マナの反射/Mana Reflection
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シャドウムーアに収録されている、「2倍にする」エンチャント。緑はマナを2倍にする。
単純に「生み出すマナを2倍にする」というのはこの種の能力としては珍しい(参考:ミラーリの目覚め/Mirari's Wake)。また、効果の及ぶ範囲が土地に限らずパーマネント全般であるのも、多くのデッキにとってありがたい点であろう。
普通、これを出した次のターンには12マナ以上出せるようになる訳で、かなりダイナミックなマナの運用が可能になる。が、余りにも大振りすぎたせいか、トーナメントレベルのデッキは生み出せなかった。
- 同じシャドウムーアの混成フィルターランドとは相性がよい。これを使うと実質3マナ生み出したことになる。同様に、複数マナを生み出せるパーマネントと相性がよい。
ルール
- この能力は置換効果である。元のパーマネントが生み出すマナに何らかの性質が与えられている場合(氷雪マナや原初の彼方/Primal Beyondなど)、その性質も含めて2倍のマナが生み出される。
- この能力はマナの反射が持つマナ能力ではない。ほとばしる魔力/Mana Flareのようにマナ・プールにマナが加えられることで誘発する誘発型マナ能力ではなく、パーマネントが生み出そうとするマナの量を変更しているからである(CR:605.1b)。
- 複数の置換効果があれば、それらは重複する。マナの反射を2つコントロールしていたなら、マナを1点加えるイベントは4点のマナを加える。
- 置換効果が働くイベントについてはマナを引き出す目的でタップするも参照。
- マナを2倍にするためには、そのマナ能力がパーマネントの起動型能力で、そのコストにタップ・シンボルが含まれていなければならない。例えば、クローサの庇護者シートン/Seton, Krosan Protectorの能力(タップ・アウトレット)で生み出されるマナは2倍にならない。またピリ=パラ/Pili-Palaのような「アンタップすることでマナが出る」状態ではマナは2倍にならない。詳細はマナを引き出す目的でタップするの項も参照。
- 繁茂/Wild Growthがエンチャントされた山/Mountainのマナ能力を起動した場合、山から生み出されるマナは倍加されるが、繁茂の誘発型マナ能力は繁茂自身のタップ能力ではないため倍加されない。したがって、合計で(赤)(赤)(緑)が加えられる。
関連カード
- ニクス咲きの古きもの/Nyxbloom Ancient - 3倍版のマナの反射を内蔵したクリーチャー・エンチャント。(4)(緑)(緑)(緑)。 (テーロス還魂記)
- その他の類似カードについては春の鼓動/Heartbeat of Springを参照。
サイクル
シャドウムーアの反射サイクル。なんらかの効果を2倍にするエンチャント。シャドウムーア版のイラストはすべてRon Spencer・Terese Nielsen兄妹による合作である。ダブルマスターズではサイクルすべてがChris Seamanによる新規イラストで再録された。
- 加護の反射/Boon Reflection
- 思考の反射/Thought Reflection
- 傷の反射/Wound Reflection
- 怒りの反射/Rage Reflection
- マナの反射/Mana Reflection