紅蓮術士の刈り痕/Pyromancer's Swath
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Pyromancer's Swath / 紅蓮術士の刈り痕 (2)(赤)
エンチャント
エンチャント
あなたがコントロールするインスタントかソーサリーの発生源がいずれかのパーマネントかプレイヤーにダメージを与えるなら、それは代わりにそのパーマネントかプレイヤーにその点数に2をたした点数のダメージを与える。
各終了ステップの開始時に、あなたは手札を捨てる。
自分がコントロールする火力呪文のダメージを2点増やすエンチャント。しかしその代償として終了ステップに手札をすべて捨てるというデメリットも持つ。
単体火力でも2点のダメージ増加というのはもちろん強力だが、全体火力や分割火力ならばダメージを与える先全てに2点のダメージを増やせるためさらに強力である。よって火力呪文を多く投入したバーンデッキや全体火力や分割火力を多く投入したデッキであれば一見有効に働くように見える。しかし終了ステップに手札をすべて捨てるというデメリットは通常のデッキにとっては致命的であり、3マナという重さは軽さが何より重視されるバーンデッキにとって大きな足枷であり、これを出したターンにさらに火力を打つ余裕がある場面は少なく、そのメリットを生かすには今引きに頼るしかないことがほとんどだろう。これなら追加の火力を投入した方がマシなため、通常ならカスレアとして扱われてもおかしくはない。
しかし、同ブロックにはぶどう弾/Grapeshotという、このカードととてつもないシナジーをもつカードが存在していたため、スタンダードで刈り痕ストームのキーカードとして活躍した。
- 手札を使い切る暴勇バーンデッキとの相性はかなりよい。
- 背骨岩の小山/Spinerock Knollとの相性もよく、ドラゴンストームや刈り痕ストームにこのギミックが搭載されていた。
- ダメージを与える先がどこであっても追加のダメージが発生する点に注意。例えばこれをコントロールしている状態で黒焦げ/Charを撃った場合、対象には6点ものダメージを与えるが、あなたも倍の4点のダメージを受けることになる。
- あくまで効果があるのはインスタントとソーサリーのみ。炎の印章/Seal of Fireやケルドの巨石/Keldon Megalithsなどのパーマネントによるダメージは範囲外なので注意。