栄光の幕切れ/Glorious End

提供:MTG Wiki

2017年5月4日 (木) 08:49時点における101.96.40.216 (トーク) - whois による版
移動: 案内, 検索

Glorious End / 栄光の幕切れ (2)(赤)
インスタント

ターンを終了する。(このカードを含め、スタック領域から呪文や能力をすべて追放する。現在のターンを進行しているプレイヤーは、カードを自分の手札の上限枚数になるまで捨てる。ダメージは消え、「このターン」と「ターン終了時まで」の効果は終わる。)
次のあなたの終了ステップの開始時に、あなたはこのゲームに敗北する。


数少ない「ターンを終了するカードの一つ。次のあなた終了ステップ敗北するという強烈なデメリット効果を持つ。最後の賭け/Final Fortuneの亜種。

ターンを終了することはタイミングによってさまざまな結果をもたらす。しかし単純に擬似追加ターンとして使いたい場合、対戦相手アップキープにすぐ使うとそのプレイヤーパーマネントがすべてアンタップ状態になり、非常に妨害を受けやすい状態で最後のターンを迎えることになる。これは最後の賭けにはない弱点である。

ドロー・ステップにカードを1枚引かれた上で、土地を置かれる機会を与え、さらに呪文唱える能力マナを使うのを待ち、それに対応して栄光の幕切れを唱えることでマナ基盤タップアウトかそれに近い状態に追い込める。しかし確実性に欠き、やっていることはただのカウンターに近いのに決死のリスクを伴う。一応、単色でカウンターは色の役割の外なので貴重ではあるが、あなた自身のターンに使うとターンが終了してしまう上にあなたの次のターンに敗北するので、インスタント・タイミングで動いてくる相手には弱い。

フルアタックに対しては良い回答となり、こちらのクリーチャー攻撃も通りやすくなる。軽減できないダメージも無効化でき、その後の行動も制限できる分、濃霧/Fogよりちょっと強い。しかし3マナという重さと、返しのターンの攻撃で即死するのにフルアタックすることはそう多くないことも勘案するとやや厳しい。

結局、パーマネントのアンタップに目を瞑り、普通に擬似追加ターンとして使うのが無難。同じアモンケット試練に臨むギデオン/Gideon of the Trialsとは露骨にシナジーがある。複数の栄光の幕切れで対戦相手のターンを即終了し続けるとなかなかいやらしい。ただし決まっても必ずしも勝てるわけではなく、ギデオンプレインズウォーカー除去されると敗北してしまうリスクも付きまとう。栄光の幕切れ単体が腐ってしまうような構築になりかねないのも課題。単純にダメージを倍加したいなら、ノーリスクでブロッカー突破にもなる嘲笑+負傷/Insult+Injuryもあるため、採用には慎重を期したい。

参考

QR Code.gif