死の宿敵、ソリン/Sorin, Grim Nemesis

提供:MTG Wiki

2016年4月29日 (金) 01:37時点における河川 (トーク | 投稿記録)による版
移動: 案内, 検索

Sorin, Grim Nemesis / 死の宿敵、ソリン (4)(白)(黒)
伝説のプレインズウォーカー — ソリン(Sorin)

[+1]:あなたのライブラリーの一番上のカードを公開し、そのカードをあなたの手札に加える。各対戦相手はそれぞれ、それのマナ総量に等しい点数のライフを失う。
[-X]:クリーチャー1体かプレインズウォーカー1体を対象とする。死の宿敵、ソリンはそれにX点のダメージを与え、あなたはX点のライフを得る。
[-9]:すべてのプレイヤーの中で最も多いライフの総量に等しい数の、絆魂を持つ黒の1/1の吸血鬼(Vampire)・騎士(Knight)クリーチャー・トークンを生成する。

6

イニストラードを覆う影で登場した4枚目のソリン忠誠度能力は、手札の補充と各対戦相手ライフロスドレインクリーチャートークンの生成。

+1能力
ライブラリーの一番上公開して手札に加える。さらにうつろう爆発/Erratic Explosionと似た点数で見たマナ・コストを参照するライフロス効果もつく。忠誠度を増やしつつ確実にハンド・アドバンテージを稼げる点は強力。
ライフロスについては対象をとらず各対戦相手に影響し軽減などもできないという利点はあるが、失わせる値が不安定である点が問題。デッキの4割程度を占める土地カードが公開されると効果が0になってしまう。重いカードを多めに入れたデッキであれば効果の期待値が上がり、かつ繰り返し起動することでランダム性をある程度カバーできる。
あるいはドラコ爆発のようなコンボを狙っても良い。例えば共鳴者で重いカードを捨てて墓地に置き、忘られじ/Not Forgottenでライブラリーの一番上に置いてから起動するといったやり方が考えられる。
-X能力
クリーチャープレインズウォーカーを対象とするXドレイン。初期忠誠度が6と高いため、戦場に出たターンにすぐ起動してもかなりの点数のダメージ与えられる。その分ライフ回復量も大きい。使い捨てて6マナ6点ドレインとしても十分な威力である。ただし、プレイヤーを対象にできない点には注意。
-9能力

絆魂を持つの1/1の吸血鬼騎士クリーチャー・トークンを戦場に出す。すべてのプレイヤー中でもっとも多いライフの値に等しい数のトークンが出るため、対戦相手のライフが何点であろうと攻撃さえ通るなら確実に0以下にできる。

ボード・アドバンテージ面でも優秀だが、1/1のトークンなので全体火力やマイナス修整に弱い、勝利を決めるには次のターンまで待つ必要があると確実性、即効性にやや欠ける。これを起動できる状況なら盤面を制圧できているはずなので、無暗に起動せず+1能力で相手のライフを削りつつ-X能力でボード・コントロールを維持した方が良い場合もある。

戦場に出たターンに-X能力で厄介なクリーチャーやプレインズウォーカーを除去し、忠誠度が残れば+1能力でアドバンテージを重ねていくことができる。全体除去など重いカードを多めに採用した持久型のコントロール・デッキ向けの性能。

プロツアー「イニストラードを覆う影」では3位のSeth Manfield、4位の八十岡翔太エスパーコントロールで採用した。(参考英語/日本語

  • 日本語のカード名は誤訳と思われる。「Grim」は「厳しい、残酷な、気味が悪い」といった意味で、過去のカードでは「厳かな(厳かなモノリス/Grim Monolith等)」、「不気味な(不気味な発見/Grim Discovery等)」、「無残な(無残な競争/Grim Contest等 )」といった単語に訳されている。「死の」という訳は意訳としても無理がある。また、「Nemesis」もテンプレートに従って「宿敵」と訳されているが、もともとこの単語はギリシア神話で神罰を擬人化した女神の名であり「天罰を与えるもの」という意味も持つ。ストーリーの背景を考えると後者の意味と思われるので、「厳格なる処罰者」あたりが適切だろうか。

関連カード

ストーリー

故郷に帰還したソリン。イニストラード/Innistradを荒廃させようとするナヒリ/Nahiriを止めるために他の吸血鬼に協力を求め、狂気に陥り人間を襲い始めたアヴァシン/Avacynを破棄する。

詳細はソリン・マルコフ/Sorin Markov (ストーリー)を参照。

参考

QR Code.gif