Old School Magic

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2017年6月14日 (水) 09:15時点におけるPIXUS (トーク | 投稿記録)による版
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オールド・スクールマジック(Oldschoolmagic,Oldschoolmtg)は主にアメリカ西部や欧州で盛んな非公式フォーマットの一つ。ヴィンテージを基礎にオールドエキスパンションに範囲を狭めたフォーマットで、その使用制限のイメージから「貴族の遊び」と揶揄されることも。


目次

解説

リミテッドエディション~オールドエキスパンション(注1)限定構築で制限カード禁止カード等はヴィンテージに準拠しているが一部使用可能カードも存在している(2017現在Chaos Orb等)。

発足当初「基本セットはリミテッドエディション(α、β)のみ使用可能。Proxyとしてアンリミテッドエディションを使用可能。言語は英語のみ」とされており、敷居の高さに拍車を掛けていた。実際はそんな事は無くアンリミテッドエディションや多言語のエキスパンションを認める主催者が多くなっている。

傾向

ヴィンテージの限定構築というイメージから環境も壊れている印象をを持たれるが実際は非常に落ち着いており、1ゲームが長くなる傾向にある。

要因として渦まく知識/Brainstormをはじめ優良ドロースペルが存在しない事、ドローエンジンはそれなりのコストが必要(ジェイムデー秘本/Jayemdae Tome強欲/Greed森の知恵/Sylvan Library、他)である点。高速デッキでは手札がすぐに枯渇してしまい、コントロールデッキに苦戦する場面もしばしば。 まともなドロー補助が無い環境であるが故にMOXEN等も必ずしも凶悪といえない場面が多い。

無限・瞬殺コンボ等も殆ど存在しないのも環境を落ち着かせている一因となっている。

環境の特色

マナ基盤が弱くデュアルランドの重要度が増しているのが特色。不毛の大地/Wastelandが存在しない為デュアルランドガン積みデッキが多いがフェッチランドも無いのでデュアルランドに頼っても尚色事故も多く、血染めの月/Blood Moonは言わずもがな、陥没孔/Sinkhole石の雨/Stone RainIce Storm等で少しマナ基盤を攻められるだけで機能不全となるケースも。

カードプールが第4版+クロニクルに近い為第4版当時を知るプレイヤーはとても馴染み深いデッキが数多く活躍している。

ルール

地域、主催者毎で使用可能カードが決められており、Mana Vaultの制限やMishra's Workshop,mana drainの制限解除等定めがある。 また、ルールにおいても旧マリガン(パリ・マリガン)ルールやマナ・バーンルールが適用される事が多い。


使用可能カードセット

地域、主催者で使用可能カードは異なるが下記5種においては確定されている。

上記に加え、

を可能とする主催者もある。(参考:Bazaar Of Moxen,ChannelFireball,Eternal Weekend)

又、要スリーブではあるが コレクターズ・エディションCollector's Edition)やインターナショナル・エディション(International Edition) (CE/IE)を使用可能とする動きも多い。

制限カード

Mana Drain,Mana Vault,Mishra's Workshop,Strip Mineは地域、主催者の見解が強く、制限、非制限を特記する大会が多い。 Mana Drain,Mishra's Workshopが制限解除される大会では常としてマナ・バーンルールが適用されている。

Ancestral Recall
天秤/Balance
Black Lotus
Braingeyser
チャネル/Channel
Chaos Orb
Contract from Below*
Darkpact* 
Demonic Tutor
Library of Alexandria
Mana Drain
精神錯乱/Mind Twist
Mishra's Workshop
Mox Emerald
Mox Jet
Mox Pearl
Mox Ruby
Mox Sapphire
回想/Recall
Regrowth
Shahrazad
太陽の指輪/Sol Ring
露天鉱床/Strip Mine
Time Vault 
Time Walk
Timetwister
Wheel of Fortune
  • アンティ/フェイクアンティが認められない大会の場合禁止指定


禁止カード

青銅のタブレット/Bronze Tablet
Contract from Below
Darkpact
Demonic Attorney
宝石の鳥/Jeweled Bird
再誕/Rebirth
嵐のイフリート/Tempest Efreet


Chaos Orbのプレイングについて


Chaos Orb (2)
アーティファクト

(1),(T):Chaos Orbが戦場に出ている場合、Chaos Orbをプレイしている場所から少なくとも1フィート高い場所からはじく。Chaos Orbが水平に1回転以上した場合、それが触れているすべてのトークンでないパーマネントを破壊する。その後Chaos Orbを破壊する。



エラッタ(Errata):

Chaos Orb (2)
Artifact
1, Tap: Choose a nontoken permanent on the battlefield. 
If Chaos Orb is on the battlefield, flip Chaos Orb onto the battlefield from a height of at least one foot. 
If Chaos Orb turns over completely at least once during the flip, and touches the chosen permanent, destroy that permanent. 
Then destroy Chaos Orb.


Chaos Orbを実際に起動を行う場合、画鋲で壁に貼り付けるといった都市伝説すら存在するが、通常運用する場合においてもパーマネントカードの間隔を広く取り一枚以上当たらない様に並び替えを行うプレイングが目立った。

ルール上どちらも反則には当たらないがカードデザイン本来の効果とゲームの進行、公平性を保つ為にパーマネントを選択し、解決させる事で一応の決着を図った。(壁に貼り付ける回避方法に対する解答にななっていないが。)

参考


注釈

注1:オールドエキスパンションは通常ホームランド(Homelands)までを指すがオールドスクールではアラビアンナイト~アンティキティまでを範囲としている。 近年フォールンエンパイアを範囲とする動きもあり、ホームランドまで可能とし本来のオールドエキスパンションと統一を図る可能性もある。

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