野生の狩りの達人/Master of the Wild Hunt
提供:MTG Wiki
Master of the Wild Hunt / 野生の狩りの達人 (2)(緑)(緑)
クリーチャー — 人間(Human) シャーマン(Shaman)
クリーチャー — 人間(Human) シャーマン(Shaman)
あなたのアップキープの開始時に、緑の2/2の狼(Wolf)クリーチャー・トークンを1体生成する。
(T):クリーチャー1体を対象とする。あなたがコントロールするすべてのアンタップ状態の狼をタップする。これによりタップされた各狼は、それぞれそのクリーチャーに、自身のパワーに等しい点数のダメージを与える。そのクリーチャーは、自身のパワーに等しい点数のダメージを、それのコントローラーの望むように、それらの狼に割り振って与える。
狼・クリーチャー・トークンを生み出す能力と、狼を使ってクリーチャーにダメージを与える能力を持ったクリーチャー。
1つ目の能力によってカード・アドバンテージを稼ぎ、2つ目の能力でクリーチャーの除去までできるため、守りきることさえできれば制圧力は高い。ただし、トークンが紅蓮地獄/Pyroclasmなどの全体火力で一掃されてしまうサイズであり、野生の狩りの達人が除去耐性を持たないため単体除去で狙われても辛いということを考えると、自分のターンごとに1体というスピードは悠長に感じられる。
除去の枚数が限られるリミテッドでは強力。構築で使うならば、全体強化でトークンを活かしたり、装備品で野生の狩りの達人に被覆などを与えたりして使いたい。
- 狼をタップすることは起動コストではなく効果の一部である。
- 解決時に対象が不適正ならば、能力がルールによって打ち消されるため(立ち消え)、狼はタップされないし狼にダメージが与えられることもない。
- 狼が先にダメージを与え、その後に対象のクリーチャーが与える。変幻のハイドラ/Protean Hydraなどが対象のときはこの順番が重要になるため注意。
- 状況起因処理は能力の解決中にはチェックされない。狼からのダメージで致死ダメージに達したとしても、即座に破壊されることはなく、狼にダメージを与え返す。
- ダメージを与えたりダメージを与えられたりする狼は、この能力によってタップされた狼だけである。既にタップ状態であった狼はどちらにも関係しない。
- ダメージを割り振るのは能力の解決時である。どの狼にダメージが与えられるかは解決時までわからないため、再生や軽減したいならば解決前にする必要がある。
- 2つ目の能力によって参照される狼は、野生の狩りの達人の1つ目の能力によって生み出されたトークンだけではない。
- 過去のカードに、カード名のよく似たMaster of the Huntが存在する。そちらも緑のクリーチャーで、「群れ」をイメージした狼・トークンを生み出す能力を持っている。また、両者のイラストもよく似ている。
- エルドラージの碑/Eldrazi Monumentとの強いシナジーを持つ。除去耐性を上げ維持費を捻出でき、トークンも破壊されないため能力が使いやすくなると良い事尽くめである。→エルドラージの碑