針羽の大ワーム/Quilled Greatwurm
提供:MTG Wiki
クリーチャー — ワーム(Wurm)
トランプル
あなたのターンの間、あなたがコントロールしているクリーチャー1体が戦闘ダメージを与えるたび、その点数に等しい個数の+1/+1カウンターをそのクリーチャーの上に置く。(カウンターを得るには、それが戦場に残っている必要がある。)
あなたの墓地にあるこのカードを、他のコストの支払いに加えてあなたがコントロールしているクリーチャーの上からカウンター合計6個を取り除くことで唱えてもよい。
あなたのターンにクリーチャーが戦闘ダメージを与えるたびに強化する、死滅都市の執政/Necropolis Regentの黒版の様なワーム。クリーチャーの上からカウンターを6つ取り除くことで墓地から唱えられる。
死滅都市の執政と違って対戦相手に戦闘ダメージが通る必要はないので、基本的にはアタッカーが生き残る度に自身のパワー分だけ+1/+1カウンターが乗っていく形であり、これ自身も1回攻撃して生き残れば14/14という特大ファッティになる。クリーチャー同士の戦闘が軸となるリミテッドにおいては単独でもフィニッシャー級となり、討ち取られてもその間に他のクリーチャーが強化されていればカウンターを消費して戦場に舞い戻る。あくまで唱えることを許可するだけでマナ・コストは必要だが、とりあえず6マナ7/7トランプルと単騎でもマナレシオがよく、戦場に戻ればそのターンから強化が誘発するようになるので全体除去以外では根本的な対処が難しい。神話レアに相応しい存在として暴れてくれるだろう。
構築においてもクリーチャーを主体とするビートダウンデッキにおいて戦力と強化手段を兼ねた採用になるだろうが、これ自身は6マナと重い割に除去耐性を機能させない全体除去や追放除去の数もリミテッドから一気に増える。本領を発揮するには、これが着地した時点ですぐ攻撃に行ってなおかつ生還できるだけのタフネスの他の先発クリーチャーが必要であり、1対1対戦で実現させるハードルは高い。ランプのように少数のファッティで攻め込むデッキだと今度はオーバーキルになりがちと少々合致する戦術が狭く、結局先制攻撃や回避能力持ちクリーチャーの採用などの工夫が必要になりがち。
- 墓地から唱える際も唱えるタイミングは通常のルールに従う。
- コストの支払いでカウンターを取り除く必要があるため、コストの支払いの前段階のマナ能力の起動でカウンターが置かれたクリーチャーを生け贄に捧げてしまうとコストが支払えない事になるため注意。