試練

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試練(Ordeal)は、テーロスで登場したオーラサイクル

目次

[編集] 解説


Ordeal of Heliod / ヘリオッドの試練 (1)(白)
エンチャント — オーラ(Aura)

エンチャント(クリーチャー)
エンチャントされているクリーチャーが攻撃するたび、その上に+1/+1カウンターを1個置く。その後、その上に+1/+1カウンターが3個以上置かれているならば、ヘリオッドの試練を生け贄に捧げる。
あなたがヘリオッドの試練を生け贄に捧げたとき、あなたは10点のライフを得る。



Ordeal of Thassa / タッサの試練 (1)(青)
エンチャント — オーラ(Aura)

エンチャント(クリーチャー)
エンチャントされているクリーチャーが攻撃するたび、その上に+1/+1カウンターを1個置く。その後、その上に+1/+1カウンターが3個以上置かれているならば、タッサの試練を生け贄に捧げる。
あなたがタッサの試練を生け贄に捧げたとき、カードを2枚引く。


テーロス/Theros神々が定命の者に課す「試練」を表すカード群。各に1枚ずつ存在し、それぞれ対応する単色の神の名を持つ。いずれもアンコモン

エンチャントしているクリーチャー攻撃するたびに+1/+1カウンターが置かれ、強化されていく。+1/+1カウンターが3個以上置かれると「試練達成」となり、試練は生け贄に捧げられ、褒賞として何らかの効果が発揮される。

英雄的能力を持つクリーチャー、特に英雄的で自身に+1/+1カウンターを置くクリーチャーとの相性が良い。スタンダードテーロス・ブロック構築ではこのシナジーを活かし、青白英雄的赤白英雄的赤単英雄的などで使われた。

[編集] ルール

  • +1/+1カウンターの数をチェックするのは、攻撃したときの誘発型能力解決時のみである。他の手段で3個目の+1/+1カウンターが置かれても、その時点で試練が生け贄に捧げられることはない。
  • 生け贄に捧げたときに誘発する能力は、攻撃したときの誘発型能力とは別の能力であり、他の要因で生け贄に捧げられても誘発する。
  • 対戦相手のクリーチャーにつけることもできる。その場合、生け贄に捧げたときの誘発型能力をコントロールするのはクリーチャーのコントローラーではなく、試練のコントローラーである。
    • +1/+1カウンターがすでに2個以上置かれているクリーチャーにつけるのが最も効果的。+1/+1カウンターが多用されるテーロス・ブロックリミテッドでは有用なテクニックの一つとなっている[1]

[編集] 該当カード

[編集] 開発秘話

このサイクルは、ギリシャ神話の神々が英雄に課す「クエスト」から着想を得て作られた。+1/+1カウンターが3個以上置かれたときのボーナスは当初、そのクリーチャーに追加の能力を付与するというものだったが、これだと試練を達成した後も際限なく+1/+1カウンターが置かれ続けてしまうため、デベロップ段階でオーラを生け贄に捧げて効果を発揮するように変更された[2]

[編集] ストーリー

ヘリオッド/Heliodは定命の者に試練を課し、達成した者に「太陽の勇者/The Champion of the Sun」の称号を与えている。作中ではエルズペス・ティレル/Elspeth Tirelポルクラノス/Polukranosの討伐を、ギデオン・ジュラ/Gideon Juraアクロス/Akrosに迫る巨人の討伐を命じられている。

また定命の者が神々の領域ニクス/Nyxに入るためには、ニクソス/Nykthosにて一柱の神を選び、その試練を受けなければならない。エルズペスが選んだエレボス/Erebosの試練は、あったかもしれない幸福な人生の幻覚を見せ、それを拒絶できるかを試すものだった。

[編集] その他

  • 後のアモンケットで日本語名の同じ「試練」サイクルが登場したが、英語名は異なる(こちらはOrdeal、あちらはTrial)。意味の違いについてはカード名英語辞典を参照。

[編集] 脚注

  1. 帰ってきたスタンダード・アナライズ グランプリ・静岡に向けて:第1回(mtg-jp.com 2013年10月7日 津村健志著)
  2. Theroses Are Red (and White, Blue, Black, and Green), Part 2/テーロス、それは赤き者(とか白とか青とか黒とか緑とか)その2(Making Magic 2013年10月7日 Mark Rosewater著)

[編集] 参考

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