ドラゴンの仮面/Dragon Mask
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アーティファクト
(3),(T):あなたがコントロールするクリーチャー1体を対象とする。それはターン終了時まで+2/+2の修整を受ける。次の終了ステップの開始時に、それをオーナーの手札に戻す。(それが戦場にある場合にのみ戻す。)
クリーチャーを一時的に強化するアーティファクト。ただし、体力を使い切ったクリーチャーはその後手札に戻ってきてしまう。
強化能力よりも、実は手札に戻ってくる能力の方が重宝することが多い。187クリーチャーとの相性がよく、なだれ乗り/Avalanche Ridersなら7マナで毎ターン対戦相手の土地を破壊しながら4/4速攻で攻撃でき、エコーの支払いも無視できる。Magic Onlineで販売されたウェザーライトのテーマデッキ・Gate Crusherはこのギミックを利用している。
また、歩く火力のような戦場に残らないクリーチャー、鉤爪のジィーリィーラン/Zirilan of the Clawで呼び出したドラゴン、消散クリーチャーなどとも相性がよい。
- このカードのイラストは本来真紅のヘルカイト/Crimson Hellkiteのために描かれたイラストであったが、完成されたイラストはミラージュの世界観を象徴するカードにふさわしくないとされた。そのためこのイラストはドラゴンの仮面にまわされ、真紅のヘルカイトには新たなイラストが用意された。
ストーリー
ドラゴンの仮面/Dragon Maskはドラゴン皮(dragon skin)でできた魔法の仮面。超人的な筋力とスピードを与えるが、着用者の体力を短時間で完全に消耗させてしまう。
ムウォンヴーリー・ジャングル/Mwonvuli Jungleのジョルレイル/Jolrael宮殿で、大群で襲い掛かるケアヴェク/Kaervekの下僕と戦うためラシーダ/Rashidaがやむなく使用した。ドラゴンを憎む彼女にとっては最後の選択だった。
もはや選択の余地はなく、わたしはドラゴンの仮面を被るしかなかった。― ラシーダ・スケイルベイン
スケイルベインの精鋭/Scalebane's EliteのForena(フォリナ)に語るところによると、着用したラシーダの戦い振りは宿敵のドラゴンと戦う時以上で、チーター千頭に並ぶ優雅さで敵陣を舞い、黄色の怒りに燃える両目はラシーダのそれではなく、フォリナが1体の下僕を倒す内に40体以上を葬ったという。
登場作品・記事
- Visions: The Backstory(公式記事、サイト消失のためInternet Archive)
- Scalebane's Elite(Encyclopedia Dominiaの掌編)