかった(Taming the Flames([[Duelist]]誌17号の記事))。
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*元ネタはそのまま千夜一夜物語の黒檀の馬で、生物ではなく人工物。作中では[[飛行]]能力を有するが、ゲーム上では[[空飛ぶ絨毯/Flying Carpet]]と被るためか、馬が乗り手ごと失踪する場面を表しているようだ。
  
 
==関連カード==
 
==関連カード==
 
同様の効果をもったバリエーションが、いくつか作られている。
 
同様の効果をもったバリエーションが、いくつか作られている。
*クリーチャー版は[[Elvish Scout]]。
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*[[イス卿の迷路/Maze of Ith]] - [[土地]]の[[起動型能力]]。[[対戦相手]]のクリーチャーも対象にできる。([[ザ・ダーク]])
*[[インスタント]]版が[[狐火/Foxfire]]。
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**土地である系統のものはそちらの項を、その他敵軍クリーチャーの無力化機能も兼ねる[[オーラ]]式のものは[[ガス化/Gaseous Form]]の項を参照。
*[[エンチャント]]になり、対象が柔軟かつ戦闘からも除外できるようになったバリエーションが[[偵察/Reconnaissance]]
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*[[Elvish Scout]] - (緑)1/1の[[クリーチャー]]の起動コスト(緑)の[[タップ能力]]。([[フォールン・エンパイア]])
*[[土地]]になり、相手のクリーチャーも対象にできるのが[[イス卿の迷路/Maze of Ith]]
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*[[狐火/Foxfire]] - (2)(緑)の[[インスタント]]。[[スロー・トリップ]]。([[アイスエイジ]])
 
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*[[Energy Arc]] - (白)(青)のインスタント。攻撃クリーチャーに限らず望む数を対象にできる上に、対戦相手のクリーチャーも対象にできる。([[アライアンス]])
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*[[偵察/Reconnaissance]] - (白)の[[エンチャント]]の起動型能力。[[戦闘から取り除く]]と共に[[アンタップ]]。([[エクソダス]])
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*[[セファリッドの幻術師/Cephalid Illusionist]] - (1)(青)1/1。起動コスト(2)(青)。アンタップはしない代わりに、自軍の[[ブロッカー]]も対象にできる。([[トーメント]])
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*[[空民の雲の双輪車/Soratami Cloud Chariot]] - (5)アーティファクト。起動コスト(2)。アンタップはしない代わりに、自軍のブロッカーも対象にできる。[[飛行]]を付与する能力も併せ持つ。([[神河救済]])
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*[[Sewers of Estark]] - (2)(黒)(黒)のインスタント。反対にブロック時にしか軽減が使えず、攻撃クリーチャーに使う場合ブロックされなくする。([[プロモーショナル・カード]])
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対象が与えるダメージまでは軽減せずに済むものは[[不滅のオーラ/Indestructible Aura]]の項を参照。
 
==参考==
 
==参考==
 
*[[カード個別評価:アラビアンナイト]] - [[アンコモン]]2
 
*[[カード個別評価:アラビアンナイト]] - [[アンコモン]]2
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*[[カード個別評価:リバイズド・エディション]] - [[レア]]
 
*[[カード個別評価:リバイズド・エディション]] - [[レア]]
 
*[[カード個別評価:Masters Edition 4]] - [[コモン]]
 
*[[カード個別評価:Masters Edition 4]] - [[コモン]]
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*[[Wikipedia:ja:千夜一夜物語のあらすじ#黒檀の馬奇談(第414夜_-_第432夜)|千夜一夜物語のあらすじ 黒檀の馬奇談(第414夜_-_第432夜)]]

2023年8月22日 (火) 02:05時点における最新版


攻撃したクリーチャー限定で、アンタップ濃霧/Fog効果を起こすアーティファクト

このカードの狙いどころは、そのクリーチャーがあたかも戦闘しなかったようにすること。対象となったクリーチャーは、戦闘ダメージは与えも受けもせずアンタップ状態となるため、見かけ上は「攻撃しなかった」のと同じ状態になるわけである。ただし「攻撃クリーチャーである」という事実は消せないので、注意が必要。例えば、レンジストライクなどの「攻撃クリーチャーを対象とする」というようなカードの対象にはなってしまう。

間接的に、拮抗した戦場で相手のブロックを悩ませる効果がある。多めに突撃して、ブロックされたクリーチャーをこれで戻して生き残らせることができるということ。寄せ餌/Lure持ちクリーチャーとこれがあると、毎回他のクリーチャーの攻撃は通し放題になる。ブロックされた後に使うことができるので、バジリスク能力などとの組み合わせもひどい。

  • 第5版では「収録する枠が足りない」という理由で収録されなかった(Taming the Flames(Duelist誌17号の記事))。
  • 元ネタはそのまま千夜一夜物語の黒檀の馬で、生物ではなく人工物。作中では飛行能力を有するが、ゲーム上では空飛ぶ絨毯/Flying Carpetと被るためか、馬が乗り手ごと失踪する場面を表しているようだ。

[編集] 関連カード

同様の効果をもったバリエーションが、いくつか作られている。

対象が与えるダメージまでは軽減せずに済むものは不滅のオーラ/Indestructible Auraの項を参照。

[編集] 参考

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