オタリア/Otaria

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オタリア/Otariaドミナリア/Dominariaの大陸。小説The Prodigal Sorcerer、および、オデッセイ・ブロックオンスロート・ブロックの舞台である。

目次

概要

辺境の大陸[1]という触れ込みでオデッセイ・ブロックで新規設定されたオタリアは、Pete Ventersドミナリア球の裏側未公開領域(当時)のオーストラリア並みの広さの大陸に配置された。

オタリアの地勢は大陸上に2つのカラー・ホイールを描くようにデザインされている。制作陣は陰謀団/The Cabalの都市のある沼地2か所を東の南北に置き、そこを起点に西海岸に山脈を北から南に配置して色を順に繋げて行った。[2]

オタリアの制作陣はこの大陸を空白の地域と捉えていたが、ボールシャン湾/Balshan Bayの北の海岸線一帯は、小説The Prodigal Sorcererの舞台タミンガジン/Tamingazin地図を基に海岸線が作図された既に設定が埋まっている地域だった。同一地域に二つの別設定が重なってしまった。

ドミナリア期に位置が確定するまでには、タミンガジンをどこか別の地域(ジャムーラ/Jamuraa東部など)に移動させて、問題を解決する検討が何度かされたものの、その方法では問題解決に至らなかった(タミンガジンは明らかに北半球)。最終的にEthan Fleischerは、The Prodigal Sorcererの物語はオデッセイ・ブロックよりも過去に発生したとして、同一大陸に二つの別の物語を同居させることに決定した。オデッセイ・ブロックとオンスロート・ブロックの出来事を注意深く調査して地図上に配置したところ、タミンガジン地域が両ブロックの物語に関与していないと判明したことが後押しとなった。[3]

解説

オタリア大陸は南北に細長い大陸で、大部分は北半球にあるが南端は赤道を越える(地図)。西に広がるGreat Ocean(大海洋)の先にはヴァーデンス/Verdenthそしてジャムーラ/Jamuraa、北西にシヴ/Shiv、南西にカリマン/Calimanがある。一方、東のIlesemare Sea(アイルズメア海)を挟んでテリシア/Terisiareがあり、北東にはUmber(アンバー)、南東にサーペイディア/Sarpadiaがある。

ドミナリアの主要地域各地からは位置的にはそう離れていないものの、ファイレクシアの侵略以前は辺境の大陸とみなされていた。しかし、太古の昔には神霊/Numeraがこの大陸から何世紀もの間ドミナリア全土を支配していた。

主な種族は人間エイヴン/Avenドワーフケンタウルスナントゥーコ/Nantuko。海洋の支配種族はセファリッドである。森林や山地には、オタリア独特の各種ビーストが生息している。ファイレクシア侵略後は故郷を追われた難民が流れ着いており、南方にはエルフゴブリンが定着した。

孤立主義のタミンガジン/Tamingazinの谷は他地域とは異なる文化圏を築いおり、人間やガラン・エルフ、ヴィーアシーノが主要種族である。

後にドミナリア全土で活動することになる陰謀団/The Cabalの発祥地である。

AR4305-4306年のミラーリ/Mirariを発端とする度重なる災厄と、カローナ/Karonaの降臨で混沌と破滅に見舞われ多くの都市や種族が壊滅的な打撃をこうむった。

オデッセイとオンスロート両ブロックの地名や組織は「定冠詞付きの一般名詞」が非常に目立つ点が特徴になっている。主要組織からして「The Cabal(陰謀団)」と「The Order(騎士団・教団)」であるし、各勢力の中心地もそれぞれ「The Cabal City(陰謀団の都)」、オーダーの「The Citadel(城塞)」、海の帝国の「The Capital(首都)」と簡素。その他の地名も単に平地とか砂漠、沼とだけで、固有の定まった名称が登場しないことも多々ある。

地名・国・組織

失われた地名・国・組織

登場

登場作品

オタリアを舞台とする作品(刊行順)

脚注

  1. Odyssey Story Summaryより「 the remote continent of Otaria」。日本の宣伝・紹介記事で該当部は「辺境に浮かぶオタリア大陸」。
  2. Caught in the Mirari's Wake, Part 2
  3. Dominarian Cartography

参考

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