プロモーショナル・カード
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ここでは初出がプロモーションとして登場したカードを示す。これらのカードは黒枠であるため、ヴィンテージおよびレガシーのトーナメントにおいて(禁止・制限カードリストに載っていない限り)使用可能である。加えて、再録された闘技場/Arena・大アナグマ/Giant Badgerについては、その再録されたカードセットが適正なフォーマットにおいて使用可能。
[編集] 小説プロモーショナル・カード
1994年9月に発売されたアリーナ/Arenaを皮切りに、Harper Prism(アメリカの出版社 Harper Collins のレーベル)から10冊のマジック小説が発売されていた。最初の5冊は巻末にクーポン券が付属しており、これをHarper Prismに送付すると特製プロモーション・カードが受け取れるキャンペーンが実施されていた。アリーナ/Arenaは2枚のカード、続く3冊はそれぞれ決まったカードが、5冊目(The Cursed Land)のキャンペーン時は残っていたカード全種類からランダムに選ばれた1枚が送付されていた。
- 闘技場/Arena
- 大アナグマ/Giant Badger
- 魔力の墓所/Mana Crypt
- Sewers of Estark
- Windseeker Centaur
- カードは英語版・イタリア語版・フランス語版・ポルトガル語版・スペイン語版が製作されたが、スペイン語版のみ手違いで白枠で印刷されていた(残りはすべて黒枠)。
- イタリア語版は売れ行きが悪かったため、2冊で続刊は中止されている。
- これらの小説はドイツでも発売されていたが、Herper Prism以外の出版社から発売されていたため、プロモーション・カードの製作・配布は行われていない。
- 日本語版も2冊がアスペクト社より発売されたが、同様にプロモーション・カードの配布は行われていない。
[編集] DragonCon/Duelist誌付属プロモーショナル・カード
DragonConは1984年以来ジョージア州アトランタで開催されているファンタジー・SF・ホラー関係のコンベンション(ファン主動のイベント)。1994年7月開催のDragonConにおいて参加者にマジックのプロモーション・カードが配布された。それに参加していない人から反発してマジック離れを懸念したウィザーズ・オブ・ザ・コースト社は、急遽同カードを同社から発売されていたマジック専門誌Duelist #3の付録とした。その教訓を踏まえて、新規カードとしてのプロモーションカードは今後製作しないという方針を決めたのである。
- ナラスニ・ドラゴン/Nalathni Dragon
- 日本語版ミラージュの初回印刷分は氾濫原/Flood Plainがなく、代わりに水晶鉱脈/Crystal Veinが余分に印刷されていた。このため、2枚の水晶鉱脈をホビージャパン社に送ると、水晶鉱脈・氾濫原・日本語版ナラスニ・ドラゴン各1枚ずつに無料で交換できる補償キャンペーンが実施されており、日本語版ナラスニ・ドラゴンはその際に配布されたものである。
[編集] 参考
- HarperPrism Book Promos(Magic Rarities)
- The Duelist Magazine Promos(Magic Rarities)
- カード個別評価:プロモーショナル・カード