雪崩し/Skred
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一見すると威力が不安定に見えるが、氷雪土地を利用すれば氷雪パーマネント数はいくらでも水増しできるため、威力不足に悩むことはあまりない。これ自身が1マナと軽いためショック/Shock程度の威力でもコスト相応であるのに、実質的には大地の飛礫/Spitting Earth以上の高威力になりやすい。かといって終盤特化というわけでもなく、初手を冠雪の山/Snow-Covered Mountainから入れば1ターン目から1点火力として機能もしてくれる。序盤から終盤まで、ウィニーやマナ・クリーチャーから大型クリーチャーまで、隙なく活躍する強力な除去である。
スタンダードでの時のらせん参入後は、青赤氷雪コントロールで軽量除去として活用されている。また、1マナでカメレオンの巨像/Chameleon Colossusや霧縛りの徒党/Mistbind Cliqueに対処できるという利点から、同時期の赤単スライにも採用される。対戦相手を焼くことができない火力が敬遠されやすいビートダウンにも優先して採用されているという点からもこのカードの威力が理解できるだろう。
モダンでは赤単氷雪コントロールで追加の除去として採用されている。また、同デッキは雪崩しの英語名とかけてSkred Red又はSk-Redと呼ばれる場合がある。(参考)
コモンなのでパウパーでも使用可能。対戦相手にダメージが入らず、氷雪土地が必要などネックとなる部分が多く、他に良質な火力の多いパウパーでは長い間それほど多用されるカードではなかったが、ストンピィの台頭により登場した青赤氷雪フェアリーの除去として見出された。モダンホライゾンやカルドハイムで氷雪関連のカードが多数追加されて以降はさらに評価が上がっており、特にアーカムの天測儀/Arcum's Astrolabeとの相性は凶悪であった。
もちろんリミテッドでも優秀。構築と違って基本氷雪土地はピックしたぶんしか使えないので無条件に高威力とはいかないが、それでも普通に進めていれば氷雪パーマネントは複数集まるため、ほぼ例外なく1マナ火力にしては十分な威力となる。
- 「雪崩」で「なだれ」と読まれるが、このカードの読みは「ゆきくずし」である。