ハーキルの召還術/Hurkyl's Recall
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プレイヤー1人のすべてのアーティファクトを手札に戻すバウンス呪文。軽いマナ・コストで大量のバウンスができ、アーティファクトを破壊できない青の対アーティファクト手段となる。
自分も対象にできるので、マナ・コストが安価なマナ・アーティファクト、特にMoxと組み合わさると、マナ加速として働く。このコンボを利用したデッキが猛威を振るったが、そのMoxが禁止や制限になったため、その力は半減してしまった。だが、現在はストームという概念が登場し、このような利用法が再び可能となっている。
ヴィンテージでは、修繕/Tinkerから出てくる対処が難しい巨大クリーチャーを無力化できる点が重宝され、メインからの採用率も高い。(このようなクリーチャーとしては現在、荒廃鋼の巨像/Blightsteel Colossus、墨溜まりのリバイアサン/Inkwell Leviathan、鋼の風のスフィンクス/Sphinx of the Steel Windの3つがあるが、そのいずれにも効く点に注目。)
モダンにおいては親和が一定の地位を築いており、遅めの青いデッキがその対策としてサイドボードに大量投入することがある。
- コントロールしているかどうかではなくオーナーであるかどうかを参照するため、コントロールが変更されている場合などには注意。
- 対戦相手のアーティファクトだけをバウンスできるので、親和のミラーマッチで劇的に効く。
- 「召還術」であって、「召喚術」ではない。ちなみに「召還」は「呼び戻す」という意味。「呼び出す」「召喚」とは逆。
- 第10版のイラストは、それ以前のイラストと比べるとものすごい変わり様である。
1999年10月1日よりタイプ1(現ヴィンテージ)で制限カード、タイプ1.5で禁止カードに指定されていたが、どちらも2003年4月1日に解除されている。
関連カード
- 亜種に、コントローラーを問わずすべてのアーティファクトを戻す再建/Rebuild(3マナ)や、自分のコントロールするアーティファクト限定となった撤収/Retract(1マナ)がある。
参考
- ハーキル/Hurkyl(背景世界/ストーリー用語)
- カード個別評価:アンティキティー - アンコモン1
- カード個別評価:第10版 - レア
- カード個別評価:第5版 - レア
- カード個別評価:第4版 - レア
- カード個別評価:リバイズド・エディション - レア
- カード個別評価:モダンマスターズ2015 - レア