十二足獣/Dodecapod
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Dodecapod / 十二足獣 (4)
アーティファクト クリーチャー — ゴーレム(Golem)
アーティファクト クリーチャー — ゴーレム(Golem)
対戦相手がコントロールする呪文や能力によって、あなたが十二足獣を捨てさせられる場合、十二足獣をあなたの墓地に置く代わりに、その上に+1/+1カウンターを2個置いた状態で戦場に出す。
3/3手札破壊対策カード。普通に出しても4マナ3/3でアーティファクト・クリーチャーとして十分なのだが、捨てさせられた場合はなんと0マナ5/5というフィニッシャー級として戦場に出ることが可能。
精神腐敗/Mind Rot系の「捨てる側に選択肢がある」手札破壊への非常に強力な対策となる。また、色を選ばずにどんなデッキでも採用できることも重要。
強要/Coercion系の「捨てさせる側に選択肢がある」手札破壊だと対戦相手がこれを優先的することはもちろんないだろうが、手札にあるのがこれだけだったりさらなる脅威だったりすれば選ばれざるを得ない。
インベイジョン・ブロックでは燃え立つ死霊/Blazing Specter、はね返り/Recoilにジェラードの評決/Gerrard's Verdictと捨てる側がカードを選ぶ高アドバンテージな手札破壊カードが多く使われる環境で、対策として多くのデッキがサイドボードに採用しており出番は多かった。2ターン目にジェラードの評決を撃ってみたらどっちも十二足獣だった、なんて事態もしばしば見かけるほど相克したものであった。そのため、次第に上記の手札破壊カードは採用を控えられたり、2ゲーム目以降はサイドに下げられたりするようになっていった。
時のらせんでの再録時も、メガハンデスへの対策として活躍した。
- この能力は誘発型能力ではなく置換効果を作る常在型能力であるため、複数の手順を持つ効果の一部としてこれを捨てた場合、解決の途中に戦場に出ることになる。
- 例えば小悪疫/Smallpoxによってこれを捨てた場合、生け贄に捧げるクリーチャーを選ぶ段階で既に戦場に出ているので、他にクリーチャーをコントロールしていなければ、出たばかりのこれを生け贄に捧げる羽目になる。
- スキャンダル売り/Scandalmongerと併用すると、オールプレイ能力を逆手に取ることができて面白い。煙霧の連鎖/Chain of Smogやプラズマの連鎖/Chain of Plasmaでも同様のことを行える。
- 砂のゴーレム/Sand Golemの立場が無い。
- 後に萎れ葉のしもべ/Wilt-Leaf Liegeや強情なベイロス/Obstinate Balothなど、これと似た能力を持つカードがいくつか登場している。
- 時のらせんでタイムシフトカードとして再録。これに伴いゴーレムのクリーチャー・タイプを獲得した。