獄庫の戦い/Battle at the Helvault

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アヴァシン/Avacynとグリセルブランド/Griselbrandの戦いを描いた英雄譚。

I,II章

各プレイヤーの土地でも英雄譚でもないパーマネントを最大1つずつ、これが離れるまで追放する。

"最大"1つなので、自分のパーマネントに追放したいものがなければ対戦相手のものだけ追放することもできる。

除去として見ると一時的なものでしかなく、明滅系効果であるためETBを再誘発させてしまうという弱点もある。

オーラがついたパーマネントやキヅタの精霊/Ivy Elemental系クリーチャー、トークンなどには効果てきめんのため、対戦相手のそれらを追放しつつ自分のETB持ちを再利用できればベスト。

III章

飛行・警戒・破壊不能を持つ「アヴァシン/Avacyn」トークンを生成する。

除去耐性と回避能力を持った攻防一体の大型クリーチャーであり、フィニッシャーとして十分な性能。

トークンであるため通常の破壊不能持ち以上にバウンスを苦手とする点には注意。

統率者戦用セット出身だけあり、全体的に多人数戦向けの能力構成の英雄譚。I,II章が複数のプレイヤーに干渉できるので単体除去ながら影響力が高く、アヴァシントークンも破壊不能により多くのリセットカードへの耐性を持つ点が役立つ。英雄譚の仕様上、多人数戦だと2人対戦よりも章の進みが遅くなるが、それを追放期間が長くなるという点で逆利用していると言える。自分の増殖で章を進める場合、II章かつ自分の直前のプレイヤーの終了ステップに行えば、追放期間にほぼ影響せずにアヴァシンの召喚酔いを消せてお得。

• 「英雄譚は全ての章を解決し終えるとスタックを用いず生け贄に捧げられる（CR:714.4）」というルール上、I,II章で守護フェリダー/Felidar Guardianを追放しても、フェリダーのETBで獄庫の戦いを再利用できないので注意。逆に理想主義の修道士/Monk Idealistなどで回収することはできる。

• I,II章は獄庫/Helvaultへの幽閉を、III章はアヴァシンの帰還を示していると思われる。トークンの性能も希望の天使アヴァシン/Avacyn, Angel of Hopeから他者への破壊不能付与を引いたものになっている。

参考

• 一時的に追放するカード（機能別カードリスト）
• カード個別評価：統率者マスターズ - レア（統率者マスターズ統率者デッキ）