雷の指揮者、ザファイ/Zaffai, Thunder Conductor
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伝説のクリーチャー — 人間(Human) シャーマン(Shaman)
魔技 ― あなたがインスタントやソーサリーである呪文を唱えるかコピーするたび、占術1を行う。その呪文のマナ総量が5以上であるなら、青赤の4/4のエレメンタル(Elemental)・クリーチャー・トークン1体を生成する。その呪文のマナ総量が10以上であるなら、対戦相手1人を無作為に選び、雷の指揮者、ザファイはそれに10点のダメージを与える。
1/4呪文のマナ総量が多いほど効果が増える魔技能力を持つ伝説の人間・シャーマン。
基本的には最低でも先見のキマイラ/Prescient Chimera、重い呪文からトークンを得る点では機械医学的召喚/Metallurgic Summoningsに似た使用感で、普通に使えばその中間の性能という所。5マナの呪文からでも4/4のトークンしか得られないので制圧能力ではあちらに大分劣るが、統率者指定できるスペルシナジーのエンジン源という点での価値は高い。また、コピーでも誘発する点が差別化要素であり、重い呪文の多いストームとの相性に秀でる。
そして最も目を引く10マナ以上呪文から10点バーンする能力だが、青か赤のインスタントやソーサリーで10マナを越えるカードは、登場時点では時間への侵入/Temporal Trespassや一斉噴火/Volcanic Salvoなど数える程しか存在していないので基本的にはXマナ呪文から達成していくのを狙う能力となる。X火力との合計でライフを焼き切るのを目指すバーンランプの様な動きが基本。上記のストームを持つカードに10マナが無いので、10点火力を多段誘発させる事が出来ないのが惜しまれるが、千年嵐/Thousand-Year Stormからマナ加速呪文を連打して10マナを越える呪文を叩きつけるなどで似た動きの実現は可能。
- 能力は順番にチェックされる。呪文のマナ総量が10以上なら、占術とトークン生成とダメージのすべてが行われる。
- ダメージを与える対戦相手は解決時に無作為に選ばれる。
- 英語版のカードには、ルール文章中の自身のカード名を書くべきところが「Zaffai, Thunder Collector」となっている誤植がある(カード画像)。
関連カード
サイクル
統率者2021のメイン統率者サイクル。対抗色2色の伝説のクリーチャーで、稀少度は神話レア。
- 大衆扇動者、ブリーナ/Breena, the Demagogue(白黒)
- 雷の指揮者、ザファイ/Zaffai, Thunder Conductor(青赤)
- 本質の予見者、ウィロウダスク/Willowdusk, Essence Seer(黒緑)
- 再構築者、オスギル/Osgir, the Reconstructor(赤白)
- 双子唱者、アドリックスとネヴ/Adrix and Nev, Twincasters(緑青)
ストーリー
ザファイ/Zaffaiは、アルケヴィオス/Arcaviosの魔法学院ストリクスヘイヴン/Strixhavenの大学の一つ、プリズマリ大学/Prismari Collegeの教授/Professorを務める人間。男性(イラスト)。
ザファイが十分な歳になるとすぐ、両親は彼をストリクスヘイヴンに送った。その芽生え始めた音楽の才は、世界一の指導を受けるに値すると請け合って(実際のところ、彼の才能は確かに驚異的だったが、練習のたびに我が家に無作為に雷が落ちたり、我が家が台風に飲み込まれたりすることに両親はうんざりするようになっていた)。彼は魔道士としても音楽家としても成功し、それと同時に新たな適性を発見した――指揮だ。
彼は教職に加えて、プリズマリの優秀な学生たちの精鋭課外活動、ストリクスヘイヴンズ・アーケイン・オーケストラ/Strixhaven's Orchestra of the Arcaneの首席指揮者/Grand Maestroも務めている。彼らは明白な理由で屋外でのみ練習し、そのコンサートでは空いっぱいに自然要素魔法の美しい爆発が広がる。
登場作品・登場記事
- The Legends of Strixhaven/ストリクスヘイヴンの伝説たち(Feature 2021年4月13日 Fox Allison, Doug Beyer, and Ari Zirulnik著)