無法者
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無法者/Outlawとは、サンダー・ジャンクションの無法者で新たに制定されたオブジェクトの性質を示すルール用語。
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Vial Smasher, Gleeful Grenadier / 陽気な擲弾兵、薬瓶砕き (黒)(赤)伝説のクリーチャー ― ゴブリン(Goblin) 傭兵(Mercenary)
これでない無法者1体があなたのコントロール下で戦場に出るたび、対戦相手1人を対象とする。陽気な擲弾兵、薬瓶砕きはそのプレイヤーに1点のダメージを与える。(暗殺者(Assassin)、海賊(Pirate)、邪術師(Warlock)、ならず者(Rogue)、傭兵(Mercenary)が無法者である。)
3/2カードテキストは仮のものです。Whisper更新時に置き換えをお願いします。
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定義
無法者/Outlawとは、クリーチャー・タイプに暗殺者、海賊、邪術師、ならず者、傭兵のいずれかを含むオブジェクトを指す。
解説
「悪党」と呼ぶにふさわしい職業5種をまとめたルール用語。サンダー・ジャンクションの無法者統率者デッキにおいても登場している。
サンダー・ジャンクションの無法者では、タイトル通り各地からサンダー・ジャンクション/Thunder Junctionに集まってきた無法者たちを指す。同セットでは青・黒・赤に無法者を参照するカードが存在し、黒赤ではリミテッド・アーキタイプにもなっている。ただし、該当するクリーチャー・タイプ自体は全色に存在している。
- アン・ゲーム専用タイプゆえに仕方がないが、悪人といういかにもなタイプはルール上無法者ではない。
- 複数種のオブジェクトをひとまとめにした用語という点で、歴史的と通ずるものがある。開発部はこうした「ひとまとめにする」ルール用語を包括/Batchと呼んでいる[1]。
ルール
- 「無法者・カード」「無法者である呪文」のような表現を使わずに単に「無法者」とだけ書かれている場合、それは戦場にあって該当クリーチャー・タイプを持つパーマネントを指す(CR:109.2)。これはカード・タイプに部族を含むパーマネントも考慮する。
- ひとつのオブジェクトが該当するクリーチャー・タイプを複数持っていたとしても、それは無法者であるオブジェクト1個分としてのみ数えられる。
- 「無法者」はクリーチャー・タイプではない。魂の洞窟/Cavern of Soulsなどのクリーチャー・タイプを選ぶ効果で「無法者」を指定することはできない。
開発秘話
悪役をテーマとしたセットをデザインするにあたり、無法者というコンセプトを開発部は重要視した。最初は「無法者」を新規クリーチャー・タイプとする案もあったが、統率者戦などカードプールの広いフォーマットで無法者デッキを組むのが難しくなるため、「包括」概念を用い既存のクリーチャー・タイプをまとめて無法者として扱うことになった。
開発部はまず無法者にふさわしいクリーチャー・タイプを列挙し、その中から選りすぐることにした。ならず者、暗殺者は即座に採用され、既にセットに入れられていたトークンを活かすため傭兵も仲間入りした。これら3種には呪文を使う職業が欠けていたため、Doug Beyer率いるクリエイティブ・チームは邪術師を追加した。その後、セット・デザイン・チームはイクサラン:失われし洞窟との相互作用も考慮して海賊を加え、現在の定義となった。
- 候補に挙がるも「無法者」入りを逃したクリーチャー・タイプとして、バーバリアン、狂戦士、ミニオン、忍者、レベルがある。これらが外れたのは、「包括」リストに適切な要素の数は2~5個であり、それ以上多いと覚えにくいからである[1]。
脚注
参考
- Outlaws of Thunder Junction Mechanics/『サンダー・ジャンクションの無法者』メカニズム(Daily MTG 2024年3月27日 Matt Tabak著)
- Outlaws of Thunder Junction Release Notes/『サンダー・ジャンクションの無法者』 リリースノート(PDF文書)(Daily MTG 2024年4月5日)
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