テイサ・カルロフ/Teysa Karlov (ストーリー)

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{{Otheruses|[[背景世界/ストーリー用語|ストーリー用語]]|[[ラヴニカの献身]]初出の[[クリーチャー・カード]]|テイサ・カルロフ/Teysa Karlov}}
 
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'''テイサ・カルロフ'''/''Teysa Karlov''は、[[ラヴニカ・ブロック]]、[[ラヴニカへの回帰ブロック]]、[[ラヴニカの献身]]のキャラクター。[[カード]]としては[[ギルドパクト]]の[[オルゾフの御曹子、テイサ/Teysa, Orzhov Scion]]が初出。
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'''テイサ・カルロフ'''/''Teysa Karlov''は、[[ラヴニカ・ブロック]]初出のキャラクター。[[カード]]としては[[ギルドパクト]]の[[オルゾフの御曹子、テイサ/Teysa, Orzhov Scion]]が初出。
  
 
==解説==
 
==解説==
[[ラヴニカ/Ravnica]]の[[ギルド/Guild]]の1つ、[[オルゾフ組/The Orzhov Syndicate]]に所属する[[人間/Human#ラヴニカ|人間/Human]]の弁術士/Advokist・法術士/Lawmage。女性({{Gatherer|id=118329}})。
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[[ラヴニカ/Ravnica]]の[[ギルド/Guild]]の1つ、[[オルゾフ組/The Orzhov Syndicate]]に所属する[[人間/Human#ラヴニカ|人間/Human]]の弁術士/Advokist・法術士/Lawmage。女性({{Gatherer|id=118329}})。[[統率者2015]]時点で112歳。
  
 
オルゾフ総統の直系の血筋に当たる正当後継者で、実力と野心を兼ね備えた才女。敏腕の法律家であるだけでなく、言語にも精通している。
 
オルゾフ総統の直系の血筋に当たる正当後継者で、実力と野心を兼ね備えた才女。敏腕の法律家であるだけでなく、言語にも精通している。
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弟子に[[トミク・ヴロナ/Tomik Vrona]]がいる。
  
 
==経歴==
 
==経歴==
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イゼット団が新たな研究施設のために土地を探し始めたことを受け、テイサはオルゾフ組に再結成を呼びかけた。遥か昔にオルゾフのものとなった土地の権利を主張するために、そして[[ニヴ=ミゼット/Niv-Mizzet]]の計画から利益を得るために。
 
イゼット団が新たな研究施設のために土地を探し始めたことを受け、テイサはオルゾフ組に再結成を呼びかけた。遥か昔にオルゾフのものとなった土地の権利を主張するために、そして[[ニヴ=ミゼット/Niv-Mizzet]]の計画から利益を得るために。
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===一族の値打ち/Family Values===
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[[ジェイス・ベレレン/Jace Beleren (ストーリー)|ジェイス・ベレレン/Jace Beleren]]からギルドパクトの詳細を確認したテイサは、ついにオブゼダートから権力を奪うべく行動を開始した。[[タージク/Tajic]]と協力してオブゼダートの部屋/The Obzedat's Chamberに侵入し、彼らの不正の証拠を白日の下に晒す計画だ。
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彼女は法魔術を使いオブゼダートの帳簿を持ち出そうとするも、まるで床と一体化したかのようにびくともしなかった。この部屋にはギルドパクトが適用されない。そう気づいたテイサの前に幽霊議員の一員、祖父[[カルロフ/Karlov]]が現れる。彼は孫娘の行動に失望すると、テイサから弁護士の資格を剥奪しオブゼダートへの奉仕を迫った。
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===The Gathering Storm===
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オブゼダートに逆らい幽閉されていたテイサの元に、幽霊殺しの[[ケイヤ/Kaya]]が現れる。彼女はオブゼダートを暗殺し、テイサ・カルロフをオルゾフの新たなギルドマスターに据えるよう[[ニコル・ボーラス/Nicol Bolas (ストーリー)|ニコル・ボーラス/Nicol Bolas]]から依頼を受けていた。
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ケイヤはオブゼダートを殲滅したが、その際に彼らが結んでいた魔法的契約が彼女へと移ってしまった。こうして、誰もが不本意ながらケイヤをオルゾフのギルドマスターに認めざるを得なくなった。ケイヤは債務者たちを独断で赦免したが、それがテイサらオルゾフ上層部の反感を買った。教主達はケイヤを排除するようテイサに圧力をかけた。
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===War of the Spark: Forsaken===
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トミクは自身をギルドマスター代理に据えることで、ケイヤの負った契約を肩代わりした。ケイヤがラヴニカを離れている間、テイサはオルゾフの実権を握るべく暗躍を開始する。彼女は[[ラヴニカのその他のキャラクター#スラヴォミール・ゾルタン/Slavomir Zoltan|スラヴォミール・ゾルタン/Slavomir Zoltan]]ら三巨頭をトミクへけしかけるも、彼は強い意志をもって代理の座を守った。
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計画が失敗したテイサは自分をトミクの助言者兼パトロンとして売り込み、トミクもそれを承知した。だがそれこそがテイサの真の計画であった。オブゼダートに代わるクリーンな看板としてケイヤとトミクを据えることで、市民からの印象を改善してさらなる利益へ繋げ、自分はアドバイザーとしてオルゾフを陰から操ろうという算段であった。
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===ファイレクシア戦争===
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[[機械兵団の進軍|ファイレクシア戦争]]中、彼女は[[新ファイレクシア/New Phyrexia]]の動向を予測して人々の命を救ったが、その情報源については明かさなかった。また、ケイヤの職務怠慢を告発するという形でギルドの支配権を奪い取っている。ただしギルドの日常業務はトミクに任せており、自身は戦後に築かれた[[オルゾフ組/The Orzhov Syndicate#カルロフ街/Plaza Karlov|カルロフ一番地/One Karlov Place]]で豪遊している。
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===カルロフ邸殺人事件===
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ファイレクシア戦争から1年後、彼女は自身の邸宅で大規模なパーティを催した。これはケイヤや[[ラヴニカ魔法探偵社/The Ravnican Agency of Magicological Investigations]]を称えるものだが、オルゾフの富や権力を誇示する目的もあった。しかし出席者の一人[[ゼガーナ/Zegana]]が殺害されたことで、パーティは中断されてしまう。
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後日、テイサは自身の秘密を伝えるためにケイヤを呼び出す。しかしケイヤが見たのは、自室で力なく横たわるテイサと、机の上に置かれたファイレクシア語の文章であった。テイサは自身の魂を守る技を会得しているため、彼女の幽霊を呼び出して事情を聞くことも不可能であった。
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====カルロフ邸殺人事件の真相====
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連続殺人事件の黒幕は、[[トロスターニ/Trostani]]の人格のひとつオーバ/Obaであった。ファイレクシア戦争中、オーバはテイサがファイレクシア語を扱う様子を耳にしてしまい、彼女をラヴニカの裏切者として処断することに決めた。実際のところ、テイサはラヴニカを守るためファイレクシア語を解読し諜報活動をしていたのだが、オーバは自身の行いを正当化していた。
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ケイヤはテイサに助けられているような感覚を覚えながら、辛くもオーバを捕縛し事件に終止符を打つ。その三日後、幽霊として安定したテイサが自身の葬式に現れ、ケイヤに力を貸したことを認めた。現行の法ではトロスターニの一人格のみを処罰することは不可能ではあるが、それでも彼女は[[セレズニア議事会/The Selesnya Conclave]]に必ず対価を支払わせると意気込んでいた。
  
 
==登場==
 
==登場==
 
===登場カード===
 
===登場カード===
 
{{キャラクターを表すカード/テイサ・カルロフ}}
 
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====[[名前|カード名]]に登場====
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;[[カルロフ邸殺人事件]]
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:[[カルロフの番犬/Karlov Watchdog]](カルロフとして)
  
 
====[[フレイバー・テキスト]]に登場====
 
====[[フレイバー・テキスト]]に登場====
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;[[統率者マスターズ]]
 
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:[[完璧な策略/Flawless Maneuver]]([[ボーダーレス]]版)
 
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;[[カルロフ邸殺人事件]]
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:[[市場見廻りの幻影/Marketwatch Phantom]]、[[カルロフの番犬/Karlov Watchdog]]、[[次の一手/Make Your Move]]、[[遂行中/On the Job]]、[[殺害/Murder]]、[[致命的な紛糾/Deadly Complication]]
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:(以下、カルロフとして)[[門衛のスラル/Doorkeeper Thrull]]、[[装飾庭園の豹/Topiary Panther]]
  
 
====[[絵|イラスト]]に登場====
 
====[[絵|イラスト]]に登場====
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**[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/magic-story/war-spark-ravnica-rallying-reluctant-2019-05-22 War of the Spark: Ravnica – Rallying the Reluctant]/[https://mtg-jp.com/reading/ur/WAR/0032551/ ラヴニカ:灯争大戦――結束という難問](Magic Story 2019年 5月22日 [[Greg Weisman]]著、名前のみ)
 
**[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/magic-story/war-spark-ravnica-rallying-reluctant-2019-05-22 War of the Spark: Ravnica – Rallying the Reluctant]/[https://mtg-jp.com/reading/ur/WAR/0032551/ ラヴニカ:灯争大戦――結束という難問](Magic Story 2019年 5月22日 [[Greg Weisman]]著、名前のみ)
 
*[[War of the Spark: Forsaken]](小説)
 
*[[War of the Spark: Forsaken]](小説)
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;[[カルロフ邸殺人事件]]
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*[https://magic.wizards.com/en/news/magic-story/episode-1-ghosts-of-our-past Murders at Karlov Manor | Episode 1: Ghosts of Our Past]/[https://mtg-jp.com/reading/ur/MKM/0037450/ 第1話 過去の幽霊](Magic Story [[2023年]]12月5日 [[Seanan McGuire]]著)
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*[https://magic.wizards.com/en/news/magic-story/episode-2-monsters-we-became Murders at Karlov Manor | Episode 2: Monsters We Became]/[https://mtg-jp.com/reading/ur/MKM/0037497/ 第2話 成れの果ての怪物](Magic Story [[2024年]]1月8日 [[Seanan McGuire]]著)
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*[https://magic.wizards.com/en/news/magic-story/episode-3-shadows-of-regret Murders at Karlov Manor | Episode 3: Shadows of Regret]/[https://mtg-jp.com/reading/ur/MKM/0037500/ 第3話 後悔の影](Magic Story 2024年1月9日 Seanan McGuire著)
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*[https://magic.wizards.com/en/news/magic-story/episode-4-justice-before-mercy Murders at Karlov Manor | Episode 4: Justice Before Mercy]/[https://mtg-jp.com/reading/ur/MKM/0037501/ 第4話 慈悲の前に正義を](Magic Story 2024年1月10日 Seanan McGuire著、名前のみ)
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*[https://magic.wizards.com/en/news/magic-story/episode-5-chains-of-expectation Murders at Karlov Manor | Episode 5: Chains of Expectation]/[https://mtg-jp.com/reading/ur/MKM/0037504/ 第5話 可能性の連鎖](Magic Story 2024年1月11日 Seanan McGuire著、名前のみ)
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*[https://magic.wizards.com/en/news/magic-story/episode-6-explosions-of-genius Murders at Karlov Manor | Episode 6: Explosions of Genius]/[https://mtg-jp.com/reading/ur/MKM/0037505/ 第6話 天才炸裂](Magic Story 2024年1月12日 Seanan McGuire著、名前のみ)
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*[https://magic.wizards.com/en/news/magic-story/episode-7-rot-before-recovery Murders at Karlov Manor | Episode 7: Rot before Recovery]/[https://mtg-jp.com/reading/ur/MKM/0037506/ 第7話 復活の前に腐敗あり](Magic Story 2024年1月15日 Seanan McGuire著、名前のみ)
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*[https://magic.wizards.com/en/news/magic-story/episode-8-gods-of-chaos Murders at Karlov Manor | Episode 8: Gods of Chaos]/[https://mtg-jp.com/reading/ur/MKM/0037507/ 第8話 混沌の神々](Magic Story 2024年1月16日 Seanan McGuire著、名前のみ)
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*[https://magic.wizards.com/en/news/magic-story/episode-9-beauty-in-destruction Murders at Karlov Manor | Episode 9: Beauty in Destruction]/[https://mtg-jp.com/reading/ur/MKM/0037508/ 第9話 破壊の中の美](Magic Story 2024年1月17日 Seanan McGuire著、名前のみ)
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*[https://magic.wizards.com/en/news/magic-story/episode-10-roots-of-decay Murders at Karlov Manor | Episode 10: Roots of Decay]/[https://mtg-jp.com/reading/ur/MKM/0037518/ 第10話 腐朽の根](Magic Story 2024年1月18日 Seanan McGuire著)
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*[https://magic.wizards.com/en/news/card-preview/story-spotlight-cards-for-murders-at-karlov-manor Story Spotlight Cards for Murders at Karlov Manor]/[https://mtg-jp.com/reading/translated/0037560/ 『カルロフ邸殺人事件』注目のストーリー・カード](Card Preview [[2024年]]1月24日 [[Natalie Kreider]]、[[Harless Snyder]]著)
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*[https://magic.wizards.com/en/news/feature/planeswalkers-guide-to-murders-at-karlov-manor Planeswalker's Guide to Murders at Karlov Manor]/[https://mtg-jp.com/reading/translated/0037571/ プレインズウォーカーのための『カルロフ邸殺人事件』案内]([[Daily MTG]] [[2024年]]2月1日 [[Emily Teng]]著)
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*[https://magic.wizards.com/en/news/feature/the-legends-and-characters-of-murders-at-karlov-manor The Legends (and Characters) of Murders at Karlov Manor]/[https://mtg-jp.com/reading/translated/0037609/ 『カルロフ邸殺人事件』の伝説(とキャラクター)たち]([[Daily MTG]] 2024年2月6日 Emily Teng著)
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==参考==
 
==参考==
 
*[[背景世界/ストーリー用語]]
 
*[[背景世界/ストーリー用語]]

2024年3月23日 (土) 01:11時点における版

テイサ・カルロフ/Teysa Karlovは、ラヴニカ・ブロック初出のキャラクター。カードとしてはギルドパクトオルゾフの御曹子、テイサ/Teysa, Orzhov Scionが初出。

目次

解説

ラヴニカ/Ravnicaギルド/Guildの1つ、オルゾフ組/The Orzhov Syndicateに所属する人間/Humanの弁術士/Advokist・法術士/Lawmage。女性(イラスト)。統率者2015時点で112歳。

オルゾフ総統の直系の血筋に当たる正当後継者で、実力と野心を兼ね備えた才女。敏腕の法律家であるだけでなく、言語にも精通している。

弟子にトミク・ヴロナ/Tomik Vronaがいる。

経歴

Guildpact

再開発地域ウトヴァラ/Utvaraを相続したテイサは、オルゾフの総統、側近のメリスク/Meliskイゼット団/The Izzetゴブリン/Goblinクリックス/Crixとともにその地へと向かう。しかし道中でグルール一族/The Gruul Clansの盗賊団の襲撃に遭い、クリックスが攫われ、総統が命を落としてしまう。

ウトヴァラの市街地に辿り着いたテイサはピヴリック/Pivlicの宿の一室を借り、医師ネブン/Nebunにこの地に残る疫病の治療薬を作れないか打診したり、イゼット団との友好を考えてクリックス救出の手配をしたりと、ウトヴァラ統治の準備を進める。しかし総統の死を考えるたびに持病の睡眠発作が悪化することに疑念を抱いた彼女は、幽霊議員オブゼダート/Obzedatの一員となった総統を問い質し、恐ろしい真実を知る。自殺した者はオブゼダートに加入することはできない。そのため総統はテイサに自分を殺害させ、その記憶をメリスクに消去させていたのだった。さらにオブゼダートとイゼット団が大釜/Cauldronで大きな計画を進めていることを聞かされ、怒りに震えるテイサは総統の映る鏡を粉々に割り、大釜へと出発する。

大釜ではイゼットの魔道士卿/Magelord、ゾマジ・ホーク/Zomaj Haucドラゴンの卵を孵化させ、世界を支配しようとしていた。その場に現れたテイサだが、ホークはクリックスの金属腕に刻まれた呪文によってドラゴンを操り、それに乗って飛び去ってしまう。言語に長けるテイサは古のドラゴン語の呪文を解読し、もう1体のドラゴンを操って後を追う。ドラゴン同士の空中戦の末、ホークは投げ出されて崖に激突し、その危険な計画は阻止されたのであった。

Dissension

プラーフ/Prahvの法廷でテイサは、フェザー/Featherの弁護人をしていた。しかしその場にボロス軍/Boros Legionの空中要塞、パルヘリオン/Parhelionが墜落。テイサとフェザーはその内部へと入るも、ディミーア家/House Dimirシェイプシフターに捕らえられてしまう。その後アグルス・コス/Agrus Kosの活躍により2人は救出される。

すべてが終わった後、その脆さを知りながらも、テイサは魔法的拘束を持たない新しいギルドパクト/Guildpactを作成した。

ラヴニカへの回帰ブロック

オブゼダートに公然と反抗したテイサだが、時が経ち、彼女は大特使/Grand Envoyと呼ばれる前例のない地位に就いた(イラスト)。これはギルド指導者たるオブゼダートの公的代弁者兼特使という立場であり、実質的なオルゾフの最高権力者は彼女ではないかと見る者も多い。

イゼット団が新たな研究施設のために土地を探し始めたことを受け、テイサはオルゾフ組に再結成を呼びかけた。遥か昔にオルゾフのものとなった土地の権利を主張するために、そしてニヴ=ミゼット/Niv-Mizzetの計画から利益を得るために。

一族の値打ち/Family Values

ジェイス・ベレレン/Jace Belerenからギルドパクトの詳細を確認したテイサは、ついにオブゼダートから権力を奪うべく行動を開始した。タージク/Tajicと協力してオブゼダートの部屋/The Obzedat's Chamberに侵入し、彼らの不正の証拠を白日の下に晒す計画だ。

彼女は法魔術を使いオブゼダートの帳簿を持ち出そうとするも、まるで床と一体化したかのようにびくともしなかった。この部屋にはギルドパクトが適用されない。そう気づいたテイサの前に幽霊議員の一員、祖父カルロフ/Karlovが現れる。彼は孫娘の行動に失望すると、テイサから弁護士の資格を剥奪しオブゼダートへの奉仕を迫った。

The Gathering Storm

オブゼダートに逆らい幽閉されていたテイサの元に、幽霊殺しのケイヤ/Kayaが現れる。彼女はオブゼダートを暗殺し、テイサ・カルロフをオルゾフの新たなギルドマスターに据えるようニコル・ボーラス/Nicol Bolasから依頼を受けていた。

ケイヤはオブゼダートを殲滅したが、その際に彼らが結んでいた魔法的契約が彼女へと移ってしまった。こうして、誰もが不本意ながらケイヤをオルゾフのギルドマスターに認めざるを得なくなった。ケイヤは債務者たちを独断で赦免したが、それがテイサらオルゾフ上層部の反感を買った。教主達はケイヤを排除するようテイサに圧力をかけた。

War of the Spark: Forsaken

トミクは自身をギルドマスター代理に据えることで、ケイヤの負った契約を肩代わりした。ケイヤがラヴニカを離れている間、テイサはオルゾフの実権を握るべく暗躍を開始する。彼女はスラヴォミール・ゾルタン/Slavomir Zoltanら三巨頭をトミクへけしかけるも、彼は強い意志をもって代理の座を守った。

計画が失敗したテイサは自分をトミクの助言者兼パトロンとして売り込み、トミクもそれを承知した。だがそれこそがテイサの真の計画であった。オブゼダートに代わるクリーンな看板としてケイヤとトミクを据えることで、市民からの印象を改善してさらなる利益へ繋げ、自分はアドバイザーとしてオルゾフを陰から操ろうという算段であった。

ファイレクシア戦争

ファイレクシア戦争中、彼女は新ファイレクシア/New Phyrexiaの動向を予測して人々の命を救ったが、その情報源については明かさなかった。また、ケイヤの職務怠慢を告発するという形でギルドの支配権を奪い取っている。ただしギルドの日常業務はトミクに任せており、自身は戦後に築かれたカルロフ一番地/One Karlov Placeで豪遊している。

カルロフ邸殺人事件

ファイレクシア戦争から1年後、彼女は自身の邸宅で大規模なパーティを催した。これはケイヤやラヴニカ魔法探偵社/The Ravnican Agency of Magicological Investigationsを称えるものだが、オルゾフの富や権力を誇示する目的もあった。しかし出席者の一人ゼガーナ/Zeganaが殺害されたことで、パーティは中断されてしまう。

後日、テイサは自身の秘密を伝えるためにケイヤを呼び出す。しかしケイヤが見たのは、自室で力なく横たわるテイサと、机の上に置かれたファイレクシア語の文章であった。テイサは自身の魂を守る技を会得しているため、彼女の幽霊を呼び出して事情を聞くことも不可能であった。

カルロフ邸殺人事件の真相

連続殺人事件の黒幕は、トロスターニ/Trostaniの人格のひとつオーバ/Obaであった。ファイレクシア戦争中、オーバはテイサがファイレクシア語を扱う様子を耳にしてしまい、彼女をラヴニカの裏切者として処断することに決めた。実際のところ、テイサはラヴニカを守るためファイレクシア語を解読し諜報活動をしていたのだが、オーバは自身の行いを正当化していた。

ケイヤはテイサに助けられているような感覚を覚えながら、辛くもオーバを捕縛し事件に終止符を打つ。その三日後、幽霊として安定したテイサが自身の葬式に現れ、ケイヤに力を貸したことを認めた。現行の法ではトロスターニの一人格のみを処罰することは不可能ではあるが、それでも彼女はセレズニア議事会/The Selesnya Conclaveに必ず対価を支払わせると意気込んでいた。

登場

登場カード

カード名に登場

カルロフ邸殺人事件
カルロフの番犬/Karlov Watchdog(カルロフとして)

フレイバー・テキストに登場

ギルドパクト
墓所の嘆き声/Cryptwailing腹音鳴らし/Borborygmos
ラヴニカへの回帰
角呼びの詠唱/Horncaller's Chant
ギルド門侵犯
都邑の庇護者/Urbis Protector不毛の地のバイパー/Wasteland Viper神秘的発生/Mystic Genesis不死の隷従/Immortal Servitude
ドラゴンの迷路
オブゼダートの救済/Obzedat's Aid
統率者2015
幽霊議員カルロフ/Karlov of the Ghost Council
ラヴニカの献身
天上の赦免/Ethereal Absolutionケイヤの怒り/Kaya's Wrath、テイサ・カルロフ/Teysa Karlov、オルゾフのギルド門/Orzhov Guildgateコレクター番号253)
灯争大戦
税収運びの巨人/Tithebearer Giant
統率者レジェンズ
マナの合流点/Mana ConfluenceBOX特典カード
統率者マスターズ
完璧な策略/Flawless Maneuverボーダーレス版)
カルロフ邸殺人事件
市場見廻りの幻影/Marketwatch Phantomカルロフの番犬/Karlov Watchdog次の一手/Make Your Move遂行中/On the Job殺害/Murder致命的な紛糾/Deadly Complication
(以下、カルロフとして)門衛のスラル/Doorkeeper Thrull装飾庭園の豹/Topiary Panther

イラストに登場

ラヴニカの献身
天上の赦免/Ethereal Absolution、回生/Revival
統率者マスターズ
完璧な策略/Flawless Maneuver(ボーダーレス版)

登場作品・登場記事

ラヴニカ・ブロック
ラヴニカへの回帰ブロック
統率者2015
イクサラン・ブロック
ラヴニカのギルド灯争大戦
カルロフ邸殺人事件

参考

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