火による戦い/Fight with Fire
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ソーサリー
キッカー(5)(赤)(あなたはこの呪文を唱えるに際し、追加で(5)(赤)を支払ってもよい。)
クリーチャー1体を対象とする。火による戦いはそれに5点のダメージを与える。この呪文がキッカーされていたなら、代わりに、望む数のクリーチャーやプレインズウォーカーやプレイヤーを対象とする。火による戦いはそれらに10点のダメージをあなたの望むように分割して与える。
通常は対クリーチャー火力だが、キッカーすると10点もの割り振り火力と化すソーサリー。
キッカーなしではクリーチャー限定かつソーサリーと、取り回しにやや難があるが、3マナにして5点というダメージの高さは魅力的。天使やドラゴン級ですらこれ1枚で焼けるため、半ば赤の確定除去のような振る舞いを見せる。特に同セットの強力カードである黎明をもたらす者ライラ/Lyra Dawnbringerが狙えるのは嬉しい。そして、いざキッカーすればプレインズウォーカーやプレイヤーにもダメージを飛ばせるようになり、エンドカードとしても機能する。
ソーサリー故の使い勝手の悪さこそあるものの、3マナの火力としてはかなり高水準な性能を持っており、構築/リミテッド問わず有用な一枚。特にリミテッドでは前述したとおり確定除去に近く、赤を使うなら必ず採用したいカード。
参入時のスタンダードでは、赤単アグロのサイドボードによく採用される。大型クリーチャーへの除去として有用なことに加え、ラムナプ・レッド以降の赤単は4~5マナのカードの割合が高く土地も多めのミッドレンジ寄りの構築が主流であり、長期戦になった場合や青白コントロールに残骸の漂着/Settle the Wreckageを使われた場合など、9マナ貯まる状況も珍しくなく、キッカーして対戦相手を焼き殺すこともしばしば。
- 使い勝手こそ異なるが、往年のウルザの激怒/Urza's Rageのリメイクといった趣のカード。今回はプレインズウォーカー/Planeswalker・ヤヤ・バラード/Jaya Ballardの呪文である(イラスト)。
- 9マナ10点には焼尽の風/Searing Windもある。そちらと比較するとソーサリーかつダブルシンボルだが、より柔軟性が上がっている。