ディミーア・フェニックス
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ディミーア・フェニックス(Dimir Phoenix)は、弧光のフェニックス/Arclight Phoenixをキーカードとした青黒タッチ赤のデッキ。イクサラン:失われし洞窟参入後のパイオニア環境に存在する。
- 厳密には青黒(ディミーア)だけでなく赤も含まれるためグリクシス・フェニックス/Grixis Phoenixという名称もある[1]。また、日本国内では黒入りであることからダークフェニックスとも呼ばれている[2]。
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概要
Arclight Phoenix / 弧光のフェニックス (3)(赤)
クリーチャー — フェニックス(Phoenix)
クリーチャー — フェニックス(Phoenix)
飛行、速攻
あなたのターンの戦闘の開始時に、このターンにあなたがインスタントかソーサリーである呪文を3つ以上唱えていた場合、あなたの墓地から弧光のフェニックスを戦場に戻す。
Thoughtseize / 思考囲い (黒)
ソーサリー
ソーサリー
プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーは手札を公開する。あなたはその中から土地でないカードを1枚選ぶ。そのプレイヤーはそのカードを捨てる。あなたは2点のライフを失う。
イゼット・フェニックスの青黒版といったデッキで、何らかの方法で弧光のフェニックス/Arclight Phoenixを墓地に送り、考慮/Considerなどの軽い呪文を連打してこれを戦場に戻すという基本構造は共通である。赤マナ基盤は孤光のフェニックスを素出しするための最低限のみ用意されている。
青赤版との大きな差異は、黒があるために思考囲い/Thoughtseizeを投入できる点である。このためメインデッキからコンボデッキに対して強いのが特徴となっている。一方、思考囲いのライフロスがある点や色をタッチした分ショックランドが増えている点からビートダウンデッキには弱くなっている。
- このデッキがイクサラン:失われし洞窟参入後に成立したのは、同時期に発見という強力なコンボデッキが登場し、また苦々しい勝利/Bitter Triumphというイゼット・フェニックスの稲妻の斧/Lightning Axeの代替カードが収録されたことが大きい。
- 2023年12月9日の禁止指定で発見デッキが弱体化すると、対ビートダウン性能の低さや弾けるドレイク/Crackling Drakeが使えないことによりサイドボード後の出力で劣るなどの欠点からメタゲームからはじき出され、再びイゼット・フェニックスが主流になっていった。
サンプルリスト
- 備考
- F2F Tour Championship: Toronto (2023/11/25~11/26) 優勝(参考)
- 使用者:Ha Pham
- フォーマット
- 地質鑑定士/Geological Appraiser禁止前のリスト。
脚注
- ↑ The Week That Was: The Best Story to Tell in Magic(Magic Play 2023年12月9日 Frank Karsten著)
- ↑ 今週のDark(Cool) Deck:闇に染まりし不死鳥(パイオニア)(岩SHOWの「デイリー・デッキ」 2023年12月8日)