共に逃走/Run Away Together
提供:MTG Wiki
異なる陣営に属するクリーチャーが2人で一緒に逃げる羽目になってしまうバウンス・インスタント。
2人対戦の場合は現実からの剥離/Peel from Realityとほぼ同様の効果となる。自分のクリーチャーはETB能力や出来事などを持ち再利用する旨味があるカードを、対戦相手のクリーチャーはそれらを持たずできるだけ重いもしくはオーラや装備のついたカードを戻してカード・アドバンテージとテンポ・アドバンテージを稼いでいくのが基本戦術。
多人数戦の場合は、プレイヤーの選択肢が増えて自分のものを対象にする必要がなくなるためさらに便利になる。
マーフォークの秘守り/Merfolk Secretkeeperや圧倒される弟子/Overwhelmed Apprenticeを対戦相手のクリーチャーともども手札に戻すことで、テンポを奪いライブラリー破壊の手数を増やせる。リミテッド(特にブースター・ドラフト)においては、共に逃走とマーフォークの秘守りがコモンであり数を集められることから、これらを軸にしたライブラリー破壊デッキがアーキタイプとして確立している。勿論バウンスはETB、出来事とも相性抜群。
- おとぎ話で美醜対照的な男女の話と言えば美女と野獣だが、エルドレインの王権版のイラストのモチーフはヴィクトル・ユーゴーの小説『ノートルダム・ド・パリ』だろう。美しい踊り子エスメラルダと醜く背中の曲がったカジモドは共に逃走を果たせず悲劇的な結末を迎えてしまう。
「美徳は美徳だ。それを育んだ心がどうであれ。」
ルール
- 日本語訳ではややあいまいだが、「異なるプレイヤーにコントロールされているクリーチャー2体」がこの呪文の適正な対象である。命令の光/Ray of Commandなどによって解決時に両方のクリーチャーが同じプレイヤーにコントロールされていた場合、両方のクリーチャーが不正な対象となる。
- 対象とした2体のクリーチャーのうち片方が不正な対象になっていても、それのコントローラーをチェックして、もう一方のクリーチャーが適正な対象であるかどうかを判定する。