6代目ドクター/The Sixth Doctor
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伝説のクリーチャー — タイム(Time) ロード(Lord) ドクター(Doctor)
タイムロードの特権 ― あなたが歴史的な呪文1つを唱えるたび、そのコピーが伝説ではないことを除き、その呪文をコピーする。この能力は、毎ターン1回しか誘発しない。(アーティファクトと伝説と英雄譚(Saga)が歴史的である。パーマネント呪文のコピーはトークンになる。)
3/3WHISPERのテキストには誤りがあります。「タイム・ロード」は「タイムロード」と読み替えてください。
各ターンに一度、歴史的な呪文をコピーする伝説のタイムロード・ドクター。
回数制限があるとはいえノーコストでのコピーは強力であり、伝説性を失わせるためレジェンド・ルールにも抵触しない。しかし6マナと重いわりにはタフネスが3しかなく非常に脆い。多人数戦である統率者戦で全ての除去を弾くことは現実的ではないので、マナ加速やコスト踏み倒しなどと併用して除去される前にコピーを誘発させることを目指すとよい。
ドクターのコンパニオンの中では、さらなるコピーを狙えるロマーナ II/Romana IIや、召集の付与で6代目ドクターや歴史的呪文のコストを補ってくれるペリ・ブラウン/Peri Brownと相性が良い。
[編集] ルール
- 伝説でないことはコピー効果の一部でありコピー可能な値である(CR:707.9b)。
- 誘発回数の制限はオブジェクト1つにのみかけられており、他の同名カードには影響しない。これが一旦別の領域に移動して新しいオブジェクトになった場合は再び誘発するようになる。
- クララ・オズワルド/Clara Oswaldの能力では「タイムロードの特権」の誘発回数を増やすことはできない(CR:603.2i)。
[編集] 関連カード
- 初代ドクター/The First Doctor
- 2代目ドクター/The Second Doctor
- 3代目ドクター/The Third Doctor
- 4代目ドクター/The Fourth Doctor
- 5代目ドクター/The Fifth Doctor
- 6代目ドクター/The Sixth Doctor
- 7代目ドクター/The Seventh Doctor
- 8代目ドクター/The Eighth Doctor
- ウォードクター/The War Doctor
- 9代目ドクター/The Ninth Doctor
- 10代目ドクター/The Tenth Doctor
- 11代目ドクター/The Eleventh Doctor
- 12代目ドクター/The Twelfth Doctor
- 13代目ドクター/The Thirteenth Doctor
- 逃亡ドクター/The Fugitive Doctor
- The Fourteenth Doctor
- The Fifteenth Doctor
[編集] ストーリー
5代目ドクター/The Fifth Doctorがアンドロザーニの洞窟(原題:"Caven of Androzani")で、コンパニオンのペリ・ブラウン/Peri Brownを助けるために死亡し、再生した姿。 この"アンドロザーニの洞窟"のストーリーは史上最高のドクター/ フーのストーリーとして読者投票で一位を獲得したが、6代目ドクターの最初のストーリー、"The Twin Dillenma"は同じ投票で最下位を獲得し、史上最低のストーリーと批判されるほど評価の低い、波乱の幕開けから始まったドクターである。[1]
再生直後のドクターは錯乱からペリの首を絞めようとするというショッキングな行動に出る。正気に戻ったドクターは、このままでは自分がもっと多くに人数を傷つけてしまうと思い、なぜか傷つけたペリともども人けのない惑星で隠棲しようとする。さらにペリも何故かターディスを降りるという選択肢を取らないという、すべてが支離滅裂なストーリーから開始する。[2] その後のペリとドクターの関係は基本的に険悪で、「言葉のスパーリング」とまで比喩されるようなやり取りが多くあるが、ペリも一応は命の恩人であるので完全に突き放したりはしなかった。しかし、この暴力的で傲慢なドクターと仲の悪いコンパニオンというコンセプトは視聴者に受け入れられず、視聴者数は下降線を辿る。もともと5代目ドクターの末期には人件費削減のためコンパニオンを一人に減らす、サイバーマンやダーレクが短期間で再登場する"使いまわし"等の予算削減が進んでいた。コストをかけずに新しいことをしようとした結果、珍妙なカラーリングの服装とメンヘラチックな性格のドクターが完成してしまったのである。
結果的に視聴者数は打ち切り寸前まで落ち込んだため、BBC上層部は18か月間の中断期間とプロデューサーの入れ替えという大鉈をふるい、シリーズを強制的にシーズン23に移行する。「タイムロードの試練(Trial of Timeroad)」という新シリーズで、ペリはイルカノス王に助けられて恋に落ち結婚、ドクターと別れる。さらにドクターは新しいコンパニオン、メル・ブッシュ(メラニー・ブッシュ/Melanie Bush) と旅に出ていたことが発覚する。ただしメルとはどのような経緯でコンパニオンになったのかは描かれていない。しかし人気は回復せず、むしろ視聴者数は中断前を下回る。上層部はコリン・ベイカーを降板させて新しいドクターにすることを決定する。そのためシーズン24の第1エピソードは唐突にラニ/The Raniにターディスを追撃されて7代目ドクター/The Seventh Doctorに再生するシーンから始まる。
演じていたコリン・ベイカーは思うところもあったのか、精力的にオーディオドラマに出演した。 珍妙なカラーリングの服装は青を基調とした落ち着いたカラーリングのものに修正され、強引な性格も新しいコンパニオンとの出会いを経て精神的な成長を遂げ、ほぼ別人のようなキャラクターになった。思慮深く思いやりに満ちたキャラクターは好感度が高く、コリン・ベイカーは最も人気のあるオーディオ・ドラマ俳優に選出された。
このオーディオドラマと短編小説の中で、ペリとの仲は完全に修復される。ペリはイルカノス王の結婚後、女王となるが夫に先立たれた後、原因不明の失踪をし、王家最大の謎と嘯かれていた。このストーリーラインは史実に反映されたらしく、DVDのトレイラーで 映像化される。そこでは晩年のペリがソルス・アルファ星に帰還し、イルカノス王墓に祈りを捧げていた――そしてターディスから6代目ドクターの声が響く……
- コンパニオン
- ペリ・ブラウン/Peri Brown
- メル・ブッシュ/Mel Bush
[編集] 脚注
- ↑ ドクター・フーマガジンの400号記念企画
- ↑ のちに新シリーズの脚本家はこのストーリーを引用して、ドクターフーの「終わりの始まり」と評した。日本ではマクロスが一世を風靡していたころ、海外ではバック・トゥ・ザ・フューチャーが公開された時期であり、SF映画の新時代と言える時期にあって、上述のような斬新さもなく視聴者に受け入れられない作風になったことは、すべての終わりの始まりであった。