遵法長、バラル/Baral, Chief of Compliance

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Baral, Chief of Compliance / 遵法長、バラル (1)(青)
伝説のクリーチャー — 人間(Human) ウィザード(Wizard)

あなたがインスタント呪文やソーサリー呪文を唱えるためのコストは(1)少なくなる。
あなたがコントロールする呪文や能力が呪文を1つ打ち消すたび、あなたはカードを1枚引いてもよい。そうしたなら、カード1枚を捨てる。

1/3

マジック・オリジンのストーリーで登場したチャンドラの宿敵にして、父・キランを殺害した張本人。インスタントソーサリーコスト軽減する上に打ち消し呪文ルーター効果を付加する。

「打ち消し呪文を唱えやすくして後続を引き込む」という性質は、近年弱体化が進んでいるパーミッション戦略を強力に後押ししてくれる。ルーター効果では手札を増やすことこそできないものの、受け身なデッキでは手札の質も量と同様に重要になるため、利用価値は高い。ただし、デッキ内にクリーチャーが少ないと対戦相手の手札で腐っている除去がバラルに向けて飛んで来るので、これを生き残らせることに固執しているとかえってカウンターを浪費してしまいかねない。本人はあくまで1/3でしかないので、保護してやるべき場面と見限るべき場面をよく検討するべきだろう。

コスト軽減能力は打ち消し呪文以外にも有効なので、ドロー除去火力トークン生成など、組み合わせるインスタント・ソーサリーによっては応用の幅が広い。ただし軽減を当てにしてマナカーブを構築すると、これを引けなかったり除去された場合に行動が大きく制限されるリスクがある。この点はマナ・クリーチャーなどと同じであり、逆に相手がバラルを出してきたら積極的に焼いてやりたい。

  • 自分の呪文を打ち消してもドローが出来るので、手札で打ち消しが死に札になっている場合には自分の他の呪文に対して使うというプレイングもできる。アドバンテージこそ確実に失ってしまうものの、墓地利用を狙う場合には有効なので覚えておいて損は無い。

関連カード

サイクル

霊気紛争伝説のクリーチャーサイクル。いずれもレアで各に1枚ずつ存在する。自身の名を冠するソーサリーである巧技サイクルも同時収録されており、その能力によってマナ・コストを支払うことなく唱えられるマナ・コストに設定されている。

ストーリー

バラル/Baral人間の男性。ギラプール/Ghirapurの秩序を維持する遵法長。詳細はディレン・バラル/Dhiren Baralを参照。

参考

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