デモコン理論
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デモコン理論とは、「ライブラリーを最後まで使い切らないデッキならばどの道使わずに終わってしまう無駄ライブラリーが発生するので、いくらかライブラリーが削れたって全く問題は無い」という考え方。ライブラリーにおけるスーサイドとも言える。
インスタント
カード名を1つ選ぶ。あなたのライブラリーのカードを上から6枚追放する。その後、選ばれた名前のカードが公開されるまで、あなたのライブラリーの一番上のカードを公開し続ける。そのカードをあなたの手札に加え、これにより公開された他のすべてのカードを追放する。
クリーチャー — オーク(Orc)
(赤),(T):あなたのライブラリーのカードを上から8枚見る。それらのうちの4枚を無作為に選んで追放し、その後残りをあなたのライブラリーの一番上に望む順番で置く。
1/1クリーチャー — ビースト(Beast)
(赤),あなたのライブラリーのカードを上から10枚、追放する:クリーチャー1体かプレインズウォーカー1体かプレイヤー1人を対象とする。弧炎撒きはそれに2点のダメージを与える。
4/5デモコンとはDemonic Consultationの俗称。ごっそりライブラリーが消し飛びうるデメリットを伴うものの、このデメリットは見た目の印象とは裏腹に重いものではなく、実際には禁止カードに指定されるほどのパワーカードである。その活躍からこの理論の解説にDemonic Consultationが用いられるようになり、この名がついた。ただし、Demonic Consultation自体にデモコン理論が通じない部分もあるため(後述)、あくまで名称の元ネタであることに留意したい。また、この理論を最初に世に知らしめるきっかけとなったのはオークの司書/Orcish Librarianである。このカードを使ったスライが成績を残した事で、ライブラリー操作の重要性と、ライブラリーはリソースの一つに過ぎず、勝敗に直結しない範囲までなら消費しても問題ないという事実が広まった。
特定のキーカードが存在し、かつデッキからサーチを行う場合は話が変わってくるが、キーカードが特に存在しないビートダウンデッキなどの場合、ライブラリーの一番上から30枚も一番下から30枚も、内容的に殆ど変わらない。また、特定のキーカードが存在するデッキでも、ライブラリーを切削したり追放したりして削る場合と削らない場合でキーカードを引く確率は変化しない(ただし、削る前と削った後では変化する)。したがって、弧炎撒き/Arc-Sloggerなどでライブラリーを30枚消し飛ばしてしまったとしても、それらはゲームが終わるまでライブラリーの底で無駄になるはずだった、あってもなくても変わらないカードも同然なのである。
- Demonic Consultationはサーチの処理を行う前に「ライブラリーの一番上から6枚を追放する」という手順を踏むことから、運悪くサーチしたいカードがすべてこの6枚に含まれているとそのままライブラリーアウトしてしまう(→デモコンデス)ため、一概にデモコン理論では片付けられない。
- 当然だが、ピットサイクルやプロスブルームの様にライブラリーのカードを全部引ききる事が前提になっているデッキや、バベルのようにライブラリーの枚数そのものが意味を持つデッキでは通用しない理論である。また、対戦相手がライブラリーアウトを勝ち手段としている場合は友情コンボにもなってしまため、その点でも常に通用するとは限らない。
- 初心者プレイヤーは、ライフが減ることを恐れる(→ライフ#その他)のと同様にライブラリーが削れることも恐れる傾向にある。ライブラリーを消費するカードを使いこなす第一歩は「ライブラリーが削れる恐怖を克服する事」であろう。