ボーラスの城塞/Bolas's Citadel
提供:MTG Wiki
伝説のアーティファクト
あなたはいつでもあなたのライブラリーの一番上のカードを見てもよい。
あなたはあなたのライブラリーの一番上の土地をプレイしても呪文を唱えてもよい。あなたがこれにより呪文を唱えるなら、それのマナ・コストを支払うのではなく、それのマナ総量に等しい点数のライフを支払う。
(T),土地でないパーマネント10個を生け贄に捧げる:各対戦相手はそれぞれ10点のライフを失う。
黒のトリプルシンボルらしい、ライフを犠牲に各方面から多大なアドバンテージをもたらす強力な伝説のアーティファクト。
ファイレクシアの闘技場/Phyrexian Arena、闇の腹心/Dark Confidantといった黒のカード・アドバンテージ獲得方法を足して合わせたような能力でライブラリーの一番上をライフが尽きるか土地がだぶるまでプレイし続けることが可能。またそれを勝利に直結させるライフロス能力も強力。
スタンダードでは野茂み歩き/Wildgrowth Walkerと各種探検というゴルガリ・ミッドレンジの基本ギミックがそのまま流用できる軽便さとなっている。野茂み歩きが1体でもいれば探検持ちは出せば出すほどライフが増えるのでプレイし放題であり、同時にライブラリーの一番上にある土地を手札に加えることで取り除いていって後続が途切れにくくなると至れり尽くせりである。
実質、チャネル/Channelを内蔵した未来予知/Future Sightであり、師範の占い独楽/Sensei's Divining Topやネクロポーテンス/Necropotenceとの組み合わせは強力無比。それらのカードを使用することができる統率者戦では、初期ライフが40であることもあり凶悪さに拍車がかかっている。腹黒い夢/Insidious Dreamsで霊気貯蔵器/Aetherflux Reservoirなどと一緒に積み込む、覇者シャルム/Sharuum the Hegemonやドラゴン・エンジン、レイモス/Ramos, Dragon Engineを統率者に指定しTransmute Artifactのコストにするなど、サーチ手段に事欠かない点も大きい。
- 灯争大戦のドラフト・ウィークエンドで発売記念プロモとして新規イラストのプロモーション・カードが配布された[1]。
ルール
- 1番目の能力のルールについてはジュワー島のスフィンクス/Sphinx of Jwar Isle#ルールを参照。
- 2番目の能力はライブラリーからプレイできること以外の制限は変更しない。ソーサリーはソーサリーを唱えられるときにしか唱えられないし、土地はそのターンまだ土地をプレイする権利が残っているときにしかプレイできない。
- 2番目の能力の「マナ・コストではなくライフで支払う」効果は、代替コストを定める効果である。
- 他の代替コストを適用して唱えることはできない。
- その呪文のマナ・コストにXが含まれる場合は、X=0でしか唱えられない。
- ライフで支払うことは強制である。マナ・コストを支払って唱えることはできない。
- ライフが必要な量に足りない場合は唱えることができない。
- スレイベンの守護者、サリア/Thalia, Guardian of Thrabenのように追加でマナを要求するカードが存在する場合には、都度その制約に従いマナを支払わなければならない。
- 3つ目の能力で生け贄に捧げるパーマネントの1つとしてボーラスの城塞を生け贄に捧げてもよい。
関連カード
サイクル
灯争大戦の有色アーティファクトサイクル。いずれもレア。各色に1枚ずつ存在する。
- パルヘリオンⅡ/Parhelion II
- 静かな潜水艇/Silent Submersible
- ボーラスの城塞/Bolas's Citadel
- ミジウムの戦車/Mizzium Tank
- ビビアンのアーク弓/Vivien's Arkbow
参考
- ↑ War of the Sparke Promos and Packaging/『灯争大戦』の各種プロモとパッケージ(Card Preview 2019年4月1日 Chris Gleeson著)