ファイアーズ
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ファイアーズ(Fires)は、ヤヴィマヤの火/Fires of Yavimayaによって、速攻を持った大型クリーチャーが消散によるデメリットを薄めて攻撃する赤緑デッキ。名前の由来はヤヴィマヤの火/Fires of Yavimayaから。弱体化した、と呼ばれたマスクス・ブロックの重めのクリーチャーを擁しながらインベイジョン・ブロック末期まで、一大勢力を誇った。
エンチャント
あなたがコントロールするクリーチャーは、速攻を持つ。
ヤヴィマヤの火を生け贄に捧げる:クリーチャー1体を対象とする。それはターン終了時まで+2/+2の修整を受ける。
クリーチャー — ビースト(Beast)
被覆(このクリーチャーは呪文や能力の対象にならない。)
消散3(このクリーチャーは、その上に消散(fade)カウンターが3個置かれた状態で戦場に出る。あなたのアップキープの開始時に、それから消散カウンターを1個取り除く。できない場合、それを生け贄に捧げる。)
エンチャント
消散7(このエンチャントは、その上に消散(fade)カウンターが7個置かれた状態で戦場に出る。あなたのアップキープの開始時に、それから消散カウンターを1個取り除く。できない場合、それを生け贄に捧げる。)
はじける子嚢から消散カウンターを1個取り除く:緑の苗木(Saproling)クリーチャー・トークンを1体生成する。それらのトークンは「このクリーチャーのパワーとタフネスはそれぞれ、はじける子嚢の上に置かれている消散カウンターの数に等しい。」を持つ。
はじける子嚢が戦場を離れたとき、はじける子嚢によって生成されたすべてのトークンを破壊する。それらは再生できない。
ラノワールのエルフ/Llanowar Elvesや極楽鳥/Birds of Paradiseといったマナ・クリーチャーのバックアップから、ブラストダーム/Blastodermやはじける子嚢/Saproling Burstを展開し、速攻によって高速で対戦相手をビートダウンする。
理想の展開は以下の通り。
- 第1ターン:森/Forestをプレイ、極楽鳥/Birds of Paradiseを唱える
- 第2ターン:森をプレイ、ヤヴィマヤの火/Fires of Yavimayaを唱える
- 第3ターン:森をプレイ、ブラストダーム/Blastodermを唱え、攻撃
- 第4ターン:森をプレイ、はじける子嚢/Saproling Burstを唱える・トークンを3体出し、攻撃
対戦相手が無抵抗だと仮定すると、ブラストダームの5点×2回と、はじける子嚢のトークンの4点×3体で計20点を削りきることができる。このデッキにおいて、1ターン目にマナ・クリーチャー、2ターン目にリシャーダの港/Rishadan Portという動きも相当に強烈なものがあり、相手のデッキによってはこの時点で勝敗が決してしまうこともある。
ミラーマッチ対策として、煽動するものリース/Rith, the Awakenerを採用したものが出現し、メタの変遷により、ノーファイアー(No Fires)が生まれ、またアポカリプス登場によって、ダークファイアーズ等の亜種や、またシータの聖域/Ceta Sanctuaryをタッチで投入した変則バージョンも出現した。
火力をサポートとして利用し、大型クリーチャーで殴るステロイドであるが、ヤヴィマヤの火からファッティに繋げる動きのインパクトが非常に強く、一種のコンボデッキとまで表現されることがあった。反面そこが弱点であり、キーカードであるヤヴィマヤの火やマナ・クリーチャーに対処されると、たちまち重すぎるクリーチャーデッキと化す。
元々ステロイドとしての相性の悪さに加え、上記の理由から青白パーミッションなどを大きな苦手としたため、サイドボードに抹消/Obliterateや沸騰/Boilを取ることで対応した。
サンプルレシピ
- これはファイアーズの中でも、Long Firesと呼ばれるタイプのもの。その名の通り、強豪Mike Long氏製作によるもので、ブルーオーブが多かった当時において、ヤヴィマヤの蛮族/Yavimaya Barbarianを投入して対青単色デッキへシフトしていることが特徴。