荒地/Wastes
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主にコストとして無色マナ(◇)を要求するカードを使用するために使うことになる。このカードは他のコモンに比べて2倍の出現率であるため、リミテッドではこのカードを使って無色マナを供給する機会も多いだろう。
構築の場合、ほぼ無色カードしか使わない場合は他に有用な能力を持った基本でない土地がいくらでもある。スタンダードにおいては進化する未開地/Evolving Wildsや肥沃な茂み/Fertile Thicketと組み合わせることで、少ない無色マナ土地の枚数でも無色をタッチできることに意義があると言える。また、ゲートウォッチの誓いには荒地の名前を参照するカードが2種類あるため、それらをデッキの主軸に据える場合は荒地の大量採用も考えられる。
モダン以下の環境では、血染めの月/Blood Moonや基本に帰れ/Back to Basicsなどの永続的な特殊地形対策カードの影響下でも無色マナを供給できる土地という意味で貴重な存在。
- ゲートウォッチの誓いのコレクター番号183番はウラモグ/Ulamogによって喰らい尽くされ白い灰となった土地、184番はコジレック/Kozilekによって歪められ奇怪な結晶となった土地である。この2種類に対応して、パックからの出現率も他のコモンの2倍となっている。
- このカードのルーツを辿ると、土地がテーマであった旧ゼンディカー・ブロックで検討された無色マナしか生まない基本土地・都市/Cityが原型であり、さらに遡るとインベイジョン・ブロック期に提案されたBarry's Landに行き着く。詳細はBarry's Landの項を参照。
ルール
- 荒地は基本土地であり、4枚制限ルールの制約を受けない。また、進化する未開地/Evolving Wildsなど、基本土地であることを参照するカードと相互作用する。
- 荒地は基本土地タイプを持たない。平地・島・沼・山・森の各タイプを参照する文に影響されることはなく、版図や隔離するタイタン/Sundering Titanなど基本土地タイプを一般にカウントする効果からも参照されない。
- 荒地は基本土地ではあるが、ゲートウォッチの誓いのブースターパックにおいてはコモン枠に収録され、リミテッドでもパックから引き当てた分しか使えない。
- これは、新しい種類の基本土地である荒地は他の5種類と違い無尽蔵に供給することができず、ショップのランドストレージが足りなくなる恐れがあるためである。
関連カード
カード名「荒地/Wastes」を参照するカード。
これらのカードはカード名が「荒地/Wastes」である土地を参照しているため、カード名が「荒地/Wastes」であってもそれが土地でないなら参照されない。