魂の弱体化/Soul Enervation
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エンチャント
瞬速
魂の弱体化が戦場に出たとき、クリーチャー1体を対象とする。ターン終了時まで、それは-4/-4の修整を受ける。
1枚以上のクリーチャー・カードがあなたの墓地を離れるたび、各対戦相手はそれぞれ1点のライフを失い、あなたは1点のライフを得る。
戦場に出る時、マイナス修整による除去を行えるエンチャント。クリーチャーがあなたの墓地を離れるたび、ドレインする能力も持つ。
瞬速により、カード・タイプは異なるが実用の上では押し拉ぎ/Flattenの上位互換として扱える。リミテッドならこの時点で有用だし、ライフ・アドバンテージの価値が構築よりも高くなるので、証拠収集などと組み合わせてドレインを繰り返せば、大きなアドバンテージの獲得に繋がる。また、パーマネントでもあるので青得意のバウンスと併せて使いまわしも可能。ただし、ETBの誘発は強制で、場合によってはドレインを使いたいだけなのに自分自身のクリーチャーを対象にしなければならない状況に陥る点には注意。尤も、リミテッドなら大抵は対戦相手に対象に取れるクリーチャーはいるだろうが。
構築においては登場時のスタンダードは低マナ域に優秀な除去が豊富に存在する以上、これを採用するのであればドレインを目的にすることになる。何枚のクリーチャー・カードが墓地を離れたとしても、1回のイベントで発生するドレインは1点と微少なため、繰り返し何度もクリーチャー・カードを墓地から離れさせる手段と併用したコンボデッキがあれば、という程度か。墓地から離れさせる手段そのものはリミテッドから飛躍的に増える。
- 自爆のリスクがある点や、修整がちょうど4点ということもあり往年の火炎舌のカヴー/Flametongue Kavuを思わせる。
- デメリット作用についてMark Rosewaterは「黒は時たま自分自身を傷つけてしまうのが望ましい」といったことを述べている[1]。
- 日本語の通常版カードでは「1枚以上のクリーチャー・カードがあなたの墓地を離れるたび、、~」と読点が連続する誤植がある。(画像)
- ルールについては冒涜された墓所/Desecrated Tomb#ルールを参照。
[編集] 関連カード
- 類似した誘発条件を持つカードについては冒涜された墓所/Desecrated Tombを参照。
[編集] ストーリー
虐殺少女/Massacre Girlの稚拙な襲撃に、自らのパルン/Parunを熱心に指し示すジュディス/Judith。ラクドス/Rakdosが一連の事件の黒幕であるかのように示す証拠が不自然なまでに転がっていることに、アグルス・コス/Agrus Kosは違和感を覚えていた。彼は幽霊の身を活かし、生身では侵入困難なリックス・マーディ/Rix Maadiの大溶岩孔へ向かった。そこには、退屈に悩まされ[2]、長い間眠り続けているラクドス/Rakdosの姿があった。コスは真実を――ラクドスが犯人でないことを――伝えるべく地上へ戻ろうとするが、それは叶わなかった。突如として現れたジュディスにより、彼は水晶の頭蓋骨へと封印されてしまったからだ。
ジュディスの計画は成功が目前に迫っていた。アグルスに邪魔されるわけにはいかなかった。(出典:通常版)
※ショーケース・フレーム版にはフレイバー・テキストなし
- Murders at Karlov Manor | Episode 7: Rot before Recovery/第7話 復活の前に腐敗あり(Magic Story 2024年1月15日 Seanan McGuire著)
- Story Spotlight Cards for Murders at Karlov Manor/『カルロフ邸殺人事件』注目のストーリー・カード(Card Preview 2024年1月24日 Natalie Kreider、Harless Snyder著)
[編集] 脚注
- ↑ Blogatog(Blogatog 2024年1月26日)
- ↑ The Legends (and Characters) of Murders at Karlov Manor/『カルロフ邸殺人事件』の伝説(とキャラクター)たち(Daily MTG 2024年2月6日 Emily Teng著)

