先見者、ニヴ=ミゼット/Niv-Mizzet, Visionary
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伝説のクリーチャー — ドラゴン(Dragon) ウィザード(Wizard)
飛行
あなたの手札の上限はなくなる。
あなたがコントロールしている発生源1つが対戦相手1人に戦闘ダメージでないダメージを与えるたび、あなたはその点数に等しい枚数のカードを引く。
実に七度目のカード化となるニヴ=ミゼット/Niv-Mizzet。手札の上限を無くし、戦闘ダメージ以外のダメージの数だけドローできる伝説のドラゴン・ウィザード。
これ自身は火力を飛ばす手段を持たないので、他の火力を利用するデッキ用のアドバンテージ源とファッティを兼ねた1枚。枚数がダメージの数値と大きめで、火力を飛ばしてドロー、そこで火力を引けばマナの続く限りそれを重ねていくことが可能。もちろんドローにより誘発する能力との相性も良く、初代の火想者ニヴ=ミゼット/Niv-Mizzet, the Firemindと並ぶと互いの能力がループして無限ダメージ+無限ドローに繋がる。シンプルにカード・アドバンテージを稼ぐ性能に長ずるので、パーマネントの能力で地道に火力を飛ばしていくようなコントロールデッキの実質的なフィニッシャーとしての運用も考慮できるだろう。
問題は戦場においては単なる大きめのフライヤーに過ぎない点。除去耐性も特に持たず、タフネスもマナ総量に対して少し低い程度しか無いので、出た直後が最も大きな隙になる。他のカードに依存する性質もあってカードプールに強さを左右されやすく、登場時点では統率者戦やパイオニアでの採用に留まっているが、本体火力を始めとしたプレイヤーへの高性能な火力が多く登場すればスタンダードで見る可能性もあるか。
リミテッドでは対戦相手を直接狙える火力を併用できるかどうかが不安定。ファウンデーションズでは稲妻波/Boltwaveや噴出の稲妻/Burst Lightningがアンコモン以下に収録されており、青赤のテーマであるスペルを軸にピックしているのであれば火付け射手/Firebrand Archerなどもドローを誘発してくれるので完全に能力が腐る心配は薄いものの、ドローを狙いすぎてボード・アドバンテージを失っては本末転倒なのでピックとプレイングのバランスをしっかりと意識しておきたい。とりあえず飛行を持つファッティということで、戦力としても一定以上の評価はできる。
- パルン、ニヴ=ミゼット/Niv-Mizzet, Parun以来となる青赤のニヴ=ミゼット。
関連カード
- 火想者ニヴ=ミゼット/Niv-Mizzet, the Firemind
- 竜英傑、ニヴ=ミゼット/Niv-Mizzet, Dracogenius
- パルン、ニヴ=ミゼット/Niv-Mizzet, Parun
- ニヴ=ミゼット再誕/Niv-Mizzet Reborn
- 至高の者、ニヴ=ミゼット/Niv-Mizzet, Supreme
- ギルドパクト、ニヴ=ミゼット/Niv-Mizzet, Guildpact
- 先見者、ニヴ=ミゼット/Niv-Mizzet, Visionary
ストーリー
ニヴ=ミゼット/Niv-Mizzetはラヴニカ/Ravnicaのドラゴン。
詳細はニヴ=ミゼット/Niv-Mizzetを参照。