起源のハイドラ/Genesis Hydra

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*[[もみ消し/Stifle]]なら能力を打ち消せるが、これ自体を打ち消したとしてもパーマネントは出てくる可能性がある。
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[[スタンダード]]では、[[X]][[マナ・コスト]]が[[ニクスの祭殿、ニクソス/Nykthos, Shrine to Nyx]]や[[世界を目覚めさせる者、ニッサ/Nissa, Worldwaker]]と相性が良く、能力で追加の[[信心]]を稼げる点を買われ[[緑単信心#テーロス・ブロック+タルキール覇王譚ブロック期|緑単信心]]でしばしば採用されている。同様の効果を持つ[[書かれざるものの視認/See the Unwritten]]と比較されるが、こちらはコントロールデッキへの[[メタる|メタ]]を意識したときに強く、[[プレインズウォーカー]]等の非[[クリーチャー]]・[[パーマネント]]を採用した場合に差が出てくる。両方を採用している[[デッキリスト]]もしばしば見られる。
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*「パーマネントを戦場に出す」能力はこれを唱えたときに[[誘発]]するため、普通の打ち消し手段でこれ自体を打ち消したとしても誘発した能力は残り、パーマネントが出てくる可能性がある。
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**これを阻止するには、[[もみ消し/Stifle]]や[[時間停止/Time Stop]]などの手段が必要になる。
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*「パーマネントを戦場に出す」能力が[[解決]]された時点では、起源のハイドラは[[スタック]]に乗ったままである。[[オーラ]]は戦場にいない起源のハイドラに[[つける]]ことはできず、プレインズウォーカーは[[忠誠度能力]]を[[起動]]する機会を得られないまま[[除去]]されてしまうことも起こり得る。
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**たとえば[[窒息の旋風/Suffocating Blast]]ならクリーチャーを[[焼く|焼き]]ながら打ち消すことが可能で、1:1[[カード・アドバンテージ|交換]]に持ち込まれる可能性がある。
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*[[解き放たれた強化/Upgrades Unleashed]]([[神河:輝ける世界統率者デッキ]])にて新規{{Gatherer|id=554706}}で収録された。日本がモチーフの[[神河/Kamigawa]]らしく、盆栽の白い木を意識した姿になっている<ref>[https://www.instagram.com/p/CZ-l43HOb0D/ Instagram]([[2022年]]2月15日 担当[[アーティスト]]の[[Donato Giancola]])</ref>。
  
 
==開発秘話==
 
==開発秘話==
外部のゲーム・デザイナーを招いて作成された、「外部デザイナー・カード」の1枚。担当したのは、[[Wikipedia:ja:Plants vs. Zombies|Plants vs. Zombies]]のデザイナーを務めたGeorge Fan([http://magic.wizards.com/en/articles/archive/working-some-best-minds-gaming-2014-06-30 参考]/[http://mtg-jp.com/reading/translated/0010804/ 翻訳])。
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外部のゲーム・デザイナーを招いて作成された、「[[基本セット2015#外部デザイナー・カード|外部デザイナー・カード]]」の1枚。担当したのは、[[Wikipedia:ja:Plants vs. Zombies|Plants vs. Zombies]]のデザイナーを務めたGeorge Fan<ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/working-some-best-minds-gaming-2014-06-29 Working with Some of the Best Minds in Gaming]/[https://mtg-jp.com/reading/translated/0010804/ ゲーム業界の偉大な頭脳たちとの仕事の話](News [[2014年]]6月29日 [[Shawn Main]]著)</ref>。ちなみに、[[イニストラード]]の[[墓所の茨/Grave Bramble]]はPlants vs. Zombiesを元ネタとしたカードである。
  
 
当初のデザイン案は以下のようなものだった。
 
当初のデザイン案は以下のようなものだった。
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ジョージが[[マジック:ザ・ギャザリング|マジック]]をよく知っていたことから、6個提出されたデザイン案はいずれも斬新であり、[[銀枠]]向けの一つを除けばどれもすぐ採用できる内容のものだった。その中から起源のハイドラが選ばれ、若干の修正は加えられたものの、ほとんどオリジナルデザインのまま採用されることになった。
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Georgeが[[マジック:ザ・ギャザリング|マジック]]をよく知っていたことから、6個提出されたデザイン案はいずれも斬新であり、[[アン・ゲーム]]向けの一つを除けばどれもすぐ採用できる内容のものだった。その中から起源のハイドラが選ばれ、若干の修正は加えられたものの、ほとんどオリジナルデザインのまま採用されることになった。
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*Georgeはその後[[Unfinity]]の先行デザイン・展望デザインにも参加した<ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/making-magic/making-space-part-1-2022-09-20 Making Space, Part 1]/[https://mtg-jp.com/reading/mm/0036328/ 宇宙を作る その1]([[Making Magic]] [[2022年]]9月20日 [[Mark Rosewater]]著)</ref>。
  
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==脚注==
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==参考==
 
==参考==
 
*[[マナ・コストにXを含むカード一覧]]
 
*[[マナ・コストにXを含むカード一覧]]
 
*[[カード個別評価:基本セット2015]] - [[レア]]
 
*[[カード個別評価:基本セット2015]] - [[レア]]
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*[[カード個別評価:アイコニックマスターズ]] - [[レア]]

2022年12月23日 (金) 21:33時点における最新版


Genesis Hydra / 起源のハイドラ (X)(緑)(緑)
クリーチャー — 植物(Plant) ハイドラ(Hydra)

あなたがこの呪文を唱えたとき、あなたのライブラリーの一番上からX枚のカードを公開する。あなたはその中のマナ総量がX以下である土地でないパーマネント・カードを1枚戦場に出してもよい。その後、残りをあなたのライブラリーに加えて切り直す。
起源のハイドラは+1/+1カウンターがX個置かれた状態で戦場に出る。

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唱えた際に、ライブラリーから土地でないパーマネント・カードを1枚戦場に出すことができるハイドラ。プチ起源の波/Genesis Wave内蔵していると言える。

ファッティ展開しながらカード・アドバンテージを稼げるためコスト・パフォーマンスは高い。戦場では実質バニラなのでフィニッシャーとしては決定力に欠けるが、ミッドレンジ系のデッキ中堅戦力として採用するのは悪くない。打ち消し単体除去に対して強く、特に忌呪の発動/Foul-Tongue Invocation等の布告除去に対しては、捲ったマナ・クリーチャーを代わりに生け贄に捧げればこれを残すことができるため、それらを使うコントロールデッキにとっては非常に厳しい存在となる。

スタンダードでは、Xマナ・コストニクスの祭殿、ニクソス/Nykthos, Shrine to Nyx世界を目覚めさせる者、ニッサ/Nissa, Worldwakerと相性が良く、能力で追加の信心を稼げる点を買われ緑単信心でしばしば採用されている。同様の効果を持つ書かれざるものの視認/See the Unwrittenと比較されるが、こちらはコントロールデッキへのメタを意識したときに強く、プレインズウォーカー等の非クリーチャーパーマネントを採用した場合に差が出てくる。両方を採用しているデッキリストもしばしば見られる。

[編集] 開発秘話

外部のゲーム・デザイナーを招いて作成された、「外部デザイナー・カード」の1枚。担当したのは、Plants vs. Zombiesのデザイナーを務めたGeorge Fan[2]。ちなみに、イニストラード墓所の茨/Grave BrambleはPlants vs. Zombiesを元ネタとしたカードである。

当初のデザイン案は以下のようなものだった。


非公式/非実在カード

Genesis Hydra / 起源のハイドラ (X)(緑)
クリーチャー — ハイドラ(Hydra)

起源のハイドラは+1/+1カウンターがX個置かれた状態で戦場に出る。
起源のハイドラが戦場に出たとき、あなたのライブラリーの一番上からX枚のカードを見る。あなたはその中から、点数で見たマナ・コストがX以下のパーマネント・カードを1枚公開してもよい。そうしたなら、それを戦場に出す。残りをあなたのライブラリーの一番下に望む順番で置く。

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Georgeがマジックをよく知っていたことから、6個提出されたデザイン案はいずれも斬新であり、アン・ゲーム向けの一つを除けばどれもすぐ採用できる内容のものだった。その中から起源のハイドラが選ばれ、若干の修正は加えられたものの、ほとんどオリジナルデザインのまま採用されることになった。

  • Georgeはその後Unfinityの先行デザイン・展望デザインにも参加した[3]

[編集] 脚注

  1. Instagram2022年2月15日 担当アーティストDonato Giancola
  2. Working with Some of the Best Minds in Gaming/ゲーム業界の偉大な頭脳たちとの仕事の話(News 2014年6月29日 Shawn Main著)
  3. Making Space, Part 1/宇宙を作る その1Making Magic 2022年9月20日 Mark Rosewater著)

[編集] 参考

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