セレズニア議事会/The Selesnya Conclave
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セレズニア議事会/The Selesnya Conclaveは、ラヴニカ/Ravnicaにおける10のギルド/Guildの1つ。色は緑白で、2色の友好色たるあたりの性格(全体主義)である。「議事会」の別名を持つ。
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解説
セレズニアの基本理念は、セレズニア議事会の福音者である狼乗りのトルシミールの言葉に現れている。「我らと共にあるならば、すべてが平等だ。それまでは、お前の存在は無い。」すなわち、共同体であることを何よりも重視し、その中のすべてのものはその役割に関わらず平等であると考えている。その構成員は無私無欲で他人に尽くすものたちであり、それは洗脳的・狂信的集団であるようにも見える。実際に洗脳が行われているかどうかは詳細は不明だが。
また、自然に根ざした団体でもあり、自然と調和しそれを世界全体に広げることを目的としている。しかし、その信念の強さと場所を選ばないやり方から、他のギルドとの紛争の理由にもなっている。
指導者はセレズニアのパルンでもあり、「自然そのものの顕現」「世界魂」とも呼ばれるマット・セレズニア(マトセレズニアとも訳される)、そしてその声を伝えるドライアドのグループである議事会、ひいては部分的に意識を共有しているセレズニアのメンバー全員が指導者と言える。
本拠地は世界最古の巨大樹ヴィトゥ=ガジー。既に枯れているが、魔術により生かされており、その幹には非常に重要な場所が存在している。
ラヴニカ・ブロック
ザデックの計略によりマット・セレズニアは抹殺されかけるが、コスとその仲間達によってかろうじて阻止された。
ラヴニカへの回帰
ギルドパクト崩壊の後マット・セレズニアは深い眠りに付き、彼女に接触できるほど深く世界魂に潜れるものはいなかった。またラヴニカの人々のギルドへの不信感はセレズニアのような参加者の力に頼るギルドを縮小させ、セレズニアは消滅するかに見えた。
新たなドライアドの議事会、トロスターニはセレズニアのパルンへのリンクを回復させ、セレズニア議事会を再興した。 セレズニアは彼らの正当さのための平和的な戦いに従事し、殺風景な建物に自然の美をもたらす事でマット・セレズニアの天恵を広めようとしている。
ゲームでの特徴
クリーチャーの性能に優れる緑と白のギルド/Guildだけあって、小型から中型にかけてバランスのよいクリーチャーが多数存在する。また、トークンの生産能力は10のギルドの中でもトップである。
固有のキーワード能力は「召集」。前述のトークン生産と組み合わせることで力を発揮する。
ラヴニカ・ブロックでドラフトを行う場合、最初のラヴニカ:ギルドの都でセレズニアを選んでしまうと、ギルドパクト、ディセンションで1ギルドずつ取ってうまく3色デッキを作る事ができないという難点がある。3色目を青にするとギルドパクト、黒または赤にするとディセンションで選ぶべきギルドがない。
- ラヴニカで他のギルドを選んだ場合、そのようなことはない。
- ディセンションのシミックもセレズニアと同様、うまく3色を作れないという問題を抱えている。
- どのエキスパンションにもギルドで使われていない色がなく、なおかつ上記の条件で3色デッキを作れないギルドが存在しないように、10のギルドを3つのエキスパンションへ割り振ることは不可能である。どうしてもどこかのギルドを犠牲にしなくてはならなかったのだ。緑を含むギルドが2つ犠牲になっているのも、別に緑イジメと言う訳では無く、どう割り振っても一色が割を食ってしまうようになっている。
関連カード・関連デッキ
- トルシミール・ウルフブラッド/Tolsimir Wolfblood
- 議事会の合唱者/Chorus of the Conclave
- 都市の樹、ヴィトゥ=ガジー/Vitu-Ghazi, the City-Tree
参考
- The Selesnya Conclave(WotC ラヴニカ:ギルドの都特設サイト)
- セレズニア議事会(WotC ラヴニカへの回帰特設サイト)
- Ravnica, Then and Now/ラヴニカ、その過去と現在(Feature Article 2012年8月29日 Adam Lee著)
- Planeswalker's Guide to Return to Ravnica: Part 1/プレインズウォーカーのための「ラヴニカへの回帰」案内 その1(Feature Article 2012年8月22日 The Magic Creative Team著 翻訳:若月繭子)
- ギルド/Guild
- ラヴニカ・ブロック
- 背景世界/ストーリー用語