金線の打破者、アーミクス/Armix, Filigree Thrasher
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伝説のアーティファクト クリーチャー — ゴーレム(Golem)
金線の打破者、アーミクスが攻撃するたび、あなたはカード1枚を捨ててもよい。そうしたとき、防御プレイヤーがコントロールしているクリーチャー1体を対象とする。ターン終了時まで、それは-X/-Xの修整を受ける。Xは、あなたがコントロールしているアーティファクトの総数に、あなたの墓地にあるアーティファクト・カードの枚数を足した値に等しい。
共闘(両方が共闘を持つなら、あなたは2体の統率者を使用できる。)
共闘を持ち、攻撃するたび手札を捨てることでクリーチャー1体に戦場と墓地のアーティファクトの総数に等しいマイナス修整を与える伝説の有色アーティファクト・クリーチャー・ゴーレム。
両方の領域のアーティファクトを数えてくれるので展開したアーティファクトが除去されようと使い捨てようと威力は維持され、ゲームが長引くほど強化されていく。宝物などのトークンを大量展開しても高威力になるが、その場合は迂闊に生け贄にすると威力が下がっていく点に注意。自身がアーティファクトなのでそれだけで最低-1/-1、捨てたのがアーティファクトなら-2/-2となり、最序盤での威力もそこそこ。ただしその度の手札消耗が馬鹿にならないので、アーティファクトを回収できるカードを多用するのでなければ、非アーティファクトでも楕円競走の無謀者/Ovalchase Daredevilなどの手札に戻しやすいカードを用いる方が息切れはしにくい。
繰り返し攻撃できてこそのクリーチャーの割に回避能力が無いので、対戦相手のクリーチャーを除去しに行ってそのまま返り討ちに遭いやすい。この難点を補わせる事を考えるなら、統率者レジェンズのリミテッドで相応しい共闘相手は尊狼の使い魔、アナーラ/Anara, Wolvid Familiarになるか。ゴーレムである事を活かせる回収の接合者、イチ=テキク/Ich-Tekik, Salvage Splicerも旨味がある。
関連カード
サイクル
統率者レジェンズの、アーティファクトに関する能力を持つ伝説のクリーチャーのサイクル。いずれも共闘を持つ。稀少度はアンコモン。
- 登る建築家、レベック/Rebbec, Architect of Ascension
- パワーストーンの技師、グレイシャン/Glacian, Powerstone Engineer
- 金線の打破者、アーミクス/Armix, Filigree Thrasher
- ゴブリンの武器職人、トッゴ/Toggo, Goblin Weaponsmith
- 回収の接合者、イチ=テキク/Ich-Tekik, Salvage Splicer
ストーリー
アーミクス/Armixは、アラーラ/Alaraのゴーレム(イラスト)。
衝合/Confluxによりアラーラの断片/Shardが一つの次元/Planeに統合されて以来、エスパー/Esperの新たな隣人は決して友好的ではなかった。新たなエーテリウム/Etheriumを作る材料が枯渇してから何世紀も経ち、エスパーの住民は「気高き行い/The Noble Work」を続けるためのエーテリウム製造法を必死になって見つけようとしていた。その中の一人、人間の研究者ブレイヤ/Breyaは、ジャンド/Jundへの遠征を率いてカルモット/Carmotという名の赤い石を持ち帰った。それはエスパーでは失われていた重要な原料だった。自らの仮説を確かめるため、彼女はアーミクスを作り上げた。全身が新たなエーテリウムでできている、ゴーレムの実験体だ。
ほとんどの指標において、アーミクスは大成功だった。だが時が経つと、アーミクスは暴力的で予測不能になってしまった。エスパーのエーテリウム供給が長い年月の間に洗練され減衰していったのに対し、新たなエーテリウムにはこれまでのエスパーでは見られなかった野生的な力が含まれていたのだ。アーミクスは依然として忠実であり命令にも従うが、野蛮で無謀なやり方で指示を実行に移していた。しかしながらブレイヤは結果に満足しており、自らの「気高き行い」を始める時が来たと判断した。
登場作品・登場記事
- The Legendary Characters of Commander Legends, Part 2/『統率者レジェンズ』の伝説たち その2(Card Preview 2020年11月6日 Ari Zirulnik and Ethan Fleischer著)