覇者、ジョー・カディーン/Jor Kadeen, the Prevailer
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Jor Kadeen, the Prevailer / 覇者、ジョー・カディーン (3)(赤)(白)
伝説のクリーチャー — 人間(Human) 戦士(Warrior)
伝説のクリーチャー — 人間(Human) 戦士(Warrior)
先制攻撃
金属術 ― あなたが3つ以上のアーティファクトをコントロールしているかぎり、あなたがコントロールするクリーチャーは+3/+0の修整を受ける。
新たなるファイレクシア唯一の多色カードである伝説のクリーチャー。先制攻撃に加え、金属術達成時には自分の全クリーチャーに+3/+0修整を与える。
まず、金属術という能力と重いフィニッシャーという立場があまり噛み合っていない。対抗色で5マナというマナ・コストにも関わらず、金属術を達成しても回避能力やトランプルを得られるわけでもないので、クリーチャー数でこちらが優位に立っていない場合、チャンプブロックでしのがれがちである。相打ちによる無用な損害を出さないためにも、できれば事前に回避能力持ちを並べておきたい。しかし、そこまでお膳立てしたとしても環境に溢れる四肢切断/Dismemberの前ではなす術もない。
その一方リミテッドでは金属術を達成していなくてもまずまずのサイズな上に、クリーチャー戦に強い能力は非常に頼もしく、初手クラスの強さ。白か赤を取れていればタッチしてでも積極的に採用したい。また統率者戦ではマナ・アーティファクトが多用されることから金属術を満たしやすくかつ重さを克服しやすいこと、自身の能力によってパワー8となり統率者ダメージ勝利が狙いやすいこと、対戦相手のライフの合計が120(40点×3人)と多いことから全体強化がより有益であることなど、相対的に有利な条件が多く、(下記のネタ的人気との相乗効果も含めて)一定の人気がある。
- 赤も白もアーティファクト援護に長ける色である点は多少の追い風。ミラディン・ブロックやゼンディカー・ブロックの装備品シナジーやカラデシュ・ブロックの機体シナジーを意識して構築するとこれらの色に寄りやすいため、自然に共存できる。
- その能力の微妙さやストーリー上の立ち位置、公式サイトのコラムでの演説からネット上を中心に、甲鱗のワーム/Scaled Wurmに通ずるコアな人気を獲得している。ついには公式サイトでもネタにされる始末(参考)。
参考
- 第17回:伊藤敦のデッキ構築劇場・《覇者、ジョー・カディーン》 (WotC)
- カード個別評価:新たなるファイレクシア / ミラディン陣営 - レア