マナの合流点/Mana Confluence
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真鍮の都/City of Brassのリメイク。ライフを失うデメリットはマナ能力の起動コストになった。土地になったファイレクシアのレンズ/Phyrexian Lensとも言える。
わずかな差異はあるものの(下記参照)、基本的な性能は真鍮の都と同じ。マナを生み出すたびにライフを支払う必要があるためコントロール系のデッキでは使いづらいが、前のめりなビートダウンデッキやコンボデッキではアンタップインで好きな色のマナを生み出すことができる優秀な土地である。
スタンダードでは貴重な5色地形であるというだけでなく、貴重なアンタップインの多色地形でもある。3色以上のデッキはもちろん、2色のものでもデッキの方向性によっては十分採用を考えられるカード。
一方、モダン以下の環境では、本家の真鍮の都が健在なうえ、他にも各種様々な多色地形がひしめいていることから、影響は相対的に小さい。とはいえもちろん優秀な土地には違いないため、真鍮の都やペインランドを用いているデッキならば、追加もしくは入れ替えで用いる価値はあるだろう。また統率者戦のようなハイランダー形式でも新名義の多色地形は嬉しい。
真鍮の都との差異
- 真鍮の都に勝る点
- ただタップ状態になっただけでは、ライフを失うことはない。
- ヨーグモスの墳墓、アーボーグ/Urborg, Tomb of Yawgmothと併用するときや、リシャーダの港/Rishadan Portに妨害されたときなどに差が出る。
- 双子神の指図/Dictate of the Twin Godsなどのダメージを増幅するカードや、アゾールの雄弁家/Azor's Elocutorsなどの自分がダメージを受けると不利益が発生するカードと併用しやすい。
- (エターナルのみであるが)City in a Bottleの影響を受けない。
- 真鍮の都に劣る点
- ダメージの軽減や移し変えによってデメリットを回避・逆利用することができない。
- ライフを支払えない状況ではマナ能力を起動することができない。
- ライフが0以下で何らかの効果により敗北を免れている場合、歓喜の天使/Angel of Jubilationや白金の帝像/Platinum Emperionをコントロールしている場合などがこれに該当する。
- ライフを失う前に生み出したマナを使うことができない。
- 例えば互いのライフが1点で、対戦相手にショック/Shockを唱えたい場合に差が出る。真鍮の都は手順によってはこちらが勝利できる(真鍮の都/City of Brassのページ参照)が、マナの合流点の場合はどのタイミングでマナ能力を起動しても、ショックの解決の前に必ず状況起因処理が入るため、敗北してしまう。
参考
- A Confluence of Power(Daily MTG、Top Decks、文:Luis Scott-Vargas)
- 5色地形
- カード個別評価:ニクスへの旅 - レア