テフェリーのヴェール/Teferi's Veil
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Teferi's Veil / テフェリーのヴェール (1)(青)
エンチャント
エンチャント
あなたがコントロールするクリーチャーが攻撃するたび、それは戦闘終了時にフェイズ・アウトする。(それがフェイズ・アウトしている間、それはそれが存在しないかのように扱う。それはあなたの次のアンタップ・ステップの間であなたがアンタップする前にフェイズ・インする。)
変則的な、フェイジング効果を持つエンチャント。自分の攻撃クリーチャーは、戦闘終了後にフェイズ・アウトする。結果的に自分の攻撃担当クリーチャーは対戦相手のターンにはフェイズ・アウト状態になるため、それに関連した様々な状況が生じる。
- まず、フェイズ・アウト済みのクリーチャーは、対戦相手のソーサリーやオーラによる除去にやられにくくなる。
- また、フェイズ・アウトしてしまえば自分の全体除去から影響を受けないため、ジョークルホープス/Jokulhaupsや神の怒り/Wrath of Godなどとのコンボはかなり強烈。相手のクリーチャーを全滅させ、自分のクリーチャーだけを生き残らせることができる。
- そして、元からフェイジングを持つクリーチャーとの組み合わせも強力。フェイジング持ち(微風の守り手/Breezekeeperなど)は、マナ・コストに似合わずサイズが大きいものの、通常では2ターンに1回しか攻撃に参加できない。しかし、これと組み合わせれば戦闘終了時にフェイズ・アウトしたのち、次の自分のターンに戻ってくるため、毎ターン攻撃が可能になり使い勝手が良くなる。
- 終了ステップや戦闘終了ステップにペナルティ能力のあるクリーチャーとのコンボも興味深い。
- 例えば「終了ステップに手札に戻る」ヴィーアシーノの砂漠の狩人/Viashino Sandstalkerは手札に戻る必要がなくなる。
- 別の例では、「戦闘終了後に生け贄に捧げる」の濃霧の精霊/Fog Elementalも、攻撃に使う限りは事実上ペナルティ能力を無視できる。
一方デメリットとしては、自分の攻撃担当クリーチャーが攻撃できない、もしくは攻撃しても生き残れない(フェイズ・アウトする前に死んでしまう)状態では意味がないという点が挙げられる。また、セラの天使/Serra Angelのような警戒持ちの「アタッカー/ブロッカー兼用クリーチャー」とは相性が悪いことがあるだろうか。
構築では、これを主軸に据えたビートダウンデッキを真木孝一郎が日本選手権97に持ち込み、ベスト8に入賞した実績がある。