白蘭の騎士/Knight of the White Orchid
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クリーチャー — 人間(Human) 騎士(Knight)
先制攻撃
白蘭の騎士が戦場に出たとき、対戦相手1人があなたより多くの土地をコントロールしている場合、あなたは「あなたのライブラリーから平地(Plains)カードを1枚探し、それを戦場に出し、その後ライブラリーを切り直す。」を選んでもよい。
土地税/Land Taxの流れを汲む白特有の土地サーチ能力を備えたクリーチャー。対戦相手よりコントロールしている土地が少ない場合に土地をサーチできる。
似たような能力を持つ白の小型クリーチャーとして、雨ざらしの旅人/Weathered Wayfarerが挙げられる。CIP能力なので起動やマナが必要ない分こちらのほうが即効性があり、効果を発揮する前に除去されるという心配もないが、繰り返し使うことはできず、サーチ可能な土地も平地限定となっているため、性質はかなり異なったものとなっている。
構築において2マナ2/2の先制攻撃は白ウィニーのクリーチャーとしてそれなり。土地を切り詰めることの多いウィニーで、土地事故の可能性を少しでも減らせるメリットは大きい。メインから遍歴の騎士、エルズペス/Elspeth, Knight-Errantのような重いカードを採用している場合の潤滑油になるし、単純に後攻スタートの3ターン目に唱えて、手札からも土地をプレイできればテンポ面で優位に立てる。カード・アドバンテージも得ているのがありがたい。
先攻スタートした場合能力の誘発は期待できないため、境界石などと併用されることも多かった。土地を生け贄に捧げるタイプのカードを後押しするためにも役立つだろう。
多色が基本のリミテッドにおいて、色拘束のきついクリーチャーは若干使いづらい感があるが、先制攻撃によりクリーチャー戦に強いので地上の戦線構築に一役買ってくれる。首尾よく賛美クリーチャーを並べることができたならアタッカーとしての活躍も期待できる。土地のサーチは使えたらラッキーぐらいに考えておこう。
開発秘話
このカードのイラストは開発時に他のカードと交換されたものである。最初にこのカードに用意された騎士のイラストはヴァレロンに仕える者/Steward of Valeronに転用されている。その代わり、当初は「Armageddon Man」としてデザインされていた領土を滅ぼすもの/Realm Razer用のバント騎士のイラストがあぶれていたため、こちらで採用されることになった。土地を消去する嵐を起こそうとする騎士の姿が、土地を引っ張ってくるメカニズムに再利用された訳だが、雰囲気は出ている。(→Topic Explosion参照)
ストーリー
白蘭の騎士/Knight of the White Orchidはバント/Bantの白蘭騎士団/The Order of the White Orchidを構成する騎士。開けた平地の先達(ガイド)であり護衛(ガード)である。