Demonic Consultation
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インスタント
カード名を1つ選ぶ。あなたのライブラリーのカードを上から6枚追放する。その後、選ばれた名前のカードが公開されるまで、あなたのライブラリーの一番上のカードを公開し続ける。そのカードをあなたの手札に加え、これにより公開された他のすべてのカードを追放する。
マジック最強クラスの疑似サーチ呪文。大量の自虐的ライブラリー破壊にも成り得るため、さまざまな逸話を生み出した、いわく付きのカードでもある。
たったの1マナという軽いインスタントで、欲しいカードを(教示者サイクルと違って)直接手札に加えるという強力なカード。
ただし、引き換えに大きなリスクを伴う。最初に、悪魔を呼び出すのに精神力を大きく消費する(ライブラリーのカードを上から6枚追放する)うえ、指定したカードが見つかるまで次々とライブラリーを追放していくことになる。最悪のケースは最初に追放する6枚の中に指定したカードがすべて含まれていた場合で、そうなればライブラリーアウトによる敗北の運命が待つのみである。→デモコンデス
そのため、この呪文を唱えるならば、指定するカードは最低でも3枚はライブラリーに残っている事が確率的に望ましい。しかし時として、デッキ中に1枚しか残っていないカードや、1枚挿しのカードが必要なこともあったりする。まさに「悪魔に頼み事をするのは命がけ」ということを、身をもって体感させられる呪文である。
時としてライブラリーが半分以上消し飛ぶこともあるが、元々ライブラリーを全部使い切るようなデッキは少ない。したがって、強烈なデメリットに見えても案外そうでもない事が多々ある。→デモコン理論
- デッキに入っていないカード名を指定するのも適正である。当然ながら、ライブラリーはすべて追放されて空になる。
- 精神隷属器/Mindslaverを使われた状況でこれが手札にあると、友情即死コンボになってしまう。
- 自らのライブラリーを空にする手段としても使われる。例えばタッサの神託者/Thassa's Oracleとのコンボによって、合計わずか3マナで特殊勝利を狙うことも可能。
- なお、以前のルールであれば、デッキに入っているわけがない1996 World Championなどのとんでもないカード名を指名することができたが、現在のルールでは「オラクルに存在する適正なカードのカード名」を指定しなければならない(CR:201.3)。
- 略称はデモコン。もちろんこれは「Demonic Consultation」というカード名に由来しており、コントロールデッキのコンとは関係ない。日本では「コンサルタント」「コンサルティング」という形で聞くほうが多い単語だろう。
禁止・制限指定
2000年10月1日より、タイプ1(現ヴィンテージ)で制限カード、タイプ1.5で禁止カードに指定される。2001年4月1日より、エクステンデッドでも禁止カード。2004年9月20日より、タイプ1.5から移行したレガシーでも続けて禁止となっている。
関連カード
ライブラリーを大量に削るサーチの亜種。
- 預言する妖術使い/Divining Witch - スペルシェイパー版。(ネメシス)
- 大霊堂の戦利品/Spoils of the Vault - 追放した枚数と同数のライフを失う代わり、事前にカードを追放しない調整版。(ミラディン)
- 悪魔の取り引き/Demonic Bargain - 13枚を追放してから探す。(イニストラード:真紅の契り)