パウパー
提供:MTG Wiki
Pauperは、Magic Online認定フォーマットの1つ。Magic Onlineでコモンとして収録されたことがあるカードのみを使用できるコモンデッキ構築。
目次 |
ルール
- Magic Onlineでリリースされたカードセットでコモンとして収録されたことがあるすべてのカードを使用できる。
- 例:対抗呪文/Counterspellは第7版でコモンとして収録されているため、Masters Editionでアンコモンとして収録された対抗呪文も使用できる。
- 例:Hymn to Tourachはフォールン・エンパイアでコモン、Masters Editionでアンコモンとして収録されているが、フォールン・エンパイアはMagic Onlineでリリースされていないため使用できない。
- デッキは最低60枚でなければいけない。サイドボードに15枚のカードを加えてもよい。
カジュアルルームでは、非公式ながらスタンダード環境でも遊ばれる事もある。
禁止カード
全体の傾向
コモンのみとはいえ、コントロール、ビートダウン、コンボといった様々なデッキタイプが存在し、通常のフォーマットと同様に複雑なメタゲームを形成している。
他のフォーマットと比較してのPauperの特徴として、以下の点が挙げられる。
- 全体除去が少なく、数少ない使用できるカードも、強力なものは色拘束などの問題で使用できるデッキが限られている。
- ほとんどのデッキがクリーチャーに頼らざるを得ないため、クリーチャーのサイズや除去が重要である。
- 多色地形が弱く、使用に値するものはバウンスランドや広漠なる変幻地/Terramorphic Expanseなど限られている。
- 強力な多色カードにはアンコモン以上のものが多いため、多色デッキであっても単色カードで占められる割合が大きい。
こういった独自の環境を持つことから、ギルドパクトの守護者/Guardian of the Guildpactのように、ブロック構築でも日の目を見なかったカードが活躍することがある。
デッキタイプごとの傾向
- コモンにもビートダウン向けの優秀なクリーチャーが存在するため、ビートダウンデッキは問題無く構築可能。
- 稲妻/Lightning Boltなどの基本的な火力はコモンに多いため、バーンデッキが構築可能。
- 上記の通り多色地形が弱いため、特殊なギミックを用いるもの以外は単色になることが多い。
- 対抗呪文/Counterspellなどの基本的な打ち消しはコモンに多いため、パーミッションが構築可能。
- 破滅の刃/Doom Bladeや稲妻/Lightning Boltなどの基本的な単体除去はコモンに多く、黒と赤には全体除去も少数ながら存在するため、ボードコントロールが構築可能。
主なデッキ・その他
参考
- コモンデッキ
- フォーマット
- 第39回:赤青上陸/Pauper/コモン限定構築(高橋優太の「このデッキを使え!」から)