実物提示モマ
提供:MTG Wiki
実物提示モマは、MoMaデッキの一種で、その名の通り実物提示教育/Show and Tellを活用する。
ドリーム・ホール/Dream Hallsなどが禁止カードに指定され、ドリームホールモマが組めなくなった後に流行した。活躍していた時期から「後期型MoMa」「最終形MoMa」と呼ばれることも多い。
概要
エンチャント
カードを1枚捨てる:アーティファクト1つかクリーチャー1体か土地1つを対象とする。あなたはそれをタップまたはアンタップしてもよい。
ソーサリー
各プレイヤーは、自分の手札にあるアーティファクト・カードかクリーチャー・カードかエンチャント・カードか土地カードを1枚、戦場に出してもよい。
ソーサリー
各プレイヤーは、自分の手札と墓地を自分のライブラリーに加えて切り直す。あなたはあなたのライブラリーのカードを上から10枚、追放する。その後各プレイヤーはカードを最大7枚まで引く。
アーティファクト
厳かなモノリスは、あなたのアンタップ・ステップにアンタップしない。
(T):(◇)(◇)(◇)を加える。
(4):厳かなモノリスをアンタップする。
基本的な構成はドリームホールモマと大きな差は無い。禁止されたドリーム・ホールと時のらせん/Time Spiral、スタンダード落ちした魔力の櫃/Mana Vaultの穴をそれぞれ実物提示教育/Show and Tellと先細りの収益/Diminishing Returns、厳かなモノリス/Grim Monolithで埋めている。さらに、第6版で獲得した繁栄/Prosperityもほとんどの場合用いられる。
だが、実物提示教育ではドローカードが使えない、先細りの収益では土地がアンタップしない上にリスクが高い、厳かなモノリスは魔力の櫃より1マナ重い、とかなりのパワーダウンは否めなかった。それでもなお、メタの一角を担うだけの力は残っており、日本選手権99でも使用者数トップで、ベスト8入りもした。
しかし、1999年7月1日付けでついに精神力/Mind Over Matterそのものが禁止カードに指定され、MoMaは完全に姿を消した。
- 現在はレガシーにて組むことができる。
サンプルレシピ
メインデッキ (60) | |
---|---|
クリーチャー (0) | |
呪文 (39) | |
4 | 対抗呪文/Counterspell |
4 | 繁栄/Prosperity |
4 | 瞑想/Meditate |
4 | 直観/Intuition |
4 | 実物提示教育/Show and Tell |
3 | 先細りの収益/Diminishing Returns |
3 | 天才のひらめき/Stroke of Genius |
1 | 枯渇/Mana Short |
4 | 精神力/Mind Over Matter |
4 | 厳かなモノリス/Grim Monolith |
3 | 水蓮の花/Lotus Blossom |
1 | 巻物棚/Scroll Rack |
土地 (21) | |
12 | 島/Island |
4 | シヴィエルナイトの寺院/Svyelunite Temple |
4 | 裏切り者の都/City of Traitors |
1 | 古えの墳墓/Ancient Tomb |
サイドボード | |
4 | ブーメラン/Boomerang |
2 | 枯渇/Mana Short |
2 | 冬眠/Hibernation |
2 | 魔力消沈/Power Sink |
1 | 無効/Annul |
1 | 禁止/Forbid |
3 | 新緑の魔力/Verdant Force |
- 基本的には青単色だが、サイドボードには新緑の魔力/Verdant Forceが潜んでいて、2戦目から実物提示教育/Show and Tellや水蓮の花/Lotus Blossomで奇襲する(通称『V作戦』)。これが功を奏して2日目トップになったが、決勝トーナメントではヘイトレッドの速攻と、相性が良いはずのnWo相手にコンボパーツを全く引かず敗北を喫した。