髑髏胞子の結節点/The Skullspore Nexus
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伝説のアーティファクト
この呪文を唱えるためのコストは(X)少なくなる。Xは、あなたがコントロールしているクリーチャーの中のパワーの最大値に等しい。
あなたがコントロールしていてトークンでない1体以上のクリーチャーが死亡するたび、基本のパワーとタフネスがそれぞれそれらのクリーチャーのパワーの合計に等しい、緑のファンガス(Fungus)・恐竜(Dinosaur)クリーチャー・トークン1体を生成する。
(2),(T):クリーチャー1体を対象とする。ターン終了時まで、それのパワーを2倍にする。
グレートヘンジ/The Great Hengeと同じコスト減少条件を持った伝説のアーティファクト。死亡した自軍クリーチャーからP/Tを合算したファンガス・恐竜を作り出し、起動型能力でクリーチャーのパワーを倍にする。
この手のカードの例に漏れず歩く火力や一時的なパワー修整と相性が良いが、後者に関してはこれ自身の起動型能力でそれを賄えているのがありがたい。単体除去のみならず全体除去を撃たれても総打点が変わらない(起動型能力を使われるとむしろ増えうる)ため、対戦相手からしてみれば除去を撃つことはもちろん、戦闘で相討ちさせることも躊躇させられる。かと言って攻撃を通せばこれ自身の能力で2倍のダメージを叩き込まれるため、クリーチャー同士の睨み合いを一方的に打破しうるカードである。死亡誘発があるためタフネスが上がらないこともむしろメリットとして捉えられる。
同セットのカードの中では好戦的な槌頭/Pugnacious Hammerskullが特に相性抜群。1枚でこちらのコストを(緑)(緑)まで減らしてくれるため、3ターン目に好戦的な槌頭→4ターン目にこれ+起動型能力を構えることができ、攻撃が通れば12点分を与えられるようになる。あちらが除去されてもデメリット能力が無くなった分むしろ強化されたといっていい状態のトークンが生成されるし、出てくるトークンが恐竜であるため他のクリーチャーが死亡してトークンを生成できればあちらのデメリットを回避できるなど、お互いの能力が綺麗に噛み合っている。
クリーチャーが並びがちで比較的長期戦となりがちなリミテッドでも唱えることは困難ではない。相討ち覚悟の攻撃が更なるフィニッシャーを生成する手段となったり、単純に回避能力持ちのパワーを倍にするだけでも強力であったりと、出てしまえばダメージレースを圧倒的優位に進められるボムレアである。構築でも活躍可能なスペックではあるが、単純な除去への対抗手段として使おうとすると、スタンダード環境で猛威を振るっている太陽降下/Sunfallに対して無力であるという点が大きな逆風。これと同じくパワーの高さを利用する八百長試合/Fight Riggingを用いたデッキにおいてはしばしば採用される。