ゲインランド
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隠れ家(Refuge)とは、ゼンディカー初出の2色土地サイクル。タルキール覇王譚では対抗色版が作られたほか、ゼンディカーの隠れ家(友好色5種)の同型再版も収録された。タルキール版は運命再編でも再録されている。
- タルキール覇王譚収録の10枚はいずれもカード名に「隠れ家」の名を冠さないが、この項で扱う。
タップインデュアルランドの上位互換の一つで、端的に言うなら「1点ライフ回復のCIP能力がついたタップインデュアルランド」である。
ライフ1点というと些細なものに感じるが、ゲームへの影響は少なくない。例えば対戦相手がライフを20点きっかり削りきることを前提としたデッキの場合、その計画を大きく狂わせることができるし、別の例として悪斬の天使/Baneslayer Angel(パワー5)を唯一のダメージソースとしたデッキならば1ターンの猶予を得られることになる、と決して侮れない。土地に付属した効果としては、悪くないと言えるだろう。(→回復)
そのためいずれのカードも、M10ランドなどの競合相手の存在により多用はされないものの、1~2枚挿されることも多い。
タルキール覇王譚版が収録された時点のスタンダードでは他の2色土地は友好色は神殿とフェッチランド、対抗色は神殿とペインランドと選択肢が少ないため、2色デッキでは3種類目の2色土地として1~2枚採用されることもしばしば。また、ライフ回復手段に乏しい低速デッキの場合は4枚積みされることもある。
- ゼンディカー版はアンコモン、タルキール覇王譚版はコモンと、タップインデュアルランド同様に稀少度が低いので財布にやさしい。また、リミテッドでは多色デッキのマナ基盤の安定に大きく貢献してくれる。
- コモンの2色土地は少なく、一部の参照カードを使用しない限り門の上位互換であるため、Pauperの多色デッキでは重宝される。
- ペガサスの隠れ家/Pegasus Refugeはカード名に「隠れ家/Refuge」とつくが、このサイクルとの関係は無い。
- さらに、隠れ家/Safe Havenは日本語名が「隠れ家」だが、こちらもこのサイクルとは関係無い。
該当カード
ゼンディカー
- セジーリの隠れ家/Sejiri Refuge
- ジュワー島の隠れ家/Jwar Isle Refuge
- アクームの隠れ家/Akoum Refuge
- カザンドゥの隠れ家/Kazandu Refuge
- 灰色革の隠れ家/Graypelt Refuge
タルキール覇王譚
- 友好色
- 平穏な入り江/Tranquil Cove
- 陰鬱な僻地/Dismal Backwater
- 血溜まりの洞窟/Bloodfell Caves
- 岩だらけの高地/Rugged Highlands
- 花咲く砂地/Blossoming Sands
- 対抗色
- 磨かれたやせ地/Scoured Barrens
- 急流の崖/Swiftwater Cliffs
- ジャングルのうろ穴/Jungle Hollow
- 風に削られた岩山/Wind-Scarred Crag
- 茨森の滝/Thornwood Falls
参考
- Little Things Matter(Building on a Budget 2009年9月16日 Jacob Van Lunen著)
- Developing Khans/カンのデベロップ(Feature 2014年9月8日 Erik Lauer著)
- 多色地形
- 土地
- カードの俗称