Trial and Error (playtest)
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Trial and Error (赤)(赤)Elemental インスタント — Fire
Trial and Errorが打ち消されるか立ち消えするたび、あなたはそれをコピーするとともにそれの新しい対象を選んでもよい。
クリーチャー1体かプレインズウォーカー1体かプレイヤー1人を対象とする。Trial and Errorはそれに3点のダメージを与える。
[テストカード - 構築では使用できない。]
稲妻/Lightning Boltが赤マナ1点増えたら、打ち消されるか立ち消えするとコピーを生成するようになったインスタント。何度失敗しても、成功するまで再挑戦してくれる。
実質打ち消されない火力であり、特に生け贄に捧げる起動コストや明滅や対応しての呪禁などの除去耐性付与でスカされることを恐れずにクリーチャーを狙っていくことができるため、除去としての性能が大きく向上している。
例えば、従来ならば火力で狙うだけ損になる桜族の長老/Sakura-Tribe Elderなどに対し、むしろ積極的に狙うという選択肢が生まれている。また、これを唱える→対戦相手が対応する→さらに対応して別の除去を唱える、という通常ならアドバンテージ損になりがちな場面でも、コピーで別の対象を改めて狙うことができるため無駄にならない。
一方、対応して呪禁などをつけられた際にはコピーの対象にもできないため再挑戦はできないし、破壊不能や再生やタフネス修正やダメージ軽減など、打ち消す以外の形で対処されるとお手上げであるという抜け道も残されている。ほかにもルール上の思考実験をするならば、時間停止/Time Stopなどでターンを終了することで呪文ごと追放してしまうなどの対処法も存在する。
様々な利点がありつつも、単純にダブルシンボルとはいえ2マナ3点とコスト・パフォーマンスを持っているのも優秀。お遊び・おふざけ要素より、純粋に強力なメカニズムの実験と言った趣のカード。
- リリースノート[1]によれば、Elementalはカード・タイプ、Fireはそのサブタイプであるが、それ自体には何の効果もない。2015年の公式記事「やり直し」[2]ではフレイバーを表す特殊タイプを追加することについて触れられており、恐らくはこれがそうなのだろう。
- "Trial and error"は「試行錯誤」を表す言葉。試行+錯誤/Trial+Errorという分割カードのカード名としても使われている。
- ムルタニの存在/Multani's Presenceと組み合わせるとなにか悪いことができそうな気もする。
脚注
- ↑ Mystery Booster Release Notes(Daily MTG 2019年11月11日)
- ↑ Starting Over/やり直し(Making Magic 2015年1月26日 Mark Rosewater著)