聖別されたスフィンクス/Consecrated Sphinx
提供:MTG Wiki
対戦相手がカードを引くたびに、こちらはその2倍のカードを引けるようになるスフィンクス。精神の占有/Psychic Possessionを強化したような能力を持っている。
6マナで4/6飛行なら悪くない性能。高いタフネス以外に除去耐性は持っていないが、出した後、無事にターンを返しさえすれば、とりあえずカード・アドバンテージは確保できる。上手く生き延びさせれば、大量のアドバンテージを得られるので、引いたカードでこれを守ったり、ボードコントロールを固めるなどしていきたい。
普通に守っているだけでも十分強いが、スタンダードならジェイス・ベレレン/Jace Belerenあたりと組み合わせるとなお強力。第1の能力で得られるアドバンテージ量が第2の能力を上回るようになる。
ルーター能力を相手に対して起動するのも悪くない。相手の手札の質が良くなるが、自分は2枚引けるため、金言/Words of Wisdom以上のアドバンテージとなる。
新たなるファイレクシア以降、四肢切断/Dismemberに耐えられるタフネスと、饗宴と飢餓の剣/Sword of Feast and Famineと戦争と平和の剣/Sword of War and Peaceの両方に強い青であることが注目されるようになった。Caw-Bladeなどで少数採用されることがある。
- お互いに聖別されたスフィンクスをコントロールしていると、ドローがドローを連鎖し、凄まじい事になる。(誘発型能力が解決される度に相手の誘発型能力が2回誘発し、それをどちらかが引かないことを選ぶまで繰り返す。)これはミラディンの傷跡ブロック構築では有力なカードであるため、このような出来事も珍しくない。
- カードを引くのは任意である。しかしカードを引くことを選んだ場合は必ず2枚引き、1枚のみ引くことはできない。
- 多人数戦では、対戦相手の数だけより強力になる。もはやライブラリーアウトに注意が必要な場合もあるだろう。
- 当初は全く注目されていなかった(カスレア扱い)。初めに結果を出したのはミラディンの傷跡ブロック構築で、その強さが知れ渡り、その後、スタンダードでも採用されるようになった。
- ミラディン包囲戦版のフレイバー・テキストによれば、ジン=ギタクシアス/Jin-Gitaxiasに「聖別」されたようである。
ジン=ギタクシアスの手による祝福をうけたもの。
- 2021年6月に行われたオラクル更新で、数多くのファイレクシア/Phyrexiaおよび新ファイレクシア/New Phyrexia由来のクリーチャーにファイレクシアンのクリーチャー・タイプが与えられたが[1]、このカードはファイレクシア陣営の透かしを持っているにも関わらず、例外的に変更を受けなかった。これは、変更時点で既に二度、ファイレクシア要素のないフレーバーで再録されていたことが主な理由と思われる。Amonkhet Invocationsでは、おそらくはアモンケット/Amonkhetの神によって聖別されたスフィンクスとして(イラスト)、Secret Lair Drop Series: Extra Life 2020では子供たちの手によって聖別されたスフィンクスとして描かれており(イラスト)、これらを鑑みファイレクシアンの追加は不適当と判断されたのだろう。また、将来の再録を見越してのものとも考えられる。
参考
- ↑ Modern Horizons 2 Update Bulletin(News 2021年6月18日 Jess Dunks著)
- Double Dipping/二重取り(Daily MTG Serious Fun 2011年1月18日 文:Adam Styborski)
- 聖別(せいべつ)(カード名国語辞典)
- カード個別評価:ミラディン包囲戦 / ファイレクシア陣営 - 神話レア
- カード個別評価:ダブルマスターズ2022 - 神話レア
- カード個別評価:アイコニックマスターズ - 神話レア
- Secret Lair Drop Series: Extra Life 2020
- Amonkhet Invocations