狂気堕ち/Descent into Madness
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Descent into Madness / 狂気堕ち (3)(黒)(黒)
エンチャント
エンチャント
あなたのアップキープの開始時に、狂気堕ちの上に絶望(despair)カウンターを1個置く。その後、各プレイヤーは自分がコントロールするパーマネントや自分の手札のカードを合わせてX個追放する。Xは狂気堕ちの上に置かれた絶望カウンターの数である。
煙突/Smokestackに似た、互いのリソースを削り合うエンチャント。マナ・コストやカード・タイプ以外の違いを挙げていくと、
- カウンターを置く事が強制である。
- 自分のアップキープに同時にリソースを削られる。
- 生け贄でなく追放される。
- パーマネントではなく手札でも代用できる。
- 追放するカードの選択はAPNAP順で処理されるので、手札は追放されるまでは裏向きのままだが対戦相手はこちらの選択したリソースを見てから選ぶことができる。
…など。総じてリスキーであり、相手が先に被害を受ける、カウンターの増加を任意に止められる、といった煙突の長所が失われている。
しかしあちらに無い長所として、手札も含めて墓地以外のリソースを完全に根絶できるので、デッキを対戦相手よりも長時間耐えられる構成にし、自分のクロックが1つでも残る様にできれば、より確実に勝てる。
ちなみに、出してから5ターン後には手札とパーマネント、合わせて15個が追放される。仮に狂気堕ちを第5ターンに出した場合、これを迎える第10ターンのアップキープには初期手札7枚+ドロー8枚=計15枚(後攻ならドロー9枚の計16枚)のカードを得ている事になるので、トークン展開によるパーマネント枚数の増加やドローカードによる手札の増加が無いか、またはそれ以上にクリーチャーの相討ちなどによりカードを消費していれば、お互いに全てを失う事になる。
- 煙突とは異なり、1つの誘発型能力のみで構成されている。カウンターを置けなくなったからといっても対象をとるわけでもないので立ち消えは起こらない。解決時に存在しない場合は最後の情報を参照する。
- 黒にしては珍しくエンチャントを除去できる可能性がある。
利用
煙突と違って、自分のターンやアップキープを飛ばすと対戦相手にも被害を与えられなくなる。そのため、基本的に自分のリソースを増やす手段と併用することが必要になる。
- 未練ある魂/Lingering Soulsのような多くのトークンを展開する手段と相性がよい。色がかみ合わないが、軍勢の集結/Assemble the Legionと並べると被害をトークンでちょうど相殺できる。
- ドロー手段との併用も有効。グリセルブランド/Griselbrandのように、それ自身がフィニッシャーも務められるものならばなおよい。
- 追放されても問題がない霧虚ろのグリフィン/Misthollow Griffinも相性が良い。狂気堕ちの維持よりも、お互いにリソースを削りきった後の再展開を目指す場合に向いている。