謎めいたリムジン/Mysterious Limousine
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アーティファクト — 機体(Vehicle)
謎めいたリムジンが戦場に出るか攻撃するたび、これでないクリーチャー最大1体を対象とする。謎めいたリムジンが戦場を離れるまで、それを追放する。これによりクリーチャーが追放領域に置かれたなら、謎めいたリムジンによって追放されていてそれでない各カードをそれぞれ、オーナーのコントロール下で戦場に戻す。
搭乗2
払拭の光/Banishing Light系の一時的除去としては初の機体。クリーチャーを1体まで匿う、或いは拉致することができる。
追放したクリーチャーを能動的に戦場に戻す手段を持つため、対戦相手のクリーチャーを排除するだけでなくETBの再利用にも用いやすい。ただし2体目からは追放するのに攻撃へ参加するかこれ自体を出し直す必要があり、自身は4/4で回避能力も持たず、5マナ域であることを考慮すると少々頼りない。
登場時のスタンダードにおいて、除去としては仮初めの時間/Borrowed Timeなどのより軽く範囲も広いものが、ETBの再利用についても同居期間は短いが速効性があり、条件も緩いテレポーテーション・サークル/Teleportation Circleが存在。それらと比較すると1枚分のスロットで除去とETBの再利用を両方、かつ生き残りさえすれば繰り返しこなせるのが長所。デッキ全体の相性も考慮しながら採用するカードを選ぶとよいだろう。例によって、トークン相手には完全除去になる。
リミテッドではレアだけあって優秀な一枚。ニューカペナの街角環境は比較的トークンが多いことから複数体の除去を狙いやすく、加えて盾カウンターによる保護を無視できる除去として役立つ。最悪でも単体除去になるが、未達への旅/Journey to Nowhereが2マナだったことを思うとその使い方ではかなり割高。可能な限りこのカード特有の性質を活かせる構成にしたい。
- パーマネントを一時的に追放できるカードは数多く存在するが、有色アーティファクトとしてはこれまでガラスの棺/Glass Casketとポータブル・ホール/Portable Holeのみで、いずれも対象のマナ総量に上限があった。
- 無色のアーティファクトのETBとしては、パワー5以上のものを全て一時的に追放する連結面晶体構造/Aligned Hedron Networkや、一時的でない追放除去が可能な映し身人形/Duplicantが存在していた。
ルール
脚注
- ↑ Streets of New Capenna Product Overview/『ニューカペナの街角』製品紹介(Feature 2022年4月7日 Max McCall著)